姓名判断の虎の舞は、五格剖象方を基本とし、姓名の根幹である「天・人・地」三才を重視する姓名判断サイトです。

姓名判断と四柱推命を用いた詳細な相性判断法

これまで当サイトでは相性判断については深く論じてきませんでした。なぜならそれは、後天的なエネルギーを司る姓名だけでの相性判断では中途半端になるからです。このため詳細な相性を判断するためには、もって生まれた先天的なエネルギーを見るために四柱推命を用い、先天運と姓名の両方からお互いのエネルギーの比較を行う必要があります。

最近当サイトで四柱推命のプログラムを整備したことに加え、相性の問題に興味をもつ方がかなり多いようですので、今回このコラムにて詳細な相性判断の方法を解説したいと思います。

普通相性判断は姓名であれば人格や地格、四柱推命では日主や日支同士を比較するなど、固定的な見方が一般的なようですが、最も重要なのは喜神・忌神という概念です。この喜神や忌神は四柱推命を用いて先天的なエネルギーを調べ、その様相から導き出すものなのですが、相性を知りたい二人の喜神・忌神を見比べることにより、かなり高い精度で相性というものが判断できます。

これに加え、今回は先天運からうかがう大運という大きな運勢の流れを見ることにより、お互いの関係性がどのように変化するのか?という流動的な相性の見方も解説を致します。

まず、相性を判断する場合の3つの要旨を以下に記します。

相性を判断するための3つの要点

  • 姓名の人格と地格から相性を判断する (全体の30%程度)
  • 先天運の日主と日支から相性を判断する (全体の30%程度)
  • 先天的な喜神・忌神から相性を判断する (全体の40%程度)

()内のパーセンテージは相性に対する影響力の度合いを示しています。

以上が詳細な相性判断をする場合の要点ですが、今回は私が見た中でも最高の相性と考えられる、元SMAPのメンバーである香取慎吾さんと草彅剛さんの例を取りながら一つ一つ具体的に見ていきましょう。(お二人の相性につきましては、こちらのページでも解説しています。)

1. 姓名の人格と地格から相性を判断する

まずはお二人の姓名から相性を見ていきましょう。姓名から相性を判断する場合は、お互いの人格と地格に注目します。なぜ人格と地格なのかと言うと、人格と地格は特にその者の性質に大きな影響を与える部位だからです。特に人格はその者の本質的な性格をあらわす部位ですので、最も重要視します。また、外格や総格もその者の性質に影響していますので、こちらは付随的に見ます。

それでは、香取慎吾さんと草彅剛さんお二人の姓名を見比べてみましょう。

香取慎吾さんの姓名

草彅剛さんの姓名

まずは人格についてですが、香取さんの人格が22・陰木であることに対して、草彅さんの人格は24・陰火です。木と火は相生の良い関係です。やや本質的に暗いところもある陰木を、暖かな心をもつ陰火が柔らかく照らすような相性ですから、香取さんは暖かい心を持つ草彅さんに惹かれやすいでしょう。陰木は陽木とは違ってやや湿っていますので、火に会うことにより明るくなったり元気が出たりするのです。また草彅さんにしても、木は火を生じる関係ですから、お互いに元気をもらっていることになります。

また地格も香取さんが21・陽木、草彅さんが10・陰水と相生します。この関係は水が木を生じる関係ですが、陰水は雨水のような水で木を生じるために最も適しており、とても良い関係と言えます。人格の場合は香取さんが草彅さんを生じ、地格の場合は草彅さんが香取さんを生じているため、とても理想的な関係と言えます。(※ちなみに一文字名の場合は地格ではなく前運として見ますから、草彅さんの場合は10・陰水となります。)

次に外格や総格も見てみましょう。これらはそれほど相性には強い影響力をもちませんが、どちらも互いに相生していることが見て取れます。このため、姓名判断から見る二人の相性は抜群に良いことが分かります。

2. 先天運の日主と日支から相性を判断する

次は四柱推命を用いてお二人の先天運をうかがい、その日主と日支から相性を判断してみます。この日主と日支も姓名判断の人格と地格同様、これらの部位がその者の性質に最も強く影響しているからです。特に日主という日柱天干の干は、その者の本質的な性質を示しています。

以下は香取慎吾さんと草彅剛さんお二人の先天運です。

香取慎吾さんの先天運

草彅剛さんの先天運

日主について見ていきますが、十干の見方について分からない方もいると思いますので、簡単に説明しておきます。十干とは、木・火・土・金・水の五つの五行を、それぞれ陰陽に分けたものです。この十干が基本的なエネルギーを構成しており、四柱推命を語る際の最も重要な概念と言えます。

甲・乙(木)
甲は大きく立派な木の幹のような性質を持っています。真面目で意志が強く頑固な面があり、プライドが高いです。無骨で男性的ですが優しい面もあり、情が深く理性的です。乙の人は草花や木の根にたとえられ、甲より繊細で柔弱です。しかし柔軟性が高いため考え方も柔らかく、また忍耐強い面もあり、様々な場面で活躍が期待できます。どちらも情が深いでしょう。
木の人(甲・乙)との相性 親和性が高く互いに助け合える良い相性です。
火の人(丙・丁)との相性 甲の人は相手を助けてあげたくなるでしょう。特に甲・丁の二人は相性が良いと言えますが、喜神・忌神の関係で相性の度合いもかなり変わります。
土の人(戊・己)との相性 木は土を剋す五行ですので素直になりにくい相性です。ただし甲・己の関係は干合であり、共に惹かれやすいでしょう。基本性質は相剋ですが、これも喜神・忌神の関係によっては非常に良い関係と成り得ます。
金の人(庚・辛)との相性 木は金から剋されますので、やや萎縮しやすい相手です。特に甲・庚の二人は互いに自我がとても強いため、一度ぶつかり合うと一歩も譲らないところがあります。ただし、これも喜神・忌神の関係によって良い相性と成り得ます。
水の人(壬・癸)との相性 木を生じてくれる水の人はとても頼りになる人で親近感をもちやすいでしょう。男女であれば水の人は木の人に尽くしてくれる相手となりやすく、特に癸の人は木の人をよく助けます。
丙・丁(火)
丙は太陽のような強い火で燦々と輝いているイメージです。基本的に明るく前向きで活発ですが短気な面もあります。丁はそれに比較して蝋燭の火や炎等にたとえられ、繊細で優しくやや力弱い面があるものの、人情味が深く暖かい面をもち、洞察力や観察力にも長けます。
木の人(甲・乙)との相性 木は火を生じる関係ですので、相手に対しては親近感を抱きやすいでしょう。とても助けになる相手であり、また勇気や元気をもらえる相手と言えます。
火の人(丙・丁)との相性 共に同じ性質を有し燃え上がりやすい関係です。助け合える良い関係ですが、お互いに短気で急躁な面があるためあまり火のエネルギーが強すぎる者同士はかっかしやすくなります。
土の人(戊・己)との相性 火は土を生じる関係ですから、相手を助けてあげたくなるような気持ちになりやすく、惹かれやすい関係です。とても良い相性と言えるでしょう。
金の人(庚・辛)との相性 火は金を剋しますので相手との間に距離感を感じやすいところがあります。しかし丙・辛は干合の関係で惹かれやすく、これに加え喜神のエネルギーが補いあえれば最高の関係となるでしょう。
水の人(壬・癸)との相性 水は火を剋す五行ですので、相手に対して厳しさや冷たさを感じるかもしれません。特に壬の人はサバサバとしてやや冷たい面がありますので、火の人をやや困惑させることもあるかもしれませんが、これも喜神のエネルギーを補い合えれば良い関係と成り得ます。
戊・己(土)
戊は陽剛な土で固く締まっています。このため度量は大きいですが頑固なところもあり、概して威勢がよく剛毅です。己はその点柔弱な土で柔軟性が高く耐久力も強い。基本的に優しく穏和な人が多く、慈愛もあり器が大きいですが、あまり土が強すぎる場合はやはり頑固・強情となる人もあります。
木の人(甲・乙)との相性 木は土を剋す五行ですので、相手に対してはやや威圧感を覚えるかもしれません。しかし甲・己は干合の関係であるため惹かれやすく、お互いのエネルギーを補いあえれば最高の関係となるでしょう。
火の人(丙・丁)との相性 火は土を生じる五行ですのでとても頼りになる相手です。また明るく暖かい面をもつ火の人に惹かれやすく、相手も積極的に助けになってくれる相性の良い相手です。
土の人(戊・己)との相性 土は比和関係ですので親近感をもちやすく、また理解・共感しやすい良い相性です。
金の人(庚・辛)との相性 土は金を生じますので、相手を何かと助けてあげたくなることもあるでしょう。特に庚・己の組み合わせは相性が良く、親密度が高いです。これは己がよく金を生じるからです。
水の人(壬・癸)との相性 土は水を剋す五行ですので、相手に対して警戒心や反発心をもちやすいかもしれません。特に壬と戊の組み合わせはどちらも内面に強情な面があるため、互いに相手に合わせる努力が必要です。しかしお互いに喜神のエネルギーがあれば良い関係となります。
庚・辛(金)
庚は陽剛な金で刀剣など鋭い刃物にたとえられます。性情は十干のうちで最も剛毅で鋭い気性を有していますが、これもその他のエネルギーのあり方により様々に変化します。辛は柔弱な陰金で原石や宝石などにたとえられ、やはり自我が強く剛毅な面はあるものの、庚よりもかなり繊細かつ柔らかさがあるでしょう。
木の人(甲・乙)との相性 木は金に剋される五行ですので、少々ぶつかり合いやすい相性です。特に庚と甲はともに剛毅なため、喧嘩となった場合はお互いに譲りません。しかしこれも、お互いに喜神のエネルギーがあれば親和性の高い良い相性となります。
火の人(丙・丁)との相性 火は金を剋す五行ですので、やや理解しにくい相手と感じるかもしれません。しかし丁と庚、丙と辛(干合)の関係は概して良く、一緒にいると癒されるでしょう。また火の力が金の剛毅さを抑えてくれます。これに加え、喜神のエネルギーが補い合えれば最高です。
土の人(戊・己)との相性 土は金を生じる五行ですので、相手に対しては親近感を抱きやすく、また相性も抜群です。概して土の人は金の人をよく助けてくれます。特に己は金をよく生じますので、相手に好感をもちやすいでしょう。
金の人(庚・辛)との相性 金は同じ五行ですので理解度が高く相性も良いです。ただし特に庚は非常に剛毅で自我が強いため、遠慮がなければお互いに傷つけやすく、自制が必要な関係です。
水の人(壬・癸)との相性 水は金が生じる五行ですので基本的に相性が良く、相手を助けたり尽くしたくなる関係です。金は水に洗われることによって輝きを増しますので、一緒にいると楽しい関係になりそうです。
壬・癸(水)
壬は陽で勢いの強い水ですから、大きな河川の流れの強い水などにたとえられ、鋭い知恵と俊敏な行動力を有しています。概してサバサバとしていて内面はやや冷ややかな傾向があり、非常に頭が切れ、行動は迅速です。癸の人はそれに比して雨水などにたとえられる陰水ですから、壬のような激しさはなく柔らかさと優しさをもち、行動は比較的落ち着いています。どちらも知恵が高いのが特徴です。
木の人(甲・乙)との相性 木は水が生じる五行ですので、とても相性が良いと言えます。木の人に対しては尽くしたくなる気持ちを抱きやすく、相手もそれをすんなり受け入れてくれるでしょう。特に甲・癸の相性は素晴らしく、相手と助け合える良い関係です。
火の人(丙・丁)との相性 火は水に剋される五行ですので、相手に対しては少々距離感を感じやすいかもしれません。特に壬と丙の関係は互いに沖の関係ですので、すんなりとはいかず、お互いに理解する努力が必要となるでしょう。しかし、互いのエネルギーが補いあえればこれも良い相性と成ります。壬・丁は干合の関係ですので、相性は基本的に良いですが、反発することもあるでしょう。
土の人(戊・己)との相性 土は水を剋す五行ですので、相手に対しては少々やり辛さを感じるかもしれません。特に戊の人は水を強く剋しますので、時に威圧感を感じることもあるでしょう。ただし土が喜神となる場合は別で、この場合は良い相性となります。また戊・癸は干合の関係ですから、互いに惹かれやすく相性も良いです。
金の人(庚・辛)との相性 金は水を生じる五行ですので親近感を抱きやすく、また相手から助けられることも多そうです。一緒にいると気分が楽になる良い相性です。
水の人(壬・癸)との相性 水は比和関係ですので理解力の高い相性です。お互いに頭の働きが鋭く知恵が深いですので、共通の話題で盛り上がりやすいでしょう。ただし互いにあまりくっつかず、サバサバとした関係になる傾向があります。

以上のことが基本的な相性関係ですが、これも生命エネルギー全体がどのようになっているかで随分様相が変わってきます。例えば甲・癸の良い関係でも、互いに相手の忌神を多く持っていると、なんとなく一緒にいると嫌な気分になったり、反発したくなったりということがありますので、この基本関係以上に後で説明する喜神・忌神の様相が物を言います。

ところで、お二人の日主を見比べてみますと、香取さんは戊土、草彅さんは辛金ですから、これも相生の関係。戊土は乾いた土で金を生むにはそれほど適さないとは言え、相性はとても良いと言えます。土は金を生み助ける五行ですので、金の人である草彅さんは、土の人である香取さんに安心感を抱きやすいでしょう。

次に日支を見ます。日支は日柱の地支部分を見ます。地支は蔵干と言って、その内に複数の五行エネルギーを蔵しています。このため干同士の関係よりもやや複雑になりますが、主には本気同士の関係に注視します。()内の五行は本気と言い、その地支が含むエネルギーの中で最も有力な五行のことです。

・子 (水) - 蔵干は癸・壬

・丑 (土) - 蔵干は己・辛・癸

・寅 (木) - 蔵干は甲・丙・戊

・卯 (木) - 蔵干は乙・甲

・辰 (土) - 蔵干は戊・癸・乙

・巳 (火) - 蔵干は丙・庚・戊

・午 (火) - 蔵干は丁・丙

・未 (土) - 蔵干は己・丁・乙

・申 (金) - 蔵干は庚・壬・戊

・酉 (金) - 蔵干は辛・庚

・戌 (土) - 蔵干は戊・丁・辛

・亥 (水) - 蔵干は壬・甲・戌

香取さんの日支は子水、草彅さんの日支は亥水ですから、これらは同じ五行を本気とする比和関係です。比和関係の場合は似た者同士として意気投合することが多く、相手に対して親近感を抱きやすいでしょう。こちらも良い関係と言えますので、ここまでの香取さんと草彅さんの関係は最高と言えます。

日干や地支の合関係はどう見るのか?

ちなみに四柱推命には干合や支合という概念があり、これらを相性判断ではどのように考えればよいでしょうか。合に関してここで詳しくは述べませんが、一般的には甲・己、乙・庚など合関係にある干同士は惹かれやすく、またしばしば最高の相性と考えられます。しかし合する干同士は、私は無条件に良いとは言えない関係だと考えております。なぜなら合関係にある干同士は、元々の性質が相剋する五行だからです。

例えば甲と己であれば、本来はそれぞれ木と土の性質をもっていますが、お互いに陰陽が異なる正反対の性質を有するため、惹かれやすいと言えます。このため以下で説明する喜神・忌神の関係が良ければ最高の関係となる可能性もあるものの、そうでない場合は元々が相剋関係であるため、傷つけ合う可能性もあると言えるでしょう。甲・己であれば、甲が主導権を得やすく、己がそれに従う形になりやすいと言えます。

地支の合も同じように見ます。例えば子と丑は支合の関係ですが、元々これらの地支は蔵干中に水と土を本気として有しています。このためとても惹かれやすい関係ではありますが、特定の条件(お互いの喜神・忌神を補う関係)でないと最高の相性とは言えないのです。ただし地支の場合は、その中に複数の干を蔵干として有するため、蔵干同士を比較することも必要です。このため、本気が同じでも地支によって相性が異なりますので見る際に多少の注意が必要です。

3. 先天的な喜神・忌神から相性を判断する

最後に私が最も重要と考える、先天的な喜神・忌神を取った上で相性を判断していきます。ちなみに喜神とは、木・火・土・金・水の五つのエネルギーの内、その者のエネルギー(運勢)を良化するために必要な五行。反対に忌神とは、その者のエネルギーの流れを偏らせて運勢を弱くしてしまう五行のことです。

これらの喜神・忌神のエネルギーを、相手がどれくらい有しているのかということが、相性判断では重要になってきます。つまり相手が自分の忌神のエネルギーを沢山もっていた場合、その相手を生理的に受け付けなかったり、またその相手といるとなぜか気分が塞ぎがちになったりということがよく起きます。反対に相手が喜神のエネルギーを沢山もっていた場合は、相手に対して親近感や好感をもちやすいということが言えるでしょう。

さて、ここから香取さんと草彅さんの喜神・忌神を取っていきます。この方法について書いているととても長くなってしまうため、要点のみ記述します。

 
香取慎吾さんの先天運
時柱日柱月柱年柱

香取さんは丑月の土旺の生まれであるため、月令を得ています。これに加え、火と土が重々とあるため身強。土が最強となっていますので、この土を剋す甲を用神として取ります。喜神は木と水です。反対に忌神は火と土です。

 
草彅剛さんの先天運
時柱日柱月柱年柱

草彅さんは金を生じる未月に生まれていますが、7月9日はまだ火が強い火旺の時期ですから、実際には火のエネルギーが見た目以上に強い先天運です。これに加え、火を生じる寅木が二つ、甲も一干あるため、木・火のエネルギーがやや大過しています。火は日主の辛金を剋す五行ですので、総じて身弱。このため日主を助ける土・金を喜神とします。反対に木・火・水が忌神です。

さて、お二人の喜神・忌神が分かりましたので、ここで互いのエネルギーを見比べてみましょう。四柱推命ページにおけるお二人の五行エネルギーの力量も参考にしてみてください。香取さんにとっての喜神は木と水でしたが、草彅さんは木のエネルギーをふんだんにもっています。対して草彅さんの喜神は土と金でしたが、香取さんは土のエネルギーを存分にもっています。このことから、先天的にも二人の相性が抜群に良いことが分かります。ただし、多少お互いに忌神のエネルギーを有していますので、ここでの判定は70~80%程度の相性と言えます。しかし全体的に見て素晴らしい相性です。

先天運から喜神・忌神が取れない場合

八字を見ても喜神や忌神が分からないというのが普通だと思います。その場合は簡単に五行の力量表から相性を推測することもできます。まずは自分の四柱推命ページをご覧いただき、【五行の力量】のグラフを参照して下さい。木・火・土・金・水の五つのエネルギーのうち、それぞれ自分がもって生まれたエネルギー量がどれくらいなのかを大体ですが知ることができます。

この内、極端に欠けている五行は自分の喜神である可能性が高いです。もし喜神でなくても、足りないエネルギーであることは確かなので、これを相手がふんだんにもっている場合は、相性が良い可能性が高いと言えます。この逆も同様で、最もエネルギー量が高い五行を相手も沢山もっていた場合は、相性があまり良くない可能性があります。概して自分が相性が良いと感じた相手は、自分の足りないエネルギーを多くもっているものですので、参考程度にご覧下さい。※厳密には大運の動向もあわせて見ます。

ただし、従旺格などに分類される場合は、概して最強となっている五行が喜神となりますので、一概にはできません。また、四柱推命プログラムの【五行の力量】グラフでは、合や沖を計算していないため、合や沖の多い命式におきましては、グラフのエネルギー量と実際のエネルギー量がかなり異なってくることがあり、注意が必要です。

大運の動向から今後の相性を見る

さらに大運の動向をうかがうことにより、お互いの相性の行方を知ることもできます。大運とは、10年毎に切り替わる非常に大きな影響力を持つ後天的な運勢のことです。この大運の干支がその者のエネルギーに変化を及ぼしますので、詳細に判断する場合は先天的エネルギーだけでなく大運をも加味します。

以下、お二人の今後の大運をそれぞれ見てみましょう。

香取慎吾さんの今後の大運
41歳~(現在)【丙午】 草彅さんの忌神である火が強い大運のため、草彅さんから見ると少々相手と距離を取りたくなる時期です。
51歳~【丁未】 こちらも同様火の強い大運であるため、草彅さんから見ると少々相手のことが疎ましく感じやすい時期です。
61歳~【戊申】 この大運は草彅さんの喜神である土・金が強いですから、香取さんに強く惹かれやすい時期です。
71歳~【己酉】 こちらも同様、草彅さんの喜神である土・金が強いですから、香取さんに強く惹かれやすい時期であり、強い絆を感じやすいでしょう。
草彅剛さんの今後の大運
40歳~(現在)【乙亥】 香取さんの喜神である木・水の大運であるため、香取さんは草彅さんに対して強い魅力を感じることでしょう。
50歳~【丙子】 こちらは天干に香取さんの忌神の火があらわれましたが、子は強い水のエネルギーを有しますので相性は吉。
60歳~【丁丑】 香取さんの忌神である火・土がやや強まりますので、香取さんは草彅さんをやや疎ましく感じやすい時期です。
70歳~【戊寅】 戊土ありますが、香取さんの喜神である寅木が来ていますので、相手に惹かれやすい時期。

と簡単ですが、大運から相性を読む方法もご紹介致しました。さらに詳細には流年運も考慮しますが、ここでは割愛します。総じて香取さんと草彅さんの相性は今後も良く、二人は離れがたい関係と言えるでしょう。

このように姓名と先天運からお互いのエネルギーを子細に観察することにより、互いの詳細な相性が分かりますので、皆さんも是非活用してみてください。ただし、相性が悪かったとしても落胆する必要はありません。相手との関係性は相性だけで決まるわけではなく、互いの努力によってもどんどん良くなるからです。ちなみに私と妻との相性は50~60%程度ですが、それでも互いの努力によって信頼関係を積み重ねた結果、その関係性はとても良いものになっています。

以上、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。