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「夫を殺してしまった」妻の姓名にあらわれた家庭運最悪の暗示

 5月8日午前1時半ごろ、青森県十和田市のとある住宅で、寝ていた夫の首をコードで絞めて殺害した疑いで妻の寺沢良子容疑者が逮捕されました。事件は寺沢容疑者が「夫を殺してしまった」と兄に連絡し、その兄が警察に通報したことから事件が発覚しました。この事件に関して付近の住民は、『(妻・良子容疑者は)とても良い感じの方です。びっくりしました』などと語っていましたが、姓名は嘘をつきません。というのも、この妻の姓名には家庭運(人生)最悪の兆があらわれていたのです。それでは鑑ていきましょう。  以下に事件の概要を、各メディアから引用してお伝えします。  『逮捕された青森県十和田市東二十三番町の保育士、寺沢良子容疑者(57)は8日午前1時半ごろ、自宅の寝室で寝ていた夫の繁美さん(63)の首を電気コードで絞めて殺害した疑いがもたれています。調べに対し、寺沢容疑者は容疑を認めているということです。』  『付近の住民:「(妻・良子容疑者は)とても良い感じの方です。びっくりしました」「(Q.普段からトラブルはあった?)全然、私たちには感じられなかった」寺沢容疑者は繁美さんとの2人暮らしで、警察が犯行の動機を調べています。』  『寺沢容疑者の勤務する保育園によりますと、寺沢容疑者は日頃から夫の病気について悩んでいたということです。「(職員の)心の痛みに気付かなかったという思いで、非常に残念な思いをしています」(容疑者の勤務する保育園の理事長)』  『良子容疑者の勤務先によると、繁美さんは昨夏ごろから市内の精神科のある病院に通っていたという。』

姓名に病難の暗示をつ夫の繁美さん

 殺された夫の寺沢繁美さん(63歳)は四大運すべて吉数揃いですが、その三才は【火・火・土】の凶です。この三才は見ての通り天格・火->人格・火->地格・土の相生関係で構成された三才であり、どうしてこれが凶なのかと首を傾げる人もあるかもしれません。実はこれは土の上で火が燃えている形ですが、人格・火に対して地格に生じるものがない状態のため病難・短命のある構成なのです。もし地格に木があれば状況は全く別で、この火はいつまでも力強く燃えている暗示がありますが、地格の土は火のエネルギーを奪うため火はいつ燃え尽きてもおかしくない状態です。ちなみに私は【土・火・火】などの配置も病難・短命の誘導があると見て凶としています。この配置をもつ有名人としては、昭和を代表する日本のスターとして成功したものの、生涯怪我と病気に苦しんだ石原裕次郎さんなどがいます。  前述の記事には『繁美さんは昨夏ごろから市内の精神科のある病院に通っていた』とあり、繁美さんは何か神経症を患っていたようです。この【火・火・土】の配置をもつと必ず神経症やうつ病を患うというわけではありませんが、熊﨑氏の著書には「外見吉の姿を呈していても内面に分離作用を生じ、かえって短命悲運に陥る恐れがある」とあります。しかし四大運にすべて吉数をもっていることからすると、この夫はとても強いエネルギーをもった人で、しかもとても短気な人ですから、妻に対してもかなり口やかましかったのではないでしょうか。それをあらわすのが人格の33という数ですが、これは凡人には身につかないとされる強烈な運勢をもっており、しかもこれが後ほど述べる妻の寡婦運と暗闘・対立を起こすのです。  しかし、夫の姓名を見ても殺された原因は見つかりません。それは妻の姓名を見ることで明らかとなります。

家庭運(人生)最悪の暗示をもつ妻の良子容疑者

 付近の住民たちの話によれば、寺沢さん夫婦には何の問題もないように映っていたようですが、姓名を見ればどのような家庭運なのか、あるいは夫婦仲はどうなのかといったことが一目瞭然です。そのため、もし外見的には夫婦仲が良さそうに見えても、たとえば妻の姓名に寡婦運がある場合などは、実際には夫婦関係が悪いということがすぐに分かるのです。  夫を殺した寺沢良子容疑者(57歳)は、姓名中に家庭運凶となる要素を四つも有しています。一つ目は姓名中に大凶数である9数と10数をもつということです。このような強い凶数をもつと当然人生において不幸な出来事や波乱が多くなりますから、家庭的にも面白くないことの連続で、苦労が絶えません。またこれらは「病弱」「薄弱」といった凶相を含みますから、体は決して強い方ではなく、精神も疲れやすいのです。それに加えこれらは逆境運ですから、次第に家庭というものが嫌になりすべてを放りだしたくなることが何度もあったでしょう。しかし、もし三才が相生の関係であれば凶数の影響を相当緩和したはずです。ところが、寺沢容疑者の三才は火の下に水があるという最悪の暗示をもちます。  二つ目の凶兆である三才【火・火・水】は「急変運」と言われる配置ですが、この「急変」という言葉には様々な意味が含まれています。もしかしたらそれは病難、つまり突発的な心臓発作や心筋梗塞による急変かもしれませんし、突然の交通事故や災難による急変かもしれません。あるいは自分の内部に端を発する急変、これは突然自殺を考えるようになったとか、あるいは自分を苦しめる夫を殺そうと考えるようになるというのも「急変」です。これらは一種こじつけ的な説明に聞こえるかもしれませんが、【火・火・水】など三才に「剋」の関係がある場合は、常に人格が剋されるという状態ですから、事あるごとに精神的な変調を来しやすいのです。たとえば寺沢容疑者のように【火・火・水】の人であれば、気分が変わりやすく、激しやすく落ち込みやすい性質で、明るくしていたと思ったら突然ずうんと暗く沈んでいるといった不安的な性情をもちます。このように、三才に不良がある場合は内面の変化を発作的に生じやすいのです。  三つ目の凶兆は人格と外格の関係にあらわれています。寺沢容疑者は人格に24数の火をもちますが、これに対して外格は9数の水です。これは皆様も御存知の通り、「剋」の悪い関係です。そして、私の理論において外格は配偶者をあらわしますので、これに剋されるということはつまり、「配偶者に関することで苦心がある」ということです。多くは配偶者との関係がぎくしゃくし、相手から口やかましく言われたり、常に行動を咎められたりといったことが起こるため、夫婦仲に自然と距離が出来ます。ですからこの配置から分かることは、寺沢容疑者は普段から、口うるさく気性の荒い夫のことを怨んでいた可能性があり、これが事件の動機になったことも確かでしょう。しかし、これでもまだ夫を殺すには充分ではありません。  最後の凶兆は最も強烈なもので、これは総運の33数という寡婦運にあらわれています。この数を人格や総格にもつ夫人はその外見においていかに夫と仲が良さそうに見えても、内実は全く異なります。しかも夫の人格にも33数がありますので、これらが運勢的な暗闘を起こし数々の難事を引き起こすのです。先ほど夫は「気性が荒く短気で口うるさい」性格だと述べましたが、実は寺沢容疑者も負けてはいません。写真ではいかにもおっとりとした女性のように見えますが、33数をもつ人は男女ともに非常におしゃべりで短気、また豪毅で権威力旺盛といった強い性格であるため、寺沢容疑者は夫に対して人知れず反発心を抱いていたに違いありません。このように33のような強烈な数を夫婦で一つずつもてば、当然夫とは対立的な関係になります。ただし寺沢夫婦においては、明らかに夫の方が運勢が強いため、家庭での立場は夫の方が強く、これが寺沢容疑者の精神を圧迫・刺激し、殺人の動機へと繋がったのだと思います。  ところで、外格は配偶者自身や、家族との関係など環境運を司りますが、寺沢容疑者の外格・9数は孤独・逆境・刑罰殺傷などの意をもつ凶数です。ですからこれが外格にあらわれているということは、夫がそのような立場に置かれることを暗示しています。あまり知られてはいませんが、外格の運勢は周囲の人間に強く影響しますので、外格に凶数がある場合は配偶者や子供の運勢を落とすことになるのです。また、既婚女性が姓名に寡婦運を有していると、いかに夫と仲良くやろうと考えていても、運勢がそうはさせず、次第にその仲に亀裂を生じます。このことを念頭に置いていただき、もし結婚後の姓名に寡婦運があらわれた場合には、良い通名を付すことを強くおすすめ致します。

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