姓名判断の虎の舞

姓名判断x四柱推命で読み解くイチロー選手の運命

今回はイチロー選手を見ていきたいと思います。日本(世界)のプロ野球選手においては最も成功していると言っても過言ではないイチロー選手が、一体どのような運勢をもって、どのような運勢を辿ってきたのかということは、多くの人にとって非常に興味深いことだと思いますが、これも彼の先天運・後天運を読むことによって全てが明瞭となります。

これまで私の記事を読んでいただいている皆様、誠に感謝申し上げます。虎の舞(旧)から考えると随分とアクセス数は減りましたが、それでも今なお熱心な方々から日々多くのアクセスがあり、私もやりがいを感じております。仕事の都合上この記事をアップできるのは週一回かそれ以上の間隔が開くかもしれませんが、やるからには真剣にやりますのでよろしくお願い致します。

さて、これまでこの【姓名判断x四柱推命による運命解読】を読まれてきた方々は、もうかなり用神の重要性を認識されていることと思います。また、少しずつ四柱推命の読み方が分かってきたのではないでしょうか?当記事では正に『用神の取得』に絞って先天運解読を行っておりますが、詳細に四柱推命の勉強をするという内容ではありませんので、用語など分からず理解しがたいという方も中にはおられるかもしれません。しかし、先天運解読には定式のような明確な教えはありませんので、少しずつ経験と勘を養っていくということが重要です。

とはいえ、四柱推命の要は用神ですから、この取得さえできるようになれば四柱推命の90%は理解できたと言っても過言ではないのです。それは、四柱推命におけるすべては用神を中心に推し量るからです。先天運・大運・流年運はもちろんのこと、家族関係、生命エネルギーの強さ、なりやすい病気、性格、恋愛運、財運、容姿、体質、能力などなど、全ては用神(喜神)を取得しなければ明らかにならないのです。もちろん用神を取らなくても八字の五行強弱だけで何となく分かるということもありますが、それも何となくです。用神を取得すれば、それがはっきりと明瞭になり、いつ頃、どんな風に運勢が良くなるのか・悪くなるのかといったことが分かるようになりますし、これを応用することによってそれを知らない者よりも、自らの運勢を確実に強くすることができるのです。

そして今回のイチロー選手の運勢を見れば、またさらに用神を取得することの重要性に対する認識が、一段と深くなるでしょう。用神は姓名判断における三才か、それ以上に重要なものでありますから、よくよく見ていって下さい。

イチロー選手の運命

イチロー選手は下記のサイトにおいて、1973年10月22日の午前8時43分に愛知県の豊山町で生まれたそうです。まず、生まれた時間を時差を適用せず、そのまま八字にしたのが以下の図です。【出生時間の分かる有名人まとめWiki】

1973年10月22日の午前8時43分頃の命式

時柱日柱月柱年柱

しかし、時差を適用すると以下のようになります。

愛知県における1973年10月22日の午前8時43分頃の命式

時柱日柱月柱年柱

私の作成したプログラムでは都道府県単位で時差を割り出しているため、厳密なものではありませんが、この時間愛知県では真太陽時は午前9時代になることは間違いなさそうです。違いは時柱が【壬辰】から【癸巳】となり、火の官があらわれたことです。そして前者では卯・戌の合が辰によって防がれていたのが、後者ではその合を防ぐものが何もないため卯・戌は合去となりました。この合には特に吉凶はありませんが、卯は四正の一つですので、大運や流年運によって合が解ける機会は多くなります。当然合が解けますと、卯・戌両方の力が発揮されるようになります。

以下、時差を適用した後者の八字をイチロー選手の命運として見ていきます。

日主の強弱

前述のように卯・戌合去ですから、両方はほぼ無いものとして見ます。日主は辛ですが、この金を助ける干支は地支に丑が一つあるだけであり、なおかつこの土は天干にあらわれていません。また、日干以外の天干にはすべて水があるのが見て取れますが、丑も冬の土ですからかなり水を含んでおり、それはほとんど凍っているような状態ですから土としての働きができないでいます。時支に火をもつ巳があるため、これが弱いながらも丑に作用して土を強めますが、命式全体では水が非常に旺盛・優勢な状態です。

つまり、日主が弱くて食傷の水が強いわけですから、身弱です。日主は食傷大過してかなりの弱ですから、大運等においては日主を生じる五行が巡ってこなければ発福はし難いと見ます。さて、これらの情報から自ずと用神も分かってきます。

イチロー選手の用神と喜神・忌神

身弱で食傷の水が強いわけですから、水を防ぎたいです。水を防ぐことができる最も有力なものは土ですから、土が用神になりそうです。そしてさらに水をよく防ぎ止めることができるのは乾いた土である燥土ですから、イチロー選手はこれを用神とします。戊です。ただし、イチロー選手は日主が金であり、金を強く生じるのは湿土ですから、湿土も悪くはありません。以下、五行別に喜神・忌神を見ていきます。

以上がイチロー選手の用神と喜神・忌神です。これさえ分かれば、イチロー選手の一生の運勢が手に取るように分かります。

大運を読む

今回も取得した喜神・忌神が本当に事実と合致するのか、その確認を行うために大運を読んでいきます。(事実と合致しなければ、用神の取得の仕方が間違っている可能性が高いですが、人の運勢には後天運である姓名や、本人の考え方や努力も大いに関わってきますから、そのことも併せて判断しなければなりません。)

4歳~14歳【辛酉】
金は閑神ですが、このように金・金と重なれば旺盛な水を生じるだけの力となりますから、運勢は悪くないどころか吉運です。具体的には天干の辛はそのまま日主の力となり、地支の酉は卯・戌の合を解きますから、土の力も得て吉。生活は安定し、家族関係も概ね良く、やる気満々で生命エネルギーに満ちています。この頃、ウィキペディアには『小学校時代は地元の少年野球チーム・豊山町スポーツ少年団に所属。エースで4番として活躍し、6年生の時には全国大会に出場した。小学3年生の頃から、学校から帰宅後に近くの公園で父親と野球の練習をした。』などとあります。ちなみにイチロー選手にとっての父親は木の財ですが、父親との関係性は日主と財の力量バランスで見ます。『父親の卯と酉が沖するので凶』などとは見ません。木は忌神ですが、この時期は卯・戌の合が解けて卯があらわれ、この木は日主とほぼ同じか少し弱いくらいの力量でバランスが取れていますから、父親との関係は良いと言えます。また、母親の土も解合によって良いバランスであるため、この時期の両親との関係性は良いと言えます。逆に言えば、父親である木の財が喜神であっても、全然無い場合は助けにならないということです。
14歳~24歳【庚申】
続く第二運も金・金の運勢です。天干の庚は日主を力強く助けますが、地支の申は喜神の巳と合去してしまうため、前運ほどの力は発揮できません。ただし、天干に力強い庚がいますので、土運の時には吉。水や木が巡ってくる時は低迷するでしょう。あわせてみると平運程度ですが、イチロー選手は後で説明するように姓名が良いのと、常に努力を怠らない前向きな姿勢が、そこまで運勢を悪くしません。オリックス時代の1991年~93年頃はあまりぱっとしませんでしたが、喜神が強くなる94年(甲戌)頃からは次々とタイトルを獲得します。しかし、やはり忌神の影響が強いのか、イチロー選手はこの時期の95年~99年の初期までは深刻なスランプを感じていたようです。ちなみに95年から98年までは流年運の季節が冬(水)に入っています。
24歳~34歳【己未】
天干・地支ともに用神の土が巡ってくる大運がきました。天干の己は水を制し、地支の未は燥土でしかも卯・戌の合を解く大吉運です。イチロー選手にとって一生で最も運勢の強い時期です。この時期にアメリカへ渡り大活躍をしたことは皆さんもご存じでしょう。運勢が最高潮になるのは2001年の【辛巳】や2006年の【丙戌】ですが、この時期はとても土が強くなるため、多少忌神運が来てもそれほど衰えることはありません。大大大吉運です。
34歳~44歳【戊午】(現在運)
天干の戊は用神で水を強く制して大吉。地支の午も合を解き、なおかつ土を生じるため吉運以上です。あわせてみると前運よりは若干落ちるものの、大きな喜神運です。もちろん流年運によって運勢の上下はありますが、精神力・体力ともに漲っており、まだまだ活躍が期待されます。この期間にマリナーズからヤンキース、ヤンキースからマーリンズへと移籍しましたが、今なお凌ぎの激しいメジャーで活躍を続けていることは凄いことであり、これも強い運勢の下支えがあればこそでしょう。運勢は特に2017年頃に最高潮となります。
44歳~54歳【丁巳】
上下とも火の運勢が巡ってきました。火はイチロー選手にとって喜神ですが、土よりも水を抑える力は弱いので、その分運勢は衰えます。天干ですが、丁は水の勢いを弱め吉、巳は合を解きませんが、地支の丑を溶かして土を活発化させるため吉です。あわせて判断すると吉運ですが、やはりイチロー選手は水がとても強いですから、冬の季節が巡ってくる2019年頃からはやや低迷します。全体的に土の力がかなり弱くなりますから怪我に見舞われたり、食傷大過によって判断力の低下、やる気の低下などが起きてきやすいでしょう。

以上、イチロー選手の現在までの大運を見てきました。イチロー選手は今後、63歳まで喜神運、64歳から忌神運へと移行していきます。このように大運を見てくると、中には『では大運で悪い運が巡ってきたらどうしようもないじゃないか、必ず運が悪くなるんだから』などと考える人がいるかもしれませんが、これを知っているといないとでは人生の活かし方が随分と違ってきますので、やはり知らないよりは知っておいた方が良いのです。

冒頭で私は運勢を知れば『自らの運勢を確実に強くすることができる。』と言いましたが、それは喜神運であれ、忌神運であれです。例えば現在喜神運におり、今後も20年くらいは喜神運が続くのであれば、自らを『努力をすればしただけ大きな成果が得られる 時だから、とにかくやるだけ全力でやってみよう』と鼓舞し、奮い立たせることによって、実力以上の成果がもたらされます。これをもし何も知らなければ、『努力して本当に成功するだろうか?』『自分はやはり駄目なんじゃないだろうか?』などと考えるかもしれません。そうすれば、自らの精神力や行動力を弱めるため、喜神運なのに思ったような成功はしないか、しても本当に小さいものになってしまうかもしれないのです。

私の知人に現在一生中で大きな喜神運にいる人がいますが、本人は目的意識も無く努力もさほどしないため、やはり平凡なものです。大きな喜神運ですから、ぼけっとしていてもそれなりに財運は良く、恋愛運も良く、仕事もそれなりにやって食うには困らない状態ですが、それでは喜神運でも思ったような人生は送れないばかりか、むしろこのような人は忌神運の時にガタッときます。上記のように大運を見ればその人の運勢は手に取るように分かりますから、どのようにガタっとくるのかも分かるのですが、要は自分自身が運勢を良い方向へ動かしていかなければ本当の意味での運勢好転はないということです。イチロー選手を見ていると、あたかも運勢が良いから成功したんだというような錯覚に陥る人もいるかもしれません。確かにイチロー選手が活躍した時期の運勢は強いのですが、あくまでも行動を起こしたのはイチロー選手自身であり、彼は自らの運勢をうまく活かしただけなのです。

ですから、逆に現在も今後もしばらく忌神運だと分かれば、それを悲観すればするほど運勢を悪くしてしまいます。このような場合は、『今自分の運勢は悪いかもしれないが、だったら普通の人の何倍も努力して成功してやろう』という強い気概をもつことによって、運勢はそれほど低迷せず、むしろ安定してきます。また忌神運に入ると概して精神的に動揺しやすくなりますから、このようなことも知っておくことで意識的なコントロールを効かせ、事態をそれほど悪くせずにすることができるのです。さらに改名なども用いて悪運を和らげることもできますし、どのような運勢が巡ってくるのかを把握することにより、将来の人生計画に大いに役立てることができます。とにかく何事も前向きに捉えることが運勢向上のコツで、この逆に何事も否定的に考える人というのは、運勢が良くても台無しにしてしまうことがよくあります。

このようなことをお話ししたのは、いくら自分の運勢が分かっても、それを活かさなければ何の役にも立たないからです。占いは当てるためではなく、人を幸福に導くためのものですから、これをより良く活かしたいものです。ちなみに努力というと、目的意識をもってがむしゃらに頑張るというイメージをもつ方がいるかもしれませんが、努力は日常生活をより良く生きるために欠かせないものです。働いて安定した生活を得るのも当然努力が必要ですが、家族との関係をより良く保つのも努力、健康を保つのも努力、人格を向上させるのも努力、自分の能力を存分に活かすのも努力、そして幸福になることも意識的な努力が不可欠であります。

イチロー選手の姓名

最後にイチロー選手の姓名を見ていきましょう。鈴木一朗です。まずは先天運との兼ね合いですが、最も重要な人格には15数・陽土があり、これは用神でした。地格に木があってこれに剋されているのが若干惜しまれますが、地格は陰木で剋す力は非常に弱いですから、それほど害にはなりません。

良いのは外格にも火の喜神があり、これが人格を生じている点です。24数・陰火でそれほど強い火ではありませんが、大いに助けになる喜神です。姓名判断では外格は配偶者を象徴するため、これはイチロー選手が奥さんによく助けられることを暗示しています。しかし四柱推命では妻は木の財であらわされ、イチロー選手は財が忌神ですので、水や木が強くなる時期に奥さんとの関係が悪くなる傾向があります。これも意識的に関係を保っていかないと、大運や流年運に強い水や木が巡ってくる時に離婚となりやすいのです。

また天格にも閑神の金があって、人格の土がこれを生じていますから、成功運は極めて強い人です。ただし、やはり三才が【金・土・木】と基礎運が弱いですので、運勢の浮き沈みは激しい人です。精神的には食傷の大過もあり、強いように見えて実はかなり繊細な性格の持ち主で、落ち込みやすい・考え込みやすいところがあります。体力的にも生まれながらに強い人ではなく、強くしなやかな体を自分で意識的に作ってきたのだと思います。忌神運に入りますと、水・木が大過となりますから、イチロー選手の場合は筋肉が落ちてさらに痩せてきます。イチロー選手のように火・土が喜神の人は、食べ物は意識的にタンパク質と炭水化物をよく摂取にすると健康に良いでしょう。ちなみにイチロー選手は渡米してから2007年まで弓子夫人手作りのカレーを食べていたそうですが、これも炭水化物が豊富です。

総運には29という水があり、これは忌神です。しかし人格に用神があり、それが外格に生じられることで強められ、先天的な運勢をさらに強めることに繋がっています。また、忌神の悪い作用を抑えます。イチロー選手の活躍を見ると、やはり人格や三才に用神・喜神を入れることが、どれほど重要なことかが皆さんにも理解できたでしょう。これが例えば人格に水や木などがあると、恐らく現在のような大きな活躍は期待できません。それは、姓名が生命エネルギーを司るからです。どうしても姓名の中心に忌神がありますと、体力や精神力が低下しますから、努力と意識の活用だけでは最大限の力を発揮しにくいのです。

皆さんにおいても、四柱推命で用神や喜神・忌神が分かったら、これを大いに活用して下さい。特に最も効果が高いのは、姓名に用神・喜神を用いることです。そして向上心をもって意識的な努力を継続していけば、望み通りの人生に生きることも難しいことではありません。