姓名判断による性格判断

姓名判断では、人格部1の位の数によってその者の資質・性格を知ることが出来ます。
以下に五行から導きだされる性格十種を書き出しましたので、ご自身の性格と照らし合わせてみてください。

ただし、もっと緻密に性格判断をする場合には、人格を形成しているそれぞれの漢字の画数から特性をみます。また、性格には地格や外格、総格などの画数もある程度関わってくることをご承知置き願います。

十の基本性質

 以下に10種の基本性質を記します。これらは基本性質ですので、三才のあり方やその他の数や陰陽によっては、同じ基本性質でも人によって随分と変わることはご理解ください。たとえば陽木の人は概して胆力がありますが、三才が【金・木・金】など金に強く剋される場合は逆に神経薄弱となり気弱な傾向が出るなどです。

1 木性(陽)
 人格が11,21,31,41などの人が陽木に当たります。大人しく落ちつきのある穏健タイプですが、内面には不屈の闘志をもっており質実剛健という感じです。あまり活動的ではないですが、着実に事をすすめていく精神力と意志の強さがあり、また何事に対しても漸進的な態度でいどむのが特徴です。落ちついていて理性に富み、物事を論理的に考える力に秀でています。またわずかながら猜疑心あり。11、21、31、41とでその趣は多少異なりますが、概してこの数を人格に有する人はリーダーたる資質をそなえ、逆境にあっても負けずに挑戦し続ける粘り強さがあります。
二 木性(陰)
 人格が2,12,22,32,42などの人が陰木に当たります。大人しく穏やかな平静タイプであり、辛抱強く、何事にも漸進的の態度でのぞみ、プライドが高く一歩一歩着々と力をつけていく忍耐力と精神力をもっています。とても穏やかで優しい反面薄弱な面もあり、内面には些かの怒気と執着心とをふくみ、ある人は猜疑心と嫉妬心とがやや強い傾向にあるのもこの数の特徴です。あたかも堅忍不抜の態で役々と艱難に耐えながら事を凌いでいくという性質ですが、努力のわりには思うような結果をだせず苦心の末に不平を嘆く人もいます。しかし独立心が旺盛な者は著しき発達をするでしょう。2、12、22は苦難多くやや陰気な性情ですが、32は僥倖運にして快闊です。
三 火性(陽)
 人格が3,13,23,33,43などの人が陽火に当たります。活気と覇気のある明快タイプです。活動的な性質で何事にも果敢に挑んでいく力強い気概をもち、あたかも燃えあがる炎の如き熱性と気迫をもって、鋭意かつ敏巧で次々と事をなしていく急進的な性格です。明るく活発な気質でサッパリとしているので人気を得やすいでしょう。ただし急躁で感情が鋭いため往々にして怒りやすい面があり、やや耐久力や持久力に欠けるため、継続の力に乏しいところがあります。またこの数を人格に有する人のなかには弁舌に長ける人が多く、才知秀逸な人はリーダーとなります。
四 火性(陰)
 人格が4,14,24,34,44などの人が陰火に当たります。外見は落ち着いていますが内実は感情の起伏が激しい急進タイプです。繊細で感性が鋭いため、芸術方面で才能を発揮したり、他人の感情にも細かく気付くことのできる素晴らしい長所をもっています。しかし内面には爆発的な気性があり内情は急躁です。このため中には非常に神経質な人もあり、小さな事にも癇癪をおこしやすいため、表裏の矛盾からいたずらに精神を磨りへらす傾向があるでしょう。また燃え上がりやすくも冷めやすい面あり。人格が4、14、34は陰気の傾向が出ますが、24の場合は温順で運気隆昌です。
五 土性(陽)
 人格が5,15,25,35,45などの人が陽土に当たります。温厚で人当たりの良い順良タイプです。雅量に富み、人と親和する力に秀でます。円満な性質で角がないために他人と同化しやすいのが特徴であり、来る者は拒まず交際も賑やかとなりやすいでしょう。ただし内面にはいささか頑強なところがあり、時に強い反発力を発揮し抗抵することも。泰然として落ちつきがあり、それほど活動的ではありませんが、時機を得れば大事を成し遂げるだけの才覚と根気があります。なかには何事にも不徹底で鈍重な人や、放埒で自堕落な人などがいますが、概して5や15などの吉数を人格に有する人は周囲からの引き立てや恩愛にめぐまれます。
六 土性(陰)
 人格が6,16,26,36,46などの人が陰土に当たります。穏和で人当たりの良い重厚タイプです。剛柔両面の気質をもっており、人により柔和で大人しい印象を与える人もあれば、反対に堅く強情な印象を与える人もあります。それだけ陰土は変化しやすい数ですので、三才や他格構成によって柔らかくも硬くもなるのですが、概して重厚な度量があり新和性に秀でることは陽土と同じです。とても懐が深く情も深い傾向があり、十種のうち最も器が大きいのが特徴です。ただし度量があり親しみやすい反面、懐疑心と嫉妬心がやや深い傾向にあるでしょう。6、16は闊達で明るい気質ですが、26、36、46は波乱運にして内に暗い影を孕んでいます。
七 金性(陽)
 人格が7,17,27,37,47などの人が陽金に当たります。粲然たる鋭気を放つ剛気タイプです。刀剣の如く鋭い気概をもち、強気で何事にも屈せず果断勇進です。知謀あり敏腕で意志堅固、一度決した事はどんな困難に遭遇しても貫きとおす忍耐力と闘争心とを有しており、十種の性質のうち最も剛で気質も屈強です。ただし自我が強く柔軟さに欠け、人と和する力が弱く度量はやや狭いでしょう。概して内面には虚栄心があり、なかには己を強く見せたいという気持ちから自慢や虚言を弄する人もあり。また剛情で頑固な反面情に脆いのも特徴です。この数を人格に有する人は活発な行動派が多く、女性は概して男勝りとなります。
八 金性(陰)
 人格が8,18,28,38,48などの人が陰金に当たります。朴直にして剛情タイプです。すこぶる剛毅な性質で、一度決した事はいかなる困苦障害に遭おうとも後へ退かないという強堅な鉄石心を有しており、決断力も抜群で一心不乱に目的へむかって猛進する力があります。またその剛毅な反面内には繊細な気質をもち、細かな事に気付ける洞察力や観察力もあわせもっています。ただ自我が強く頑固なため人を容れる雅量に乏しいことは陽金と同じです。他人と和合できずに対立や論争に傾く人、また交際が思うようにいかず不満をもつ人などが多いでしょう。律義で情に脆いのもこの数の特徴です。概して女性は男性的になりやすく、剛情で勝ち気なため家庭にあっては注意を要します。
九 水性(陽)
 人格が9,19,29,39などの人が陽水に当たります。淡泊にして行動力に優れる利発タイプです。極めて活動的な性質で好奇心も旺盛なため、一つに留まることなく次から次へと事を為していく急流のような趣きがあります。物事の判断は概して理性的かつ論理的であり、とてもクールな性格と言えるでしょう。また頭の働きが敏く直感力に秀でるのもこの数の特徴です。ただ執着心がなく思い切りはよいのですが、移り気な面があり物事に飽きやすく、平生は静かに見えても何かにつけて激しやすいため、活動の割に功を得にくいのがこの数の特徴です。大才は大事を成すも、多くは活動が実らず疲弊と不平に陥りやすいでしょう。
〇 水性(陰)
 人格が10,20,30,40などの人が陰水に当たります。沈鬱的な性情をはらむ陰気タイプです。概して外見は優しく穏やかに見えますが、内面はあたかも静謐な湖面の如く沈然とした趣があり、やや暗い性情です。長所としては頭の働きが鋭く知性に富むという側面をもち、繊細で器用な面があり忍耐力にも秀でています。しかし気弱で苦労性なため何かにつけて心配や不安が絶えず、動揺しやすいのが短所です。警戒心が強く保守的な者、人を避けて孤独を好む人などいますが、三才の配置や先天運によっては時に極端な行動を為す勝れた活動家を出し、稀に不世出の偉人や傑物を生みます。

人格と他格の関係から性格傾向を見る

 以上の十種の基本性質は、人格の数から見る基本的な性格傾向でしたが、実際は三才や人格・外格関係によりその性質は様々に変化します。ここでは基本性質を踏まえた上で、人格と他格の相剋関係から見る性格傾向について言及します。

 たとえば人格が金の人は概して剛毅で自我の強い性格ですが、三才が【土・金・土】の人と【木・金・木】の人では、その外見の雰囲気と内実は全く異なります。そのような傾向を比和関係、生じる関係、生じられる関係、剋す関係、剋される関係の五つの関係から見ていきましょう。

 以下の表は人格と他格(天格・外格・地格)の関係から分かる性格の傾向を説明したものです。たとえば【木・金・木】の人は人格の金が天格と地格の両方を剋していますので、『剋す』人に分類されます。実際にはどれか一つに偏らない場合もありますが、それぞれの傾向を見ることで自分の性質傾向が多少なりとも分かるでしょう。関係は人格と天格、人格と地格、人格と外格の三つの部位で判断します。

人格が他格と比和 【水・水・水】のように人格が他格と比和の場合は主体性や意志が強く、それでいて協調性があり他人と強力できる融和的な性格です。人格と同じ五行が強められますので、我の強い部分もありますが、概して人好きなので周囲からの協力や援助を得やすいでしょう。※ただし三才が【金・金・金】の人は金が強すぎ自我過剰となりますのでこの限りではありません。
人格が他格を生じる 【火・木・火】のように人格が他格を生じる場合は積極的かつ利他的な性格傾向となります。また生じる関係には『動く』という意味もあることから、じっとしてはいられない活動的な性格で物事を精力的にこなすでしょう。周囲から最も好かれやすいのがこの生じる人ですが、人格やその他の数(性格)にもよります。
人格が他格に生じられる 【木・火・木】のように人格が他格から生じられる場合は性格は消極的でやや鈍重な傾向があります。どっしりと落ち着いた性格でそれほど活動的ではありませんが、人格が生じられるため僥倖運とも言い、周囲から引き立てや援助を受けやすいでしょう。また外格は配偶者を象徴しますので、人格が外格に生じられる場合は配偶者に助けられる暗示があります。
人格が他格を剋す 【木・金・木】のように人格が他格を剋す場合は、積極的であるとともに攻撃的な性格傾向があります。外見は穏和そうに見える人でも、このような配置の人は内心に剛毅で殺伐とした気質があり、冷たさを感じさせることも多いでしょう。特に二格以上を人格が剋す場合は神経質な傾向があり、人を見下したり物事への好き嫌いが激しくなります。このため、このような配置の人は争いや不和に陥る暗示があるのです。
人格が他格に剋される 【土・水・土】のように人格が他格から剋される場合は消極的で気持ちが弱い傾向があります。先天運や数の陰陽にもよりますが、概して主体性が弱く気弱で常に周りをうかがう傾向があるため、周囲からも批判されやすい傾向があるでしょう。特に二格以上に剋される場合は病弱傾向となりますし、突発的な事故などにも注意を要します。

 以下が相剋関係から見る性格傾向5種です。

人格以外の格の影響力を加味し、性格をさらに分析する

 姓名判断においては人格がその者の本質的な性質・性格をあらわしていますが、たとえ人格が木の人でも、その他の格の多くに火がある人と水がある人では、その人の性格傾向はかなり変わってきます。姓名判断で性格を推し量る場合には、この点にも注意してみると、よりその人の本質的な性格が見えてくるでしょう。

 たとえば人格が11・陽木の人で、周囲に陽の火ばかりある人を考えてみましょう。陽火は明るく活発な陽的傾向をもちますので、当然その人の外見は明るく朗らかに見えるでしょう。このように、姓名五格の数は全体としてその人の外見に影響を与えます。また、木が火を生じるという五行の法則にも注意してみると、その人の性格傾向がより分かるようになります。すなわちこの人の場合は、人格の木(自身)が他格(他者や環境など)を生じるわけですから、その性格は利他的傾向となります。これは、「生じる」ということが、自分のエネルギーを減損して他に与える、という現象になってあらわれるからです。

 対して、人格が11・陽木の人で、周囲に水ばかりある場合はどうでしょうか。もちろん本質的な性格は陽木ですが、水は流動的でクールな性質をもちますので、これがこの人の外見や性格傾向にも影響を与えます。おそらく火の人よりも、理知的でクールな人に見られやすいでしょう。実際のその性格は、火の人よりも冷静かつ理性的で、なおかつ淡白です。また、水が木を生じるという側面もあわせて考えます。これは先程の火とは逆で、人格の木は周囲の水に生じられる形です。ですからこの人は、先程の人よりも少し利己的な傾向があらわれるでしょう。自分勝手というわけではありませんが、その意識は「他」よりも自分自身に向かう傾向があります。

 さらに、人格が11・陽木の人で、周囲に金ばかりある人の場合も見ていきます。金は自我・堅強・剛情などを象徴する数ですので、おそらくこの人の外見は「自我が強そう」「人当たりがキツイ」「怖そう」という風に映ります。しかし、金が木を剋すという点を思い出してみてください。つまり人格の木は金に剋されるわけですから、この人は周囲に対してやや怯えている・気が引けていることが分かります。つまり外見の割には「気が小さい」ということが言えるでしょう。ちなみに反対に人格が他格を剋すときは、積極的か過ぎる場合は攻撃的な性向となってあらわれてきます。

姓名に五行をバランスよくもっている場合

 流派によっては、四柱推命の見方と同じように、中庸を重んじ、五行のバランスが良い方が吉名だと主張するものもあります。実際は五行のバランスが良いから吉名ということはありませんが、それでも性格的なバランスは偏りの少ないものとなるでしょう。「五常」の「仁義礼智信」に当てはめて見ていきますと、「木は仁、火は礼、土は信、金は義、水は智」ですから、五行のバランスが良い人は「仁(木)」の思いやりと人情味、「礼(火)」の礼儀正しさや敬意、「信(土)」の誠実さや人当たりの良さ、「義(金)」の正義感や責任感、「智(水)」の智慧や理性的な面をバランスよくもっていると言えるのです。ただし注意点は、先天運の五行エネルギーも加味して見る必要があります。

 以上のように、人格に加えて、他格の数や五行にも注目をしてみると、その人の性格といったものがより深く理解できるのではないかと考えます。これは四柱推命でも同じです。

数が一つの五行に偏る場合の性格傾向

 数が一つの五行に偏る場合の性格傾向も見ておきましょう。当然姓名を構成する格の数が一つの五行に偏れば、その五行の特性が性格にも強くあらわれることになりますが、その五行によっては運命的に凶となる場合もあります。以下に五行別に示します。

姓名に木が多い場合
三才が【木・木・木】など、姓名のそれぞれの格が木の数で占められる場合は木の性質の特徴である穏和・実直・理性的・誠実といった面が強くあらわれます。もちろんその数が陽の木か、陰の木かによっても変わりますが、やはり性格は素直で廉直な傾向となります。木の五行が神経を意味しますので、もし三才が【木・木・木】など大木の様相を呈する場合には、男女ともに神経が図太く物事に動じない人となるでしょう。概して木の人は穏和で控えめな雰囲気を放ちますが、内面はかなり強い気性を秘めており、なかなか頑固なところがあります。不屈の精神力を有していて意志が非常に強いため、目的をもてば必ず成し遂げるという気概もあり、成功運が強いでしょう。ちなみに三才において同一五行が重なる場合は、木のみが大吉となります。三才がすべて木の有名人としては、歌手の矢沢永吉さんやタレントの有吉弘行さん、アナウンサーの高島彩さんなどがいます。
姓名に火が多い場合
火は太陽や炎などを司る五行ですから、姓名に火が多い場合は明るく活発な人になります。周りを元気にするような笑顔と暖かい心の持ち主ですので、誰からも好かれやすい人と言えるでしょう。ただし、三才が【火・火・火】となる場合は、火力が強すぎるため感情の起伏が激しくなりますし、心身ともにやや不安定となる傾向がありますので吉とは言えません。火は体の部位では心臓を象徴しますので、心臓に持病をもつ人もいるようです。非常に活発で行動力にも秀でていますが、木と違って火はあまり根気がありませんので、熱しやすく冷めやすい性情と言えるでしょう。特にこの傾向は、姓名に木が全くない場合に顕著となります。また火を多くもつ人はおしゃべりな人が多く、弁舌が巧みですので、やはり人を引きつける魅力にあふれていると言えます。姓名に火を多くもつ有名人としては、お笑いタレントの内村光良さんや、俳優の渡哲也さん、天下取りの豐臣秀吉さんなどがいます。
姓名に土が多い場合
土は静的で動じませんので、性質的にも穏和でどっしりとした落ち着きがあります。ですから三才【土・土・土】のように土が重なりますと、穏和を過ぎて鈍重となる傾向があるのです。概して動作はゆっくりで、急ぎません。いわゆるマイペースといった感じで、どことなくのっそりとした雰囲気をもちます。そのような雰囲気ですので、一見何も考えていないように見えますが、実は頭のなかでは色々なことを巡らしていて、行動よりも思考に比重があると言えます。また元々度量の大きい土ですから、姓名に土が多くあるということは、非常に穏和で度量も極めて大きいといえるでしょう。人に対する好き嫌いもほとんどなく、広大な野原のように誰でも受け入れることのできる親切心をもっています。ただし、やや繊細な神経に欠けるところがあり、人によってはいい加減な人だと感じることもあるでしょう。姓名に土を多くもつ有名人としては、女優の吉高由里子さんや、タレントの山口もえさん、またユーチューバーとしても活躍するタレントの鈴川絢子さんなどがいます。
姓名に金が多い場合
金は権威・自我・独立といった数意があります。モノとしても刀剣や岩石、金属製の物などに例えられる頑強な性質です。このため金が強い人はやや自我過剰気味となり、周囲から恐れられる傾向があります。もし外見的には穏和に見えても、金の人は内面に攻撃的・闘争的な気質を秘めていますので、どことなくピリピリとした雰囲気を醸し出しています。特に三才が【金・金・金】となる場合は、自我過剰・冷徹・攻撃的といった悪い暗示が出るため凶です。このように金が多いと非常に鋭い気性となるため、自然人との融和や協調性を欠き、不和や対立といった状況に陥りやすいのです。ただとても意志が強く決断力にも富んでいるため、頼りになる人ではあります。姓名に金が多い有名人としては、俳優の坂上忍さんや、演歌歌手の氷川きよしさん、元プロ野球選手の元木大介さんなどがいます。
姓名に水が多い場合
水は柔弱でどこにでも流れていく性質をもちますので、人の性質としても柔らかく柔軟性に富んでいます。また河川の水などが素早く流れるように、陽水を多くもつ人は非常に活動的で留まることを知りません。ですから姓名に水が多い人は常に動いていることが当たり前といった性質で、頭に浮かんだことを次から次へと行動に移していきます。土の人が頭で深く考える傾向があるのに対して、水の人はあまり深く考えずに直感的に行動していきます。そして水は「智」を象徴するため、水を姓名に多くもつ人は極めて頭がキレます。加えて神経が繊細で直感力にも秀でているため、どの分野においても有力者として頭角をあらわすでしょう。また人の気持ちを推し量ることにも長けており、これを社交の才として生かす人も多いようです。ただし、三才が【水・水・水】となる場合は人生が渦巻く水や大雨のような波乱傾向となり、病弱・没落・災難など非常に悪い暗示があります。水を姓名に多くもつ有名人としては、経営の神様として知られる松下幸之助さんや、政治家の安倍晋三さん、2チャンネルの創設者である西村博之さんなどがいます。

数の五行から行動力や行動の俊敏さをうかがう

 その人の行動力は先天運においては食傷の強さなどによって図りますが、五行だけでも大まかに知ることができます。以下のテーブルに行動力のある五行を順に並べてみます。

水は五行のなかでも最も素早い行動力を有しています。特に陽水は流れゆく川の水などにもたとえられ、絶えず動いていて止まることのできない性情を有しています。このため特に姓名において陽水(9系数)が強い人は、常に動いている人です。じっとしている時でも、頭の中では凄いスピードで色々なことを巡らせていて、次は何をしようかと常に考えています。水の流れを見ていますと、実にしなやかで柔軟性に富んでいます。このような性質が陽水の人にはありますので、障害にぶつかりそうになってもそれと対峙せず、別の考え方でもって全然別の方向へ展開できるという柔軟性があります。またあまり水が強すぎる場合は、じっくりと考えることが苦手で、常に行動ありきという人です。このためあまり水が強すぎても、思慮や計画性に欠けるため、その行動が空回りしてしまうということにもなりかねません。陽水に比べ、陰水は湖や池の水といったように静的な水ですので、行動力は陽水よりは活発ではありません。しかしながら、当然陰水の人(0系数)でも他格に金があったり水が多い場合には、その水は静的なものではなく動的なものに変わりますから、充分に行動的な人となり得るのです。反対に陽水の人でも、他格に土が多い場合は水の力はせき止められますから、当然それほど行動的な人にはならないでしょう。
火も明るく活発な性質ですので、概して行動的です。特に陽火の人であれば、その行動は急躁的で、決断力も素早く、何でもすぐに処理したがるせっかちな傾向があるのも火の特徴です。ただし感情が燃え上がりやすく、冷めやすいというのが火の特徴ですので、持続力は水ほど強くありません。このため一つの行動を熱心に行っていても、飽きやすい面があるため、行動にもムラが出やすいのが火の人の特徴です。火が強ければ強いほどこの傾向は強まります。また陽火と同時に陽水がありますと、火と水が対立することにより、その人の行動は非常に急進的となります。いわゆる一所にじっとしていられない性格で、忍耐力に欠けて怒りやすく、短気かつせっかちな人と言えるでしょう。また陰火の人は陽火の人に比べると静穏です。陰火の人は性質の弱い火であり、内面でくすぶっているようなところがありなかなか行動に出ません。しかし、陰火も火の勢いが強くなりますと、炎のように燃え上がりやすい活発な人となります。
次いで行動力に秀でているのは金です。特に陽金の人は剛毅果断で決断力にも秀でていますので、物事をどんどん片付けていこうという人です。ただ、ややせっかちで豪快過ぎる面があり、これは金が強ければ強いほど顕著となります。水と大きく異なる点は、同じ行動的でも水の人は柔軟性があるのに対し、金は自我が強く一つの物事に固執しやすいことです。ですから金の人は難事にぶつかると、それを打ち砕いてしまおうと対峙する傾向があり、これによって対立や疲弊に陥る場合があるのですが、水の人はあまりこだわりません。ただ金は水を生じる五行ですので、同時に水があれば果断な性格と水の知恵・俊敏さがあわさって非常に良いバランスとなります。とても自我が強く当たりの強い金も、水にあうことで荒々しい角がとれ、柔軟性をもつようになるのです。また、陰金も陽金に負けずエネルギッシュな行動派です。特に同時に金や水がある人は、外見は温厚そうに見えても、猪突猛進的な性格で男女ともに荒々しいでしょう。
木は基本的に土に根ざしているものですし、穏和・平静・静穏などを象徴する五行ですので、それほど行動的な人ではなく落ち着いています。木の幹が粘り強くしなやさをもつため、これが人間の性情としても不屈・強靭といった性質傾向としてあらわれてきます。同時に木の五行が強いほど精神的には強くなりますが、行動力は低くなります。木が強いほど、非常にその性質は落ち着いていて冷静・理性的ですから、物事をよく観察したり、じっくりと考える傾向があります。このため木の人が無思慮な行動に走ることはほとんどありません。あるとすれば、三才や他格構成が非常に悪い場合と言えるでしょう。このため三才が【木・木・木】とすべてに木をもつ場合には、非常に落ち着いていて理性的ですし、なおかつ気力も充実していて胆力にも秀でています。ただし、当然他格の五行によってもその性情が変わってくることは当然のことで、水が多ければ速やかな行動力と柔軟性をもちますし、火が多ければ活発で感情が燃え上がりやすい傾向も出てきます。
山や田畑を見てもそうですが、土は最も動きの少ない五行ですので、性情としても穏和ながら鈍重といった傾向があらわれてきます。土も色々な土がありますが、特に乾いた土である陽土は落ち着いています。土が様々な生物を生育する大きな器を有していることから、人の性質としても度量に秀でており、好き嫌いなく様々な人を受け入れる大きな心をもっています。ただし行動力という点では、最も鈍い五行と言えるでしょう。このため三才にすべて土が重なるなど土を多くもつ人は、概して行動がゆっくりです。物事を考えるにも、水や火の人がどんどん物事を片付けてしまわなければ気が済まない性情であるのに対し、土の人は急がず焦らずゆっくりと考えます。そして考えがまとまっても、その考えをすぐには行動には移さないようなところがあり、概してのんびりした人と言えるでしょう。また、土が多い人は体型も含めてどことなく柔らかく、ふっくらとした雰囲気をもっていますから、外見からも土の五行が多い人はすぐに見分けがつきます。ちなみに五行は、姓名のみならず先天運の五行も含めて見ます。

 以上、行動力という点でそれぞれの五行を観察してきました。性格や行動力の判断におきましては、姓名のみならず、先天運も観察しますとより多くのことが分かります。たとえば土が多いのに行動が俊敏な人は、必ず先天運に水や金を多くもっている、などです。このため性格は姓名だけではなく、先天運も同時にうかがうとより理解が深まるでしょう。

五格の陰陽から積極的か消極的かを知る

 次は五格(天格・地格・人格・外格・総格)の数の陰陽から性格の傾向を探ってみましょう。これは簡単で、概して陽が多い人は積極的かつ男性的、反対に陰が多い人は消極的かつ女性的な傾向があります。五格の陰陽の判断は、虎の舞の姓名鑑定ページで天格・地格・人格・外格・総格の部分から判断します。

 元々男性は陽の存在、女性は陰の存在ですので、男性で陽が強ければ陽大過となり、女性で陰すぎれば陰大過となります。大過となりますと、「極まってまた元に還る」の原則によって、その逆の性質をいくらか帯びることになります。このため、男性であればやや陽、女性であればやや陰程度が性格的にはほど良いと言えるでしょう。また、男性であれば陰に偏るほど女性的、女性であれば陽に傾くほど男性的となります。

 陰陽の判断方法は以下を参考にしてください。

陽の数陰の数
1の位の数が奇数(1,3,5など)1の位の数が偶数(0,2,4など)

 非常に単純です。例えば私(青山昂史)でしたら、天格が11で陽、地格が13で陽、人格が11で陽、外格が13で陽、総格が24で陰ですので、総じて陽が強いとなります。

 陽が強い場合は概して積極的かつ男性的、陰が強い場合は概して消極的かつ女性的となりやすいですが、これにはそれぞれの数のもつ固有の性質も影響しますので、この判断は単純なものと言うことができます。以下に陽的性格と陰的性格の傾向を書いておきます。こちらは男性・女性で若干性格傾向が異なります。

陽的男性 陰的男性 陽的女性 陰的女性
積極的、短気、活動的、シャイ、クール、剛毅、決断力早い、喧嘩っ早い、外向的。 女性的、穏和、おしゃべり、協調性あり、手先器用、決断力鈍い、家庭的、社交的。 積極的、男性的、活発、おしゃべり、社交的、勝ち気、陽気、仕事好き。 消極的、穏和、引っ込み思案、陰気、手先器用、決断力鈍い、内向的、家庭的。

 以上のような傾向がありますが、注意点としては先天運の傾向も加味しなければなりません。先天運における判断はこちらのページで判断をすることができますが、こちらはそれぞれの柱に【陰陽】という項目がありますので、これをご覧下さい。陽が強い方が陽的、陰が強い場合は陰的となります。これを姓名の結果をあわせることで、自身で陽的性格なのか、または陰的性格なのかということが分かります。

性格判断におけるその他の視点

 姓名判断では人格がその者の性質の本質をあらわしていますが、その他の部位も影響していることはこれまでにも説明した通りです。中でも地格はその人の名前部分でありますから、人格に次ぐ二次的性格であり、先天的性格とも言えるものです。地格は主に20歳頃までの性格を象徴します。

 天格(姓)はそれ単独ではどんな運や意味も現出しませんが、名と結合することにより意味をあらわします。そして姓名と成ることにより人格と三才が形成され、ひいては性格に影響をもたらすのです。これは単純に三才が【木・木・土】となるのか、あるいは【金・木・土】となるのかを見れば明瞭です。すなわち時を経るにしたがって三才に添った性格が形成されていくでしょう。ちなみに【木・木・土】ではすくすくと木が育つため順境運にして穏和な性格となりますが、【金・木・土】では逆境運のため気難しく厳しい性格となります。この配置の場合は、親が非常に厳しいとか、父親がいないとか、学校生活が辛いなど、やや厳しい境遇として現実にあらわれてきます。

 また外格はその者の外的印象を象徴しています。外的印象とはその人の外面や、他人から見た時の印象や雰囲気のことです。このため例えば人格が11、外格が17という場合は本質的には陽木の性質をもちながらも、外的には陽金の印象として目に映ることになります。陽金はとても自我が強く剛毅で冷たい印象を放ちますので、この人は初めはとても冷たい人だと見られやすいのですが、実際に付き合うと暖かく親切な面が垣間見えるでしょう。これが外格が象徴する性格の特徴です。

 さらに総格も性格に影響を及ぼします。実際、総格は地格や外格ほど影響力は強くありませんが、主に後半生から運勢と共に性格傾向として徐々にあらわれてきます。

 また性格判断には五格の五行に的を絞って見るのも有効です。これは俯瞰での視点ですが、単純に人格が木の人であっても、その他の格に金が多ければ金的な木の人であり、その他の格に水が多ければ水的な木の人となることを覚えておいてください。これは四柱推命でも同じです。たとえ二人の人間において人格が同じであっても、周囲のエネルギーが異なれば当然、異なる性格傾向となってあらわれます。

 このように10種の基本性質に加え、以上の性格判断を行いますとかなり洞察力が鋭敏になりますので、是非参考にしてみて下さい。慣れてくると姓名を見ただけでその人の外見的な特徴や気質が浮かんでくるようになるでしょう。

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