姓名判断の虎の舞

姓名判断x四柱推命で読み解く小林麻央さんの運命

皆様こんにちは。【姓名判断の虎の舞】を運営する青山昂馳です。このページは四柱推命と姓名判断を用いてその者の運命を解読していこうというものですが、なぜ四柱推命と姓名判断の二つを用いるのかということは非常に重要な事です。というのも、私はしばらくの間姓名判断と四柱推命の研鑽を続けてきましたが、そのどちらか片方だけではその者の運勢・運命を正確に把握することができないと強く感じはじめてきたからです。それは、人の運勢には先天運と後天運の両方が関わっているからであり、この先天運と後天運は車の両輪のように互いが作用し合うからに他なりません。ですからその者の先天運を悉に解読できる四柱推命と、後天運を司る姓名の両方を見る、見なければならないというわけです。そしてもちろん、この『姓名判断だけでは正確な運勢の把握ができない』ということが、当サイトの運営を停止した理由でもあります。

また、この記事は読者の方々がご自身で用神・喜神・忌神などを取得できるよう、細かな解説を加えていきます。もちろん四柱推命の基礎から全てを説明するというわけにはいきませんが、ある程度の知識がある方であれば、これを読むことで正確な用神が取得できるようになるでしょう。四柱推命の要は用神の取得ですから、用神の取得さえできるようになれば、四柱推命の半分以上は理解できたことになります。なぜなら、その者の運命を知るにはこの用神を中心として推し量るからです。ですから用神が分からないということは喜神・忌神が分からないということであり、喜神・忌神が分からないということは運勢を良くするポイントや時期も分からないことになり、そうであれば何も分からないということになります。従来の日本式四柱推命では、この用神を取得するということを疎かにしてきましたが、実は『用神を取得する』ということこそが、四柱推命の最も肝要な点であり本質なのです。

さて、第一回は乳癌によって早世した小林麻央さんの運命を読み解いていきたいと思います。小林麻央さんに関しましては、彼女の姓名を見られた方は『やっぱり悪いんだ』のように思われた方もいると思いますが、やはり先天運も合わせて見なければ正確な運命解読はできません。なぜなら、『小林麻央』という姓名をもつ別の女性がいたとしても、その女性が小林麻央さんと同じ病気に掛かって同じ時期に亡くなるわけではないからです。もしかしたら長寿となるかもしれません。この同姓同名なのにこの違いは何?に先天運は答えてくれます。そして逆に、先天運だけでもその者の運勢を正確に把握することはできません。このことは、同じ日の同じ時刻に生まれたとしても、後天的に全く違う運勢を享受する可能性があるからです。それを司るのが姓名です。また、運勢を左右する非常に重要な問題に、先天運と姓名との兼ね合いがあります。このことも後に解説致します。

小林麻央さんの先天運解読

まず先天運を読むに当たって最も重要なことですが、生まれた時間が分からない場合は先天運を正確に把握することはできないということです。たまに三つの柱だけでも『大凡の喜神・忌神は分かる』という人もいますが、それは偏りの強い命式のみ、喜神が大体分かるということであり、用神の取得はできません。ほとんどの命式は偏りが中程度ですから、時柱によって身強・身弱がひっくり返ることが往々にしてあるからです。このため、基本的に時柱が分からない場合は推測でしかないと言え、三柱だけで用神を取得することは不可能なのです。

以下に小林麻央さんの命式を載せます。また、同時に四柱推命プログラムへのリンクも張っておきますので、大運などはそちらからご確認下さい。小林麻央さんは1982年7月21日午前7時21分の生まれだそうです。新潟県の生まれですから、これを真太陽時に直すと私の作成したプログラムでは1982年7月21日7時31分となります。いずれにしても7時代の生まれで間違いありません。また、生まれた時間のソースは以下の記事です。【海老蔵、麻央さんが生まれた時間にブログ更新】

1982年7月21日午前7時21分生まれの命式

時柱日柱月柱年柱

以上の八文字だけで運命を解読していきます。日本式四柱推命に親しまれた方はこれだけ?と思われるかもしれませんが、この八字にすべての情報が詰まっています。むしろ四柱推命をあまり知らないとか、初めてという方は混乱を避けるために八字のみを見つめる方が良いでしょう。なぜならはじめに沢山の情報を見せられると『四柱推命は難しい』という誤った認識をもってしまうことに繋がるからです。また、空亡や神煞といったものは四柱推命の枝葉末節の部分であり本質ではありませんから、用神を取得するためには全く必要ありません。

用神の種類

一言に用神といっても幾つかの種類があります。実際には①扶抑用神、②病薬用神、③調候用神、④通関用神の四つですが、基本として用神と言えば『①扶抑用神』を指し、これが最も重要な用神であります。扶抑とは、強いものを抑え、弱いものを助けるといった意味で、命式の中和を促すものです。つまり金に偏っていて金が忌神の場合は、この金を抑える火が用神になるというように、決して難しい原理ではありません。※ただし、命式が従旺格などの外格に当たる場合は、強いものをそのまま用神とする場合があります。

これらの用神について詳しく説明はしませんが、要は用神とは①扶抑用神のことだと考えていただいて差し支えありません。この次に重要なのが③調候用神で、これは健康運に大きく関わってきます。それから②病薬用神や④通関用神は扶抑用神から導き出されるものですから、用神とは扶抑用神に尽きるといっても過言ではないのです。

すなわち用神とは『その者の運勢を良くするために絶対に欠かせない干』と言えます。しかし一概に『用神を取得する』と言っても、取得方法に種類があります。これを明確にしないと混乱する場合がありますから、明確にしておきます。用神の取得方法は概して以下の三つです。

日主の強弱を計る

用神を出すためには日主の強弱を計らなければなりません。小林麻央さんであれば日主『乙』の強弱を計った上で、適切な用神を取得するのです。この『日主の強弱を計る』ということは、恐らく四柱推命を行う者の中では最も関心の高い事柄だと思いますが、これがそれほど簡単ではないということは言っておきます。ましてや、日主を助ける干の数を数えたり、月令を得ているから身強だというような判断では、往々にして間違える可能性がありますので注意が必要です。また、無料診断サイトなどで身旺・身弱判断ができるものがありますが、微妙な命式はかなりの確率で間違えますので当てになりません。特に月令を得ている命というものは、それだけで身強と判断してしまうことが多いようですが、月令を得ていても身弱となる命は意外と多くあります。

また、身強或いは身弱に分類されず、ちょうど強弱が中間的な場合もあります。私の場合は感覚的に極強・強・中強・小強・平行・小弱・中弱・弱・極弱と9段階程度に考えていますが、厳密な区分はありませんし必要ありません。重要なのは命式を正確に読むということと、用神を取得するということだからです。それから流派によっては計算によって数値で評価する場合がありますが、これも実はあまり当てになりません。というのも、ざっくりと数値で強弱を出しますが、重要なのはその後の微調整だからです。その鑑定士の感や経験で行う微調整でひっくり返ることがありますから、そうであれば初めから数値を出す必要はないのです。もちろん絶対に計算では出せないというわけではないのですが、それには相当緻密なプログラムを考える必要があるでしょう。

それでは小林麻央さんの日主の強弱を計っていきます。非常に分かりやすい命で、明らかに身弱なのですが、ポイントは一見すると外格(従財格)に思われるところです。しかし、日主を助ける壬が時支にある辰中の癸によって透干(天干と同じ五行が地支にあること)しており、なおかつ辰や未といった地支は蔵干に乙を有するため外格とはなりません。月支の丁が月干にあるため食神格であります。まず、日主を助ける壬は隣の丁と干合しており、これが小林麻央さんの命にとっては凶となります。後で述べますが、これが干合していなければ、もう少し長生きしていたことは疑いようがありません。この干合があるために、日主の木を助ける水は乏しく、非常に弱い状態です。加えて木の五行も未や辰の蔵干にあるだけと非常に弱く、反対に木を漏らす火、土の財、金の官が勢いを得ているため、中弱程度と判断できます。特には辰・未・戌と土が強く、最忌神と言えます。それから小林麻央さんが生まれたのは7月21日で未の作用は主に土ですから、やはり財多身弱と言えます。

用神・喜神・忌神を取得する

日主がひどく弱いということが分かりましたから、ここからはさきほど説明した扶抑の原理で用神を取得します。命式では土が非常に強く、これが命式内の病となっていますから、要はこの土を弱めなおかつ命式のバランスを中和してくれる干、これが用神ということです。つまり土を剋す五行である木が用神として取れるということです。ここで木を生じる水ではいけないのか?と思った方もいるかもしれませんが、水は強い土に剋されてしまうため、『その者の運勢を良くするために絶対に欠かせない干』とは言えないのです。水ももちろん必要ではあるのですが、小林麻央さんは木を最も必要とします。しかし、木にも甲と乙の二種類ありますから、どちらを取るべきかを考えなければなりません。ここでは、土を強く剋すことができる甲を取ります。ちなみに小林麻央さんにとって木は比肩・劫財であり、これらは兄弟・姉妹をあらわします。つまり、彼女は兄弟・姉妹からの助けを必要としているということです。

次に重要な調候用神を見ていきますが、これは『季節の持つ寒暖燥湿』のバランスから見た用神です。ざっくりと言うと火が強ければ水、水が強ければ火が調候用神となりますから、扶抑用神よりはたやすく分かります。小林麻央さんの場合は重要な壬が干合して弱まり、火の勢いが強いですから、水が調候用神となります。後で見ていきますが、この調候用神のバランスが大きく崩れる時期に健康運が低下し、病気を引き起こしたりします。この調候用神を計るのは素人の方でも比較的簡単ですから、是非とも皆さんもご自身の命式を見ていただき、水と火のバランスを調べてみて下さい。火に大きく偏っていたり、水に大きく偏っていたりする方は、大運・流年運などでそれがさらに偏る時期が来ると、大きく体調を崩すかもしれません。またこれも後で説明しますが、名前に調候用神の五行をもっていると、健康運に大きな助けとなります。

これで用神が取れましたので、次は喜神・忌神・閑神を割り出していきます。閑神とは、喜神(運勢を良くする五行)にも忌神(運勢を悪くする五行)にもなり得ない中間的な存在のことです。閑神は無い場合もあります。以下は小林麻央さんの喜神・忌神・閑神です。

という具合です。このように用神・喜神・忌神が明らかになりましたので、大運や流年運を読むことができます。つまりどのような時期に良い運勢が回ってきて、どのような時期に運勢が衰えるのかといったことが、手に取るように分かります。しかし注意しなければならないのは、甲が用神だから甲が来たら絶対に運勢が良くなるわけではないということです。天干・地支には相互の関係性や、沖・合がありますので、これを正確に読まないと大運は読めません。甲が天干に来るのか、地支に来るのかで大きく運勢が変わることがあるということです。

大運を読む

大運は誰しも10年毎に訪れる非常に影響力の強い運勢です。このため、大運に強い忌神が来ると、その10年は悪運に苛まれるでしょう。忌神の作用と強弱は人によって様々ですが、特に命式に偏りの大きい小林麻央さんは運勢の強弱が激しく出ます。反対に命式に偏りが少ない人は忌神が来てもそれほど大きく命式のバランスが崩れることはないため、安泰を保つことができます。以下は彼女の大運です。

4歳~14歳【丙午】
天干・地支ともに火が来ているため、一見ものすごい忌神運のように見えますが、丙は壬と相剋関係にあるため、【丁・壬】の干合を解きます。このため壬は水としての働きができるようになり、天干の作用はやや吉。ただし、地支の午は巳・未と団結して方合を形成するため凶。全体的にはやや凶となる大運で、運勢は低迷します。火の団結があるため、火が最も強くなった状態です。火は小林麻央さんにとっての忌神であり、なおかつ食傷ですから、生活は不安定になりやすいでしょう。これは食傷が衣食住を司るからです。具体的には住居の不安定、貧しい生活、健康・体調の不安、気力の低下などが起こりやすいと言えます。家族関係としては食傷が大過で母親である水を遮るため、母親からの助けは得にくく、父親である土は忌神で火はこれを生じるため、父親とも関係が薄い傾向にあります。ただし火が大過ですが、時支にある辰が良い働きをします。湿土である辰は火の勢いをほどよく納めてくれるからです。これがもし戌などであれば、運勢は非常に悪くなります。また、調候用神から見る健康運についてですが、先述した通り水がそれなりの勢いを得ていますので、実際に調候のバランスは大きく崩れてはいません。
14歳~24歳【乙巳】
天干の乙は時干の庚と干合してやや吉。これは大運に水がなく、庚金が忌神の傾向強いからです。また巳は火の地支ですが、午よりも強烈ではありません。しかし、壬が元の干合の状態となり、さらに火の地支であるため火の勢い強く、忌神の土を生じるため地支は凶。ただし火は天干になく(合去しているため)大過とはならず。総じて吉とは言えない大運ですが、後述する姓名との兼ね合いによりやや凶程度。またここでも辰が良い働きをしており、火の勢いを納めています。
24歳~34歳【甲辰】
天干の甲は用神ですが、庚と沖去し、この作用はやや吉。辰も忌神である年支の戌と沖去するため、吉傾向の強い大運です。大過していた財の土が弱まるため、財運活発となります。重要な視点は財の土が来るから財運が良くなるということではなく、日主の力量と財の力量が平行になる時に財運が活発となるということです。このため、日主に対して財が弱すぎる人も、強すぎる人も財運の弱い人(外格を除く)で、このような命運をもつ人は大運などで日主と財が平行になる天干地支が回ってきた時に財運良好となります。ちなみに財は恋愛なども象徴しますが、この大運の時期に小林麻央さんは市川海老蔵さんとの交際をスタートしました。しかし、この時期に乳がんを発症したことも事実ですから、この大運が良いということに首をかしげる方もおられるでしょう。それは後で説明する流年運で明らかになります。
34歳~44歳【癸卯】
もし生きていれば最も強い運勢を享受できていた大運です。天干の癸は【丁壬】の沖を解いて吉。地支の卯は未と半合、戌と合の関係であるため、これは固有根として働き吉。総じて大吉となる大運ですが、小林麻央さんが亡くなられたのはこの大運に入った直後の2017年6月22日でした。ちなみに大運に切り替わったその時から運勢が突然切り替わるわけではありません。およそ大運が切り替わる少し前(半年~一年前程度)から徐々に影響力が増してきます。

流年運を読む

さて、最も興味深い視点である、なぜ小林麻央さんはこれほど若く亡くならなければならなかったのか?という疑問を解消しなければなりません。重要なポイントは甲と方合です。甲は陽木で用神であり、彼女には必要不可欠のものだと説明しましたが、この甲は同時に火を強烈に生じる特性をもっているのです。私の考えでは、この甲が火に働きかけ、これが強烈な火を形成したことで日主の乙が燃え尽きた(死亡した)と考えています。この証拠に、初めて小林麻央さんの乳がんが発見されたと思われる2014年2月は【甲午】の年で、天干の甲が強烈に火を生じる年でした。そして午は彼女がもっている巳・未と団結して火の方合を形成しますから、2014年は正に彼女にとって強い忌象が発生する年でありました。

さらにその月は【丙寅】であり、こちらも甲が天干の火を強く生じているのです。このように、甲は彼女にとっての用神ですが、火と一緒に回ってくることによって、強い忌象を発生させる要素を含んでいるのです。具体的には、この時の大運は【甲辰】であり、この甲は庚と沖去していましたから、流年運でさらに回って来た甲は庚の抑えがなくなったことで強く、これが地支の火を強烈に生じたため、健康に大きな悪影響が起きたと見ることができます。(※2月5日以前は年運も癸巳ですが、大運と同じように切り替わる前から徐々に影響力が増します。)

このように、大運においては24歳~34歳の間は吉作用が強いと書きましたが、流年運によって運勢が大きく変化することがあるのです。また大運や流年運を読む場合には、十干の特性を把握していないと、木が回ってきたのに悪いことがなぜ起きたのか?となってしまいます。乙は木ですが、火をほとんど生じることができないのです。方合という旺盛な火に、火源である甲があることで大きな炎となり、弱い乙に病が生じたということです。ちなみに火は小林麻央さんにとって、調候のバランスを崩す存在でした。彼女にとっての調候用神は水であり、強い火が来ることは健康上好ましくありません。さらに乳がんに関わる五行というのが、正に火と水なのです。これは火が血液、水が血流を象徴するからです。

小林麻央さんの姓名を読む

小林麻央さんの姓名の基本的な運勢に関しましては、鑑定画面を見ていただくとして、重要なのは先天運との兼ね合いの視点です。彼女の喜神は水・木であり、忌神は火・土でした。すなわち、姓名に喜神が多ければ吉作用あり、逆に忌神が多ければ凶作用があるという単純明快な話です。この視点で彼女の姓名をうかがってみると、天格・11数・陽木・吉、人格・19数・陽水・吉、地格・16数・陰土・凶、外格・8数・陰金・吉(喜神の水を生じているため吉)、総格・27数・陽金・半吉となり、総じて喜神が多いことがうかがえます。先天運との兼ね合いのみで語れば、特に調候用神である水が人格にあることが良く、これが彼女の先天的な忌神の作用を抑えていたことは間違いありません。しかも外格に金があり、水は生じ強められています。ただし地格に陰土があり、これが水を少なからず剋し弱めるため、この点は凶作用があります。もちろん姓名構造としても三才に難があるため、不慮の病を生じやすいことは確かであります。

そして重要なのは小林麻央さんの結婚後の姓名です。結婚後の姓名である『堀越麻央』を見て下さい。姓名の構造が悪いこともそうなのですが、先天運との兼ね合いの視点から見ても、重要な天格・人格・地格の三才にすべて忌神、加えて外格も忌神、総格にはかろうじて喜神の水がありますが、非常に力弱いです。何度も言うようですが彼女の扶抑用神は甲であり、調候用神は水ですから、これら木・水が理想的に配置されている姓名が彼女の最吉名と言えます。ところが、結婚後の姓名においては木一つもなく水も弱い状態ですから、この姓名が彼女の運勢を著しく弱らせたということがよく分かるのです。それは先天的な悪運を暗示しているとも言えるでしょう。とにかく姓名においてもっと水や木の力が欲しい、これに尽きます。

この視点から見ると、結婚後の本名である『小林麻央』は姓名自体の構造は良くないにせよ、先天的な悪運を弱めているため確かに吉作用がありました。ただ、それでは『喜神であれば凶数を使っても良いのか?』という疑問が湧いてきます。これに対しましては、現状私としてはできる限り凶数を避けながらも、用神が水などでどうしても凶数を入れることが避けられない場合であれば、三才を整えることを絶対条件として入れても良いと考えています。ただしこれは、凶数から被る凶威よりも、先天運との兼ね合いが悪いことから被る凶威の方が強いと判断した場合のみです。判断には単純に命式からのみだけではなく、当然大運も加味しなければいけません。たとえば命式では日主がやや強く財を喜神とする場合も、命式にそれなりの財があることに加え大運で旺盛な財が巡ってくるような場合は、日主と財との平行関係が維持できないため、姓名に比肩・劫財などの忌神を入れた方が良い場合があるからです。特に日主がやや強などあまり強くない場合は、姓名に忌神を入れてもそれほど忌むわけではありません。

反対に小林麻央さんのように日主が非常に弱く、大運でも日主を弱める運が回ってくるような場合は、姓名において日主を助ける運をしっかりと入れてあげなければ大変なことになるかもしれません。これを読まれた方で、それでは自分のこれから生まれてくる子供に良い名前を付けたいが、用神などよく分からないという場合は、日主を生じる五行を人格を中心に適度に配することをおすすめします。そしてできるのであれば調候用神を一つくらいは入れると良いでしょう。つまりそのようにすることで、大きく偏った凶名にはなり得ないということです。私は名付けサービスで様々な人の姓名を見てきましたが、人生で非常な悪運に苛まれた方のほとんどは、先天運において日主が弱く、さらには姓名にも日主を弱める五行が沢山入っているというケースでした。或いは喜神はあるのだが、それが隣あう格によって剋され無力化しているケースでした。

そしてもちろん姓名そのものにも強弱や吉凶がありますから、先天運との兼ね合いに加え、吉数・三才の相生を加味することによって、非常に強い運勢をもつ姓名が作れるということです。

小林麻央さんの運勢を著しく悪くする干合について

少し四柱推命をかじったことがある方であれば、干合という言葉は聞いたことがあるかもしれません。概して干合には良いイメージがあるようですが、干合それ自体が良いとか悪いとかいうことは全くありません。干合が良い作用となる場合は、干合によって忌神の悪い作用が減る場合です。反対に干合が悪い作用として働く場合は、干合によって喜神の作用が奪われる例です。これが小林麻央さんの例で、彼女の場合は【壬】という大切な喜神が干合によって無いも同然となったため、悪い作用になるということです。特に彼女の場合は日主がひどく弱いですから、この干合はかなり痛く、寿命を大きく縮めてしまうほどの影響力をもちました。ですからもしこの干合がなければ、水の働きがもっと活発となり、心身共に比較的安定してくるのです。

ちなみに干合は化すことができなければ、全て合去といって互いが無作用となります。ただし、実際は全くの無作用となるわけではなく、干合となる二つの干の力量によって、微量の影響力があると見ます。しかし小林麻央さんの場合は圧倒的に火の力が強いですから、壬は無いも同然となります。もちろんこの干合は大運や流年運によって解けたり元に戻ったりするのですが、解けなければ水の力は非常に弱い状態のままですから、これが健康運を著しく低下させる元凶となるのです。