姓名判断の虎の舞

姓名判断x四柱推命で読み解く明石家さんまさんの運命

今回は、現在もお笑い芸人として第一線で活躍する明石家さんまさんの運命を見ていきたいと思います。今回はさんまさんの命運を見ながら、『八字そのものよりも大運が重要』と言われる所以を事実をもってご説明したいと思います。もちろん先天運や大運だけで人の運命が決まってしまうわけではありませんが、いわゆる強運の人というのは、長く恵まれた大運を行きます。中には、一生不運が訪れないという運勢の人もあり、このような人は一生富貴となる暗示があります。もちろん暗示があっても努力がなければ何にもなりませんが、やはり運勢が強いだけに時流に乗ると勢いづきます。

早速見ていきましょう。明石家さんまさんは奈良県出身で、1955年7月1日午後6時頃の生まれだそうですが、命式は以下のようになります。

1955年7月1日午後6時0分頃の命式

時柱日柱月柱年柱

格ということ

これまで私は『格』ということに全然触れてきませんでしたが、概して四柱推命では重要なものとされており、恐らくどのような流派でも何々格と名称を付けます。しかし、実はこの格というものはさほど重要ではないのです。というのも、その格に共通した特質があるわけではないからなのです。その格に共通した性質があるわけではないので、つまりは格を取っても格から分かる事というものはほとんどありません。むしろ私は全然無いと考えています。

これも、やはり四柱推命においては十干十二支の特性というものが大変重要ですので、格においてもこれを無視したのでは事象と合致しないからなのです。例えば食神格というのがありますが、重要なのは木の食神格か?火の食神格か?土の食神格か?金の食神格か?水の食神格か?や、食神は強いか弱いか?財はあるか?官はどうなっている?倒食(偏印に剋されて)していないか?比肩劫財はどうだ?日主は強いか?など、つまり命式全体の流れが重要になりますので、格は重要ではないということなのです。

さんまさんの例で言えば、月支の午の蔵干は天干に一つもあらわれていませんので、日支の亥の中の壬を取って月刃格ということもできますし、透干している木を取って傷官格、或いは金を取って印格というようなことも言えるかもしれません。いずれにしても、格を取ったからそこから何かが分かるというものではありませんので、私はその者の運命を見る場合にも、格というものは全然考えていません。(ただし、内格と外格の違いは認識しなければなりません。)

これも例を出しますと、例えば傷官格の人は『頭の働きが鋭くアイデアも豊富で目立ちたがり屋、器用で多芸多才で弁舌にも長けるが、自惚れや自尊心がやや強すぎるために争い・対立の暗示があり、人から恨まれる者もあり。また反骨心が旺盛なため人の下に束縛されることを最も嫌い、サラリーマンなどよりも自由業が合っている。概して自分のエネルギーを対外的に発露し、利他主義だが、快楽主義的な傾向やわがままな傾向もあり、自制心は弱い。また、多くは美貌を有し、異性の気を引きつけやすい。』などの特徴がありますが、これも八字の流れがどのようになっているかで大きく変わってきます。

どういうことかと言うと、概して食傷を制するものがなければ傷官の性質が大きく出ますが、官や印が強く食傷を抑えていますと、以上のような特徴は全く無いように見えることもしばしばです。これに加え、日主の違いによってもその性質は大きく変わってきます。また、日主が弱く食傷を嫌いますと、傷官の悪い特性が出やすく、日主が強く食傷を好みますと、傷官の良い特性が出やすくなるのです。さんまさんの場合は、身が強いですから傷官の良い特性が出やすいでしょう。

日主の強弱

さんまさんの八字は、時柱を排してみれば身弱か?と考えられる気の流れとなっていますが、時柱を入れてみると一転強となることが明らかです。それは、壬・亥の天干・地支にあらわれた水が、さらに時柱の強い金によって生じられるからです。

気の流れを見てみますと、金に生じられた水は年干の乙に流れ、この木が弱いながらも午火を生じ、さらに火が土(未)を生じ、この土が金を生じるというように気がうまく流れています。しかしながら、バランス的に金・水の影響力が強いため日主は強です。水は、もっと木・火のエネルギーを欲しがっています。

明石家さんまさんの用神と喜神・忌神

日主は癸で強ですから、これ以上金や水は要らない状態です。最強となっているのは金に生じられる水ですから、ではこの水を抑える土が用神では?と思われるかもしれませんが、このような印が強の命式に土の官が来ますと、官が印を生じ、印が身を生じるという身を強める流れになってしまいますので、土は用神とはなりません。

そうなると有力なのは金を剋し、水を弱めてくれる火の存在です。火は太陽のような強い火が好ましいですから、用神は丙です。そうなると喜神・忌神はもう明らかです。以下です。

つまり、さんまさんは金・水のエネルギーが強くなる時に運勢が衰え、逆に木・火のエネルギーが強い時に運勢は良くなります。ところで、さんまさんの命式で見逃せないのが未の存在であり、これが午と火の団結を形成しています。この団結があるおかげで、例えば強い水の地支である子などが来ても、午を直接に沖させず、安泰なのです。これは大運を読むうちに明らかとなります。

それから主に健康運を司る調候用神ですが、水が強に傾いているため調候も丙です。つまり、丙はさんまさんにとって欠かせない干であり、この働きがなければ運勢向上はあり得ないということです。

明石家さんまさんの大運

それでは大運を読んでいきます。さんまさんは幼少期において大変な不幸にあったという話もありますが、大運の運びが良いため若くから運勢は発展的暗示を示します。

8歳~18歳【辛巳】
天干の辛は喜神の乙を無力化するため凶。しかし地支の巳は午・未と方合を形成するため吉運。全体的には喜神運です。幼少期からの家庭環境ですが、母親を象徴する金の印が大過気味ですので、母親との折り合いが悪いか、母親が母親らしくないなど、母親との問題が出やすい暗示ありです。これは当然金・水が強まる時期に顕著に出ます。話によると、さんまさんは『小学校高学年のとき、お父さんが再婚』されているようです。家庭環境の不安定さは名前にもあらわれていますが、こちらは後で見ていきます。
18歳~28歳【庚辰】
庚は天干の乙を沖去して凶。辰は閑神ですが、忌神の酉を去するため一転吉。あわせて見るとやや喜神運です。この時期にさんまさんは『1974年2月、高校3年の時に2代目笑福亭松之助に弟子入り。』(ウィキペディア)とあり、1976年には『11PM』という深夜のワイドショーでテレビデビューを果たすなど、関西で成功しはじめます。また、1981年には人気番組『オレたちひょうきん族』が始まりました。この成功が持続するか否かは次の大運に掛かっています。
28歳~38歳【己卯】
己は閑神、卯は午・未の合を解く大吉運ですから、あわせて喜神運となります。天干・地支ともに忌神ありませんから、地位確定となりやすい時期であります。この時期に入って間もなく笑っていいとも!への出演が決まり、『タモリ・さんまの雑談コーナー』が人気を博す。また『NHKが1975年から2003年にかけて毎年実施していた好きなタレント調査では、1985年に男性1位に選ばれてからは、2003年に調査終了するまでの19回のうち通算12回(1985年 - 1989年、1995年、1998年 - 2003年)で男性1位を獲得』とあり、やはりその地位を確定しています。また十干・地支の特性で見ますと、卯中の喜神・食傷が強い時期ですから、最も才能発揮しやすい時期であり、またそれが認められやすい時期なのです。
38歳~48歳【戊寅】
天干の戊は水の勢いを弱めるが、乙の働きも弱めるためやや吉。地支の寅は亥と合の関係に加え、午とも合の関係ですから合を解き、火を生じる大吉運となります。あわせて喜神運。具体的な事象は省きますが、前運に引き続き好調な運勢で、人気は続きます。
48歳~58歳【丁丑】
天干の丁は忌神の壬と合の関係ですが、日主癸で丁を沖する関係ですから、合去しません。丁は固有根として働く喜神です。地支の丑は未と沖の関係ですから、火の合を解きます。しかし丑は結局金・水を生じ火を弱めるためやや忌。あわせてみると平運程度ですから、ここで若干ブレーキが掛かります。これに加え、流年運において金・水の強い時期はやや低迷するでしょう。略歴を見るとずっと好調のようにも見えますが、苦心が多くあったはずです。精神的にも不安定になりやすい時期で、特に自我が強く出て強引になり、怒りやすくなります。悪く出た具体的な事象としましては、『2011年12月18日に日本で開催されたサッカーのクラブ世界一を決めるFIFAクラブワールドカップ2011決勝では優勝しMVPに選ばれたFCバルセロナ(スペイン)のリオネル・メッシを特設スタジオに呼び出してインタビューを行い「サッカーの質問はみんな聞いてるやろうから、老後はどうしはるんですか」という質問をした。メッシは「引退はまだ先のことだから分からないよ」と冷静に回答したが特設スタジオに残らず早々に立ち去りチームメイトの輪に戻ってしまったため、インターネットでは「サッカーにくだらないお笑いは必要ない」「真剣に戦う選手に失礼」などの批判が殺到した。』。ちなみにこの時はやはり金・水が強くなっています。
58歳~68歳【丙子】(現在運)
丙は用神で固有根として働く大吉神。子は午を沖する地支ですので、火の合を解いて一転吉。子は結局火を剋すものの、丙があって火が強いため吉運です。さんまさんの命式は、未と午が団結していることが素晴らしく、これがために多少忌神が来てもそれほど衰えません。また丙がきたことで火が天に透るため、勢いもあります。ちなみに火はさんまさんにとって財運ですから、つまりこの火が日主との強さの関係で適切な時は、財運が好調な時です。
その後の大運
68歳からの【乙亥】ですが、天干の乙は辛と沖去。これは吉作用大いにあり。地支の亥は子と同じ水ですが、合を解かないため凶。やや忌神運。78歳からの【甲戌】は甲大吉、戌も火を蔵し合を解くため吉運となり、あわせて吉運。88歳からの【癸酉】は癸忌神、酉も忌神ですから大忌神運で、ここで初めて本格的な忌神運が来ました。

以上、明石家さんまさんの大運を俯瞰してきました。命式のバランスがそれほど偏り過ぎず、なおかつ大運で強烈な忌神運を88歳まで通りませんので、大体一生富貴の命です。特にさんまさんは財が用神となっており、この財が午・未と団結していることで確固とした強い財運を形成しています。ちなみに特に財運の強い人は、日主が強く、財が用神もしくは喜神となり、なおかつ有力な財が命式中にある人です。そしてこの財が大運などで日主と良いバランスになる時が財運最高潮の時です。ちなみに逆に財が命式中に沢山ある身弱の人というのは、むしろ財運の弱い人ですが、このような人も比肩・劫財が巡ってきて日主と財のバランスが平行になりますと、財運強となります。

明石家さんまさんの姓名

ここからは姓名判断をしていきます。さんまさんは先天運によく恵まれていますから、当然財運・境遇運等に恵まれますが、姓名もあわせて見なければ本当の運勢は見えてきません。さんまさんは本名を杉本高文と言います。見ると主運と副運に大吉運がありますが、前運と総運に暗い数があります。これは家庭波乱の暗示です。

さんまさんは子供時代に不幸な境遇を味わったようですが、それがこの名前にはよくあらわれています。まず。前運にある14という数は、家族がバラバラになりやすい分裂数で、特に前半生において強い孤独と寂しさを味わうとされます。大体がこの数を前運にもつと、家族関係がぎくしゃくしており、離婚・離散までいかなくとも、家族の心が離れていてまとまりが無いとか、不和が多くあります。また、この数をもつ人は、寂しがり屋な傾向が多分にあります。

それから総運にある26という数も、強い孤独の相を有しており、総運にありますと幼少期に強い不幸や孤独を味わう者が多いようです。総運の影響は一生涯あり、特に晩年に強くなりますので、さんまさんの老後は孤独となる暗示があります。姓名に14や26がある人は、結婚しても思わぬ出来事で破縁になることが多く、孤独を味わいやすいでしょう。またさんまさんはどこでもよく笑うそうですが、姓名の構成や先天運の気の流れから読むと、内面には常にどことなく寂しさや孤独感を抱えているようです。ちなみに喜神が火の人は、火が笑いを象徴するため、よく笑うよう心がけることが吉運を呼び込みます。この点、さんまさんは笑いを取るという仕事そのものが、運勢を向上させる事になっているようです。

続いて、本名よりも影響力が強いと思われる『明石家さんま』は、火と水が強くぶつかり合っており、ピリピリとした鋭い神経を感じさせます。13・9・19といった数は、どれも知力明敏の数ですから、芸人として大成功したのもこの姓名が強く影響していると言えるでしょう。特に9系数は直感力に秀で頭の回転が速い知力数であり、司会業などに大きな力を発揮します。そして総運の32は多福僥倖運であり、特に上長の引き立てから時を得れば破竹の勢いで成功するという運勢をもっていますが、さんまさんは松之助師匠によく引き立てられて成功しています。

さらに先天運との兼ね合いの観点からこの『明石家さんま』という姓名を見ると、人格には用神の丙があって良いが、忌神の強い水があり、なおかつ火と剋戦している構造は決して良いとは言えません。これは三才における基礎運、並びに人格・外格関係にあらわれており、明るく見えますが内面には非常に鋭い神経と批判力を蔵しています。さんまさんは先天運によく恵まれているため、今後も仕事・財運など好調ですが、しかし三才に急変的暗示があることは見逃せません。この暗示は、突発的事故・病難などを招来しやすく、特に流年運において忌神が強まる時は注意が必要です。

最後に主運の13数・陽火ですが、この数が象徴する大きな特徴に弁舌(おしゃべり)・笑い・人気というものがあります。特に人を引きつけやすい性質に加え、太陽のような明るい気質を有する大吉運です。特に用神が丙だという人は、三才を整えた上で、この数を主運に用いることをおすすめします。