姓名判断の虎の舞は、五格剖象方を基本とし、姓名の根幹である「天・人・地」三才を重視する姓名判断サイトです。

姓名判断による相性の見方

姓名から基本的な相性の見方を解説していきます。二人の相性の良否は当人の性質に由来するものですから、互いの性質傾向をよく知ることで相性の善し悪しが分かります。

姓名判断による相性の見方は、五行の比和・相生・相剋関係が鍵となります。このためまずは数と五行の関係を覚えておくことが大切です。

そして姓名判断における相性の基本的な見方には、次のようなものがあります。

  1. 互いの人格の数(本質的な気質)から相性を知る(60%)
  2. 互いの地格の数(潜在的な気質)から相性を知る(30%)
  3. 互いの外格の数(外的な気質)から互いの接し方を知る(10%)

姓名の人格数はその人の本質的な性質を象徴していますから、まずは互いの人格数を比較します。また地格の数は名の合計数であり、その人の先天的あるいは潜在的気質を象徴する格であるため、地格数も相性をみるために有効です。これらは姓名の相性判断において90%を占めます。

さらに外格はその人の外的な性質傾向(外見や他人からの印象に影響を与える)を象徴するため、外格数を対比することによって互いの接し方や親密になる速度などを知ることができます。ただし外格数の影響は小さいため、まずは人格・地格を見てから副次的に見ます。

以上を踏まえた上で、まずは人格数から分かる基本的な性質から見ていきましょう。

十種類の基本性質と五行

その人の基本性質は姓名の人格から知ることができます。基本性質の種類は0~9までの10種類がありますが、すべて人格の1の位の数で判断を行います。たとえば人格が3の人の性質は「3」、人格が33の人も基本的性質は「3」という具合です。また人格数が30の人は基本性質「0」となります。

以下に十種類の基本性質と五行を記した表を掲載しますので、まずは自分や相手の基本性質が何に属するのかを知ることが相性判断の始まりです。

人格の一の位が「1」の人
五行陰陽
性質特徴
意志が強く一本気な実直タイプ。理性心に富み、合理的で、何事に対しても漸進的な態度で臨みます。実直・剛毅・理性的・静穏・不屈・頑固・思いやり
相性の良い五行タイプ
水・木・火
人格の一の位が「2」の人
五行陰陽
性質特徴
大人しく穏やかな平静タイプ。感性が鋭く繊細で、とても穏やかで優しい面をもち、辛抱強いです。繊細・忍耐・穏和・親切・薄弱・思いやり・協調性
相性の良い五行タイプ
水・木・火
人格の一の位が「3」の人
五行陰陽
性質特徴
活気と覇気のある明快タイプ。とても活動的な性質で、感情が燃え上がりやすく急進的で、サバサバしています。陽気・活発・明敏・おしゃべり・急進的・軽率・短気
相性の良い五行タイプ
木・火・土
人格の一の位が「4」の人
五行陰陽
性質特徴
感情の起伏が激しい敏感タイプ。とても頭が良く温和な人ですが、神経が繊細で傷つきやすく、内には急躁かつ短気な面があります。外見温和・敏感・従順・知恵・慎重・急進的・短気
相性の良い五行タイプ
木・火・土
人格の一の位が「5」の人
五行陰陽
性質特徴
温厚で人当たりの良い順良タイプです。とても器が大きく、円満で雅量に富み、人との協調性に秀でます。温厚・度量・鈍重・協調性・頑固・強情・自信
相性の良い五行タイプ
火・土・金
人格の一の位が「6」の人
五行陰陽
性質特徴
柔和で人当たりの良い重厚タイプ。協調性が高く控え目で、度量が大きく親しみやすく、和気があります。穏和・柔和・和気・度量・控え目・協調性・怠惰
相性の良い五行タイプ
火・土・金
人格の一の位が「7」の人
五行陰陽
性質特徴
自我が強く積極果敢な剛気タイプ。とても意志が強く積極的で、鋭い闘争心をもち、強気で何事にも屈しない頑強さがあります。剛毅・頑強・積極的・攻撃的・不屈・義理堅い・冷徹
相性の良い五行タイプ
土・金・水
人格の一の位が「8」の人
五行陰陽
性質特徴
曲がったことが大嫌いな頑固タイプ。一度決した事は何が何でもやり抜くという強い意志をもち、エネルギッシュで、直線的な性質です。頑固・鉄石心・パワフル・行動的・猛進・現実的・冷淡
相性の良い五行タイプ
土・金・水
人格の一の位が「9」の人
五行陰陽
性質特徴
淡泊にして行動力に優れる利発タイプ。非常に活動的かつ多感であり、知力と直感力に秀でながら、とてもクールな性情です。行動力・積極性・多感・直感力・才知・統率力・サバサバ
相性の良い五行タイプ
金・水・木
人格の一の位が「0」の人
五行陰陽
性質特徴
知的で親切だが沈鬱的な性情をもつ陰気タイプです。知恵が深く理性的で、親切心があり、忍耐力にも秀でますが苦労性です。知恵・思慮深い・素直・従順・親切・孤独・臆病・苦労性・陰気
相性の良い五行タイプ
金・水・木

以上が人格数から見る10種の基本性質と基本的な相性です。なお、姓名からより詳しく性格・性質を知りたい方はこちらの【性格判断】ページをご覧ください。

次はそれぞれの人格数と五行関係から見る、より詳しい相性の見方をご紹介します。

人格・地格の五行関係から見る基本相性

次は人格・地格の五行別に基本的な相性関係を見ていきましょう。これは木・火・土・金・水の相生・比和・相剋関係から基本的な相性関係をうかがうものです。五行の相関関係には5つの種類があります。以下の表をご覧ください。

作用意味相性
自分と同一五行同種のためすんなりと協調できる良い相性です。
自分が生じる(洩れる)五行相手に尽くしたくなる良い相性です。
自分が剋す(制する)五行相手を傷つけやすい相性です。
自分を剋す五行相手に翻弄されやすい相性です。
自分を生じる五行とても助けになってくれる良い相性です。

以上を基本として、互いの人格と地格の数を比べていきます。なお当然のことですが人格は人格、地格は地格と対象させて見る必要があります。※また一文字名の場合は名のみの合計数がその人の潜在的気質を象徴しますので、地格ではなく前運で判断をしてください。

人格もしくは地格が「木」の人
木の人との相性(幇)互いにすんなりと助け合えるとても良い相性です。互いに親切心と思いやりの心をもつため、親密な関係になることが多いでしょう。特に陰陽の関係になると吉です。
火の人との相性(洩)木は火を生じるため、何かと相手を助けたくなる良い相性関係です。特に陽火の人は明るく活発なため、相手とは楽しい時間を過ごせるでしょう。
土の人との相性(制)木は土を剋すため、少々相手と意見の食い違いや、価値観の違いが出やすい関係です。ただし「木は土に付く」というように、決して悪い関係ではありません。度量の大きい土の人に対して、木の人は安心感を覚えます。こちらも陰陽が交わる方が吉です。
金の人との相性(剋)木は金に剋されるため、相手に威圧感を感じたり、やや翻弄されやすい相性関係です。また陽木と陽金の人はともに剛毅で頑固なため、衝突すると互いが譲らず、対立関係となる恐れもあるでしょう。金の人は好き嫌いが激しくやや度量が狭いため、温和に接すると吉です。
水の人との相性(生)水は木を生じるため、とても助けになってくれる相手と言えるでしょう。概して味方になって支えてくれるため、一緒にいて居心地の良い相手と言えそうです。特に陰陽交わる場合は素晴らしい相性です。
人格もしくは地格が「火」の人
木の人との相性(生)木は火を生じるため、何かとサポートしてくれる良い相性の相手です。またおしゃべりな火の人にとって温和な木の人は居心地良い相手となります。特に陽木の人は良き理解者となるでしょう。
火の人との相性(幇)同種のため意気投合しやすい良い相性です。ともに感情的で気分が盛り上がりやすく、おしゃべりなため、話も弾む傾向にあります。特に陰陽交わる場合は素晴らしい相性となりますが、どちらも短気で激しやすいため喧嘩になると派手です。
土の人との相性(洩)火は土を生じるため、相手に尽くしたくなる良い相性関係です。また感情表現が得意な火の人に対し、土の人は落ち着いてよく話を聞いてくれるため、楽しい関係となりそうです。
金の人との相性(制)火は金を剋すため、相手との距離感や、考え方の違いを感じやすい相性と言えるでしょう。明るく活発な火に対して冷徹な金はどこか冷めて見え、良好な関係が築きにくい相手です。金の人は警戒心が強いため、暖かく親身に接することで相手との距離感が縮まります。
水の人との相性(剋)水は火を剋すため、やや窮屈さを感じやすい相手と言えるでしょう。感情的な火に対して水の人は理知的で冷静なため、時に冷たさや居心地の悪さを感じるかもしれません。特に陽水と陽火の関係は直情的なためぶつかりやすいですが、互いに理解を示すことで良好な関係を築くことができます。
人格もしくは地格が「土」の人
木の人との相性(剋)木は土を剋すため、少々ペースを乱されやすい相手です。温和でゆったりとした土に対し、特に陽木の人は実直で緻密なため、時に堅苦しさを感じる暗示があります。ただし「木は土に付く」というように、基本相性は決して悪くはなく、努力次第で理解し合える相性です。
火の人との相性(生)火は土を生じるため、何かと助けになってくれる良い相性関係です。概して温かい心で接してくれる火の人は、土の人にとって心が寛げる存在と言えるでしょう。特に陽火の人は土の人をよくサポートします。
土の人との相性(幇)ともに同種であるため、すんなりと理解し合える良い相性です。土の人はともに深い度量とどっしりとした落ち着きがあって、細かいことは気にしないため、変な気を使わずに済む相手と言えます。
金の人との相性(洩)土は金を生じるため、相手に尽くしたり、助けてあげたくなる良い相性です。自我が強く闘争心が旺盛な金にとっては、度量が大きく温和な土の人は最も相性が良く、頼もしい存在と言えるでしょう。男女との関係においても大吉です。
水の人との相性(制)土は水を剋すため、相手と価値観の違いや食い違いを生じやすい相性です。落ち着いていて比較的行動がゆっくりな土の人に対し、水の人は行動が速く次から次へと動いていくため、相手に合わせるのが大変と感じることも多いでしょう。温和を保つことが吉となります。
人格もしくは地格が「金」の人
木の人との相性(制)金は木を剋すため、相手との間に価値観や意見のズレが生じやすい相性です。金の人は剛毅なため、単刀直入に自分の意見を述べる傾向があり、木の人を傷つけやすいでしょう。特に陽金と陽木、陰金と陰木の関係はぶつかりやすいですが、温和を心がけることで良好な関係を築くことも可能です。
火の人との相性(剋)火は金を剋すため、すんなりと協調しにくい相性です。実直で秩序的な金の人に対し、感情的で陽気な火の人はとらえどころがなく、歩調をあわせるのが難しいと感じるかもしれません。
土の人との相性(生)土は金を生じるため、様々な面で支えてくれるとても良い相性です。主張が激しい金の人に対し、温和に受け止めてくれる土の人は、大変寛げる存在となるでしょう。特に陰陽関係になると大吉です。
金の人との相性(幇)同種同質のため、互いをすんなりと理解しやすい良い相性関係です。ただしともに自我と主張が強いため、協調している時は良いのですが、少し意見のズレが生じると対立関係になりやすいので注意が必要です。
水の人との相性(洩)金は水を生じるため、親密な関係を築きやすい良い相性です。金と水はともに行動的で直情的な面が共感できる部分も多く、相手を助けたくなるでしょう。水の人にとっても金の人は大変心強い存在となります。
人格もしくは地格が「水」の人
木の人との相性(洩)水は木を生じるため、何かとサポートしたくなる良い相性です。ともに理性的な水と木は親密度が高く、深い関係を築くことができます。特に陰陽交わる場合は吉です。
火の人との相性(制)水は火を剋すため、少々苛立ちやすい相手と言えるでしょう。理性的かつ冷静な水の人と、感情的で高ぶりやすい火の人は、ともすると反発しやすい傾向があります。特に陽水・陽火同士は直情的なためぶつかりやすく、温和を心がけることが必要です。
土の人との相性(剋)土は水を剋すため、相手と価値観や意識のズレが生じやすい相性です。特に行動的な陽水の人は、温和でやや鈍重な土の人にペースを乱されやすく、協調が難しい相手です。
金の人との相性(生)金は水を生じるため、何かと助けになってくれる素晴らしい相性です。金・水ともに行動的な傾向があるため、歩調を合わせやすく、金は水の人のよき理解者となってくれるでしょう。また何かと良い知恵を与えてくれる相手でもあります。
水の人との相性(幇)同種のためとても理解しやすく良い相性関係です。ともに活動的でサバサバしているため、互いに余計な気を使うことなく何事もスムーズに協調できるでしょう。貴重な知恵や斬新なアイディアが湧きやすい相手とも言えます。

以上の五行の相関関係を人格同士・地格同士で対照し、相性の善し悪しを占います。そして人格と地格がともに比和・相生関係であれば概して相性は良好、人格と地格のいずれか一つが比和・相生関係であれば小吉、人格と地格がともに相剋関係であればやや悪い相性と言えます。相性は陰陽関係を加味すると、より詳しく判断を行うことができます。

ただし相性が悪いから良好な関係が築けないというわけではありません。実際には姓名の相性が悪くても仲が良かったり、相性が良くても仲が悪かったりするケースは多くあります。その理由は以下の項でも説明しますが、姓名判断における相性は全体の50%程度だからです。このため姓名の相性が悪いからと落ち込む必要はありません。

基本的に陰陽同士の方が相性が良い

上記の解説部分でも端的に述べましたが、基本的には陰陽同士の方が陽・陽、陰・陰関係よりは相性が良いと判断します。これは「陰陽相交わる」という言葉を聞いても分かるように、基本的に陰(マイナス)と陽(プラス)は惹きつけ合う関係だからです。

また性質としましても、陽の人は積極的・剛気・率先傾向があるのに比べ、陰の人は消極的・温和・従順傾向がありますから、気質の面でも相性が良いのです。すなわち陽と陽の関係ではぶつかり合いやすく、陰と陰の関係では消極的に過ぎて馴れ合いのようになる傾向があるのに対し、陰と陽の関係ではそのバランスが取れるからです。

なお人格・地格数の一の位が1,3,5,7,9と奇数の人は陽、2,4,6,8,0と偶数の人は陰となります。ただし、その人の性質は人格のみならず、地格・外格・総格の数も少なからず影響を及ぼしますので、陰陽面においても総合的に判断することが必要になります。

外格から互いの接し方を知る

人格・地格とともに、外格もわずかですが相性に影響を及ぼします。というのも、人格がその人の本質的・内的性格であることに加え、外格はその人の外的性質(外見)を象徴するためです。

このため、人格が同じ10数・陰水であっても、外格が水であるか火であるかによってその人の印象は大きく変わります。概して前者(人格・水、外格・水)であれば水の性質がその人の外的印象となりますが、後者(人格・水、外格・火)の場合はその人の外的印象は火の性質として映るでしょう。

また外格は対人関係における「相手への接し方」や「振る舞い」に関わるため、相手の外格数を知ることでその人の周囲の人に対する関わり方が分かります。以下、簡単ですが外格数別の傾向を示します。こちらも五行の基本性質と同じです。

外格の一の位が「1」の人(陽木)
社交的なタイプで対人関係において物怖じしません。温和で明るく、率直に自分の意見を言う傾向があり、信頼関係を第一と考えます。親切なため概して誰からも好印象をもたれる傾向にありますが、外格・21数の場合は少々きつい感じがするかもしれません。
外格の一の位が「2」の人(陰木)
内向的なタイプで少々警戒心が強いところがあります。人間関係においてはとても繊細なため、自分からグイグイと人と接していくタイプではなく、まずは様子をうかがいます。このため交友関係も広いタイプではなく、狭く深い傾向となります。ただし外格32数の場合は華やかな和気があります。
外格の一の位が「3」の人(陽火)
外交的なタイプで人と積極的に交わる傾向があります。人好きで賑やかな場所が好きで、自分から積極的にアプローチしたり、会話を仕掛けたりします。また率直でサッパリとしているため、付き合いやすいでしょう。陽火は太陽を象徴し、明るく暖かく人気運となります。
外格の一の位が「4」の人(陰火)
内向的なタイプでかなり警戒心が強いでしょう。繊細な感覚をもち、人間関係においては敏感で好き嫌いが激しいところがあるため、些細なことで相手を嫌いになってしまうこともあります。寂しがり屋で人を求める面があるものの、心から馴染めずに孤独感を抱えやすい傾向があるでしょう。ただし外格24数の人は警戒心がなく、むしろ社交性があります。
外格の一の位が「5」の人(陽土)
非常に外交的なタイプで、対人関係においても物怖じせず積極的です。またとても度量が大きく、誰でも受け入れる器をもつため、周囲からの人気と信頼を集めやすい人です。特に外格が5・15・35の人は円満さと協調性を兼ね備え、リーダーとなる素質があります。
外格の一の位が「6」の人(陰土)
対人関係においてはそれほど積極的ではないものの、人好きなタイプで円満・和気・協調性に秀でています。陽土の人と並んでとても度量が大きく、誰に対しても親身に優しく接することができるため、周囲の人気者となるでしょう。ただし外格が26・36・46など凶数の場合は度量あるも暗い印象となり、とっつきにくさがあります。
外格の一の位が「7」の人(陽金)
外交的なタイプで鋭い印象です。自分にも人にも厳しい剛直なタイプで、何事も積極果敢に進めていくため、信頼感があります。ただし自我が強く、自分の意見を単刀直入に口にするところがあるため、周囲から警戒心をもたれやすいでしょう。特に外格が27数の場合は攻撃的な傾向となります。
外格の一の位が「8」の人(陰金)
それほど外交的ではないものの、対人関係はストレートなタイプです。エネルギッシュで誰に対しても奇譚なく自分の意見を発するため、信頼を得やすいでしょう。反面、少々人に対する好き嫌いが激しく、それを隠そうともしないため、しばしば対人関係において不和をもたらします。特に外格が28数の場合は攻撃的な傾向が出ます。
外格の一の位が「9」の人(陽水)
外交的かつ社交的なタイプです。積極的に人と関わり、その経験から様々な情報を吸収しようと考えるタイプであり、対人関係は広く浅くなりやすいのが特徴です。とてもサッパリしているため、付き合いやすい反面、少々冷たいと感じることもあるでしょう。
外格の一の位が「0」の人(陰水)
内向的なタイプで人との関わりは積極的ではありません。外よりも自分の内面の世界を見つめる傾向があり、対人関係においては消極的であるため、付き合う人間関係は自然狭い傾向となります。ただし概して誰に対しても親切かつ穏やかなため、好感をもたれやすいタイプです。

以上の外格数から相手の外的性質傾向を調べ、それを自分の外格数と照らし合わせることで相性を読みます。外格も相生・比和となれば打ち解けやすく、相剋となれば仲良くなるまでに時間を要する暗示があります。ただし以上の10種の判断は五行によるものであり、実際はそれぞれの数によって多少の違いを生じる可能性があります。

人格と外格関係を加味し、より厳密に相性判断をする

人格と外格の五行関係を加味することにより、さらに詳しい判断が可能となります。たとえば外格に火をもつ人は「火の外的性質をもつ」と説明しましたが、人格が水の場合はその火を打ち消すため、外格の火のエネルギーは当然弱まります。

また外格は11数・陽木であっても、人格が17数・陽金であれば、金と木は対立(相剋)を起こすため、当然木が弱まります。このため外格が火であってもそれほど明るくなかったり、外格が土であってもそれほど温和にならなかったりする、ということが起こるのです。

したがってこの人格と外格関係を加味することにより、その人の「外的性質」や「振る舞い方」がさらに詳しく分かると言えるでしょう。外格に外交的・社交的な数があったとしても、人格と外格が相剋することにより、その暗示が弱まることが往々にしてあります。

パートナーとの相性・関係性の見方

これまで人格・地格・外格によって基本的な相性判断の方法を見てきましたが、次はパートナーとの関係性を見ることについて説明していきます。パートナーとはすなわち、次の関係を指しています。

  • 恋人関係
  • 夫婦関係

実はパートナーとの関係性を見る場合は、相性判断に加えて、姓名上の定位をうかがうことが必要です。「定位」とは、四柱推命における日干と日支の関係のようなもので、夫婦関係を象徴する定まった位置のことです。

姓名判断では人格部位が自分自身を示す位置であり、外格部位が恋人および配偶者を示す位置ですので、この関係をうかがうことによって、パートナーとの関係性が分かるのです。これまで虎の舞のニュースでも沢山取り上げてきましが、結婚後にこの人格・外格関係が相剋となる場合は、夫婦の不和・対立や、離別・離婚の暗示があります。

人格・外格関係も五行の関係性から読むため、以下の5つの種類があります。以下、簡単ですが解説致します。

人格と外格の五行関係
人格と外格が同じ五行パートナーと力をあわせて協調していく暗示があります。相手を大切にし、助け支えていくため、基本的な関係性は良好と見ます。
人格が外格を生じるパートナーに尽くす傾向があります。相手の心を汲み、相手にプラスになるよう接することができるため、その関係性は大変良好と見ます。
人格が外格を剋すパートナーに不満をもちやすく、辛く当たりやすい関係性です。また、単身赴任などの寂しい生活・別居・離婚等となることもあります。
人格が外格に剋されるパートナーから不満をもたれやすく、批判されやすい関係性です。また、パートナーから迷惑を被ったり、単身赴任などの寂しい生活・別居・離婚等となることもあります。
人格が外格に生じられるパートナーがとても頼りになる暗示があります。相手から大切に思われ、様々な面で助けになってくれるため、基本的な関係性は良好と見ます。

以上がパートナーとの関係性を見る基本的な事柄です。相性とは視点がちょっと異なりますが、人格・外格関係と相性をうかがうことで緻密な判断が可能となります。

ただし人格・外格関係は、互いが影響を与え合うため、どちらか一方を見るだけでは不十分です。必ず二人の姓名をうかがい、その関係性の良否を読みます。

また以上は五行による5つの関係のみですが、陰陽を加えると10種の関係性となります。このため通常は、陰陽の情報も加えてより厳密に判断を行い、その良否を判断します。たとえば木と金の関係であっても、人格が陽なのか陰なのか、あるいは外格が陽なのか陰なのかによって随分と暗示が変わってくることがあります。

先天運も加味しより細密に相性を判断する

実は姓名判断による相性は全体の50%程度(実際は年を経るごとに変化する)です。なぜなら姓名は後天的なものであり、先天的な性質を加味していないからです。このため生年月日時(四柱推命)から先天運の情報を読み、その人の先天的性質を調べることによって、より細密に相性の判断ができるのです。

当ページは姓名判断を主体としているため、四柱推命による相性判断について具体的な解説はしませんが、その要旨は以下です。

  1. 日干と日干(四柱推命)による相性判断
  2. 日支と日支(四柱推命)による相性判断
  3. 配偶者定位によるパートナーとの関係性
  4. 喜神・忌神による相性判断

以上が四柱推命による相性判断ですが、これと姓名による相性判断をあわせて行うことにより、より細密に相性の判断ができるようになります。なかでも4の「喜神・忌神による相性判断」は特に強い影響力をもつことから、大変重要となります。また先天的な喜神・忌神が姓名にも影響を及ぼすことから、姓名とあわせて相性の判断を行うことにより、より厳密な判断ができるのです。