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姓名判断x四柱推命で読み解く小池百合子さんの運命

皆さんこんにちは。また前回の投稿から少し間が空いてしまいましたが、今回は衆院選間近ということで注目されている小池百合子さんの運命・運勢をうかがっていこうと思います。小池百合子さんの最近の動向につきましては、恐らく皆さんの方が詳しいと思いますので省略させていただきます。それでは早速見ていきましょう。

小池百合子さんの姓名判断

小池百合子さんは主運に13数・陽火をもっています。基本的には明るく活発な性質で弁舌に長け、また頭の回転も速く行動が機敏です。しかし天格には10数・陰水があり、火の勢いを弱めています。この水は雨水のようなもので陽水より強くはありませんが、火にとって水はどちらも好ましくないものです。そして当然水は火のエネルギーを弱めますから、性質的には元来明るい性質も陰り、感情の起伏も激しくなります。

このように主運に大吉数である13など陽火があっても、三才や人格・外格関係においてそれが剋される場合は当然、その力を存分に発揮することができません。特に地格と外格など、火が二つの格から同時に剋されているような人は、主運に明るい吉数である13を有していても、概して顔色が悪く、或いは険しく(精神を象徴する火が水に剋され気分は常に憂鬱気味となる)、全く沈鬱的に見える人さえあります。

しかし小池さんの場合は幸い天格の水が陰水であるということと、外格に火を少なからず生じる陰木があるため、火のエネルギーが全く絶えてしまうということはなく、この点は救いです。またこの天格と人格の関係は【成功運】と言い、その者の目的に対する成功運を物語ります。重要なのはこの成功運というものは主観的なものであり、人から見ての成功運ではないということです。もしかすると、端から見れば小池さんは成功者のように見えるかもしれませんが、本人はそのようには全然考えていないということです。逆に端から見て全然成功者のようには見えない人でも、自身が自分は成功した、自分は幸福だと考えている場合も往々にしてあり、概してこのような人は成功運が良いものです。

さらに、小池さんのように成功運に相剋がある人は、目的を達成してもその結果に全然満足できない人が多いようです。これは人格が天格に剋されている人に最も多く、内面は不満や愚痴が多い傾向となります。また成功運が弱いため何事もうまく回りにくく、このためあれこれと手を出して失敗するということも多くなりがちです。概して労多くして功少なしとなります。性質的にも一つのことに集中して取り組むということが苦手で、いつも一足飛びに目的達成を狙うというような傾向が出ます。特に小池さんは主運に陽火があって性格が性急であり、心変わりしやすいのです。

それから天格が何を象徴するのか?という疑問も重要です。私の姓名判断において、まず第一に天格が象徴するのは【天運】です。これは人格と天格の関係により導き出されます。それから天格は原則的に陽の性質を有し、地格は元来陰の性質を有していますから、すなわち天格は父親(陽)、地格は母親(陰)であり、この間に生まれ出たのが人格(自身)であります。この原則から導きだしますと、まず天格は父親を象徴します。それから天は目上という意味で、年上の人、祖先、上司、先輩なども象徴します。以前私の命名サービスを依頼された方で、上司から特に理由もないのにひどく厳しくされて困憊したことがあるという方がいましたが、やはり人格が天格に剋されていました。ですから姓名全体の構成にもよりますが、天格と人格の関係が悪い場合は父親やその他の人と関係が悪くなる傾向があるのです。

ですから小池さんであれば、特に年上の議員や先輩達との関係が悪くなる傾向にあると言えます。天格が人格に剋されていますから、向こう側からの印象としては生意気だとか、可愛くないという理由で、とにかく相手から疎まれやすく、そして批判・攻撃を受けやすいのが特徴です。このため、小池さん自身も相手に対して敵意を抱くこと往々にしてあり、このような姓名学的性質傾向が自民党との軋轢を生んだとも考えられるのです。

姓名判断において、三才など全然考えないか、むしろ無用の長物だと馬鹿にしているような人もいますが、これほど重要なものなのです。むしろ三才は姓名判断の土台・柱ですから、まず初めに見るべきものです。それから人格の火が水に剋されるような人は、著しい場合は心臓病などで急死することがあります。これは火が心臓を象徴する五行だからです。ですから子供の命名などで人格に火をもたせる場合は、周囲に特に強い水を入れないように注意すべきです。もちろん先天運にとても恵まれるか、小池さんのように水が弱く木があって助けてくれるような場合は強い病難暗示を防ぎますが、そうでない場合は突発的病難・事故に非常に注意を要します。脅かすようでなんですが、昨年、私の妻方の親戚も心筋梗塞で70歳という年で急逝しました。人格が天格の水に強く剋されており、なおかつ助けるものが弱い状態でした。

最後に人格と外格の関係にも目を向けてみましょう。外格を対人運と思い込んでいる人は多いようですが、外格=対人運というのは誤った単一的な見方です。姓名学的に、外格は人格を取り巻く存在であり、なおかつ上下関係ではなく水平関係として見ます。また人格が表であれば外格は裏というように、その者の運勢を裏で支える環境運であります。さらには人格と外格の相剋・相生関係によって、生命エネルギーの強さにも影響を及ぼします。人間関係としては兄弟・同僚・夫婦関係。日常生活や仕事では環境、そしてもちろん対人関係もこれに含まれます。ただし、外格が凶数だから対人運が悪いというのは非常に単純な見方で、概して当たりません。例えば小池さんのように外格に凶数がある場合は、その数の特徴や印象がそのままその人の外的特徴として備わります。このため、外格に凶数をもつ人はやや人から好かれにくい、暗そう、或いはとっつきにくいというような良くない印象を与えがちです。また、本人の外へのイメージも外格数に影響されます。逆に11や13、15などの陽的数を外格にもつ人は、人好きしやすい傾向がありますが、これも全体の数や構成を見て判断することが必要です。

【希望の党】という政党名

最近小池さんが旗揚げした【希望の党】についても見ていきましょう。なぜなら、この党の名前の総格数と小池さんの人格数の関係は今後の彼女の運勢を決めるという点において、非常に重要だからです。これは組織の代表である場合は、自身の人格とその組織の総格数の関係が成功運となるからです。今は公開していませんが、以前虎の舞で経営者の成功運を載せたページがありました。私が調べた限りでは、著しく成功した経営者のほとんど全てにおいて、自身の人格と組織の総格数が相生関係にありました。これは皆さん自身でもすぐに確かめられますので、気になる方はやってみてください。

さて、【希望の党】ですが、この党名の総格数は39数・陽水です。39という数は、姓名判断では大物・財運・名誉などを意味し、他を圧する大吉数ですが、しかしこれは小池さんの人格13数・陽火と真っ向から対立する最も悪い相剋となっています。このため、この【希望の党】の下で小池さんが成功するということはまずあり得ません。これは小池さんが希望の党の下では思うように活動できないか、活動しようと動いても中途挫折に終わることを暗示しています。(代表を降りて他に譲るということも考えられるでしょう。)陽水から陽火への剋は最も強いですから、概して希望の党で代表として活動することは、非常に強い非難を浴びることになるでしょう。また、選挙でもかなり苦戦することをあらわしています。党名と彼女の人格との成功関係は、このようなことをあらわしているものと考えられます。

対する【自由民主党】はどうでしょうか。こちらの総格数は41であり、やはり大吉運です。党首は安倍晋三さんですが、安倍さんの人格は20数・陰水ですから、非常に良い関係です。安倍さんは自身の姓名における成功運はとても弱いものの、自民党との関係がとても良いのです。特に陰水->陽木の関係は成功運最大ですから、名前だけで言えば歴代の自民党党首の中でも最も成功する可能性を秘めています。ただしここで言う成功する可能性も、やはり主観的なものであり、あくまでも安倍さん自身の中での成功満足度です。しかし、成功運が良い場合は概して自身の考えることがどんどん通っていきますので、やはり党首であれば自身の考える政策が次々と通っていくという風に、目に見える結果としても当然あらわれてきます。

自民党の党首についてですが、私の記事を以前から読んでいる方であれば、前に自民党党首の名前をすべて列挙したのを覚えていることでしょう。つまり自民党の数は41数・陽木ですから、党首になる人の人格もやはり木と相生している方が非常に多いわけです。最も多いのが水です。水は木を生じますから、人格が水の人が、自民党・党首としては最も成功しやすいのです。最近では、戦後最高の支持率を獲得した小泉純一郎元首相が、やはり人格に水(19数・陽水)をもっていました。ただし、陽木に対して、陽水は陰水よりも成功運が若干劣りますから、安倍さんの方が自民党においてはやや成功運が強いと言えるのです。

小池百合子さんの先天運

さて、ここからは小池さんの先天運をうかがっていきましょう。姓名判断しか知らない方は、四柱推命などと聞くだけで頭を抱えたくなるかもしれませんが、そんなに難しいものでは断じてありませんので、気軽に見てみてください。むしろあまり難しいという先入観で見ると、どんどん理解が妨げられます。反対に単純でシンプルな占いだという思いで見ると、そのものがよく見えることがあります。私もなるべくシンプルかつ単純に説明していきます。

小池さんが生まれた1952年7月15日の命式

時柱日柱月柱年柱

以上が小池さんが生まれた日の命式ですが、やはり生まれた時間が分かりません。そこで生まれた時間をすべて辿っていくと、どうしても日主は身弱にしかならないことが分かりました。最も強い時刻は同日の23時過ぎで、この時は時柱が【壬子】となり、子が辰の半合水を形成しますが、この水は戌・未の強い土によってかなり弱められますので、やはり弱と考えて問題ないでしょう。

小池百合子さんの用神

何度も述べていますが、四柱推命における要は用神です。四柱推命は用神に始まり、用神に終わると言っても過言ではないのです。日主が身弱で官が強いですから、時柱が分からなくても用神が高い確率で推測できます。ただしあくまでも推測ですので、この点はご留意ください。

まずは壬の強弱を計ります。三柱ですので具体的な強弱は分かりませんが、戌・未・辰と三種類の土が地支に座っており、土が強いということが一目瞭然です。ただし土は雑気の地支ですので、確認作業も必要です。生まれ年は壬辰の7月15日ですが、年は後半に差し掛かっており辰の本気は戊です。辰には蔵干に戊・癸・乙の要素がありますのが、7月はその中でも戊、つまり陽土が最も強い時期ということです。月支は未ですが、前節から7日余りであるため、丁が強い時期です。いずれにしても土の力が強いことは確かでしょう。

天干に目を向けますと、丁と壬が隣り合っています。この二つは干合の関係であり、合化すれば木化するものですが、地支は土が強いため木に化すことはできません。このため、合去と言って、二つの作用がほぼ無作用化します。実際には7月7日の生まれですから、丁がやや優勢となり、ここでも水が劣勢です。つまり、この三柱だけで見れば、水はほとんど力がないことが分かります。このため、用神は水源となる庚が欲しいでしょう。もし生まれた時間が壬子であっても、水源の庚が欲しいですから、用神は庚(陽金)と見てほぼ間違いはないと言えるでしょう。

つまり、小池さんは庚や金の力がなければ、決して強い運勢を得ることはできないということです。逆に言えば用神が活きる大運は、人生で最も成功しやすい運勢だと言えるでしょう。以下は喜神・忌神です。

  • 木 - 閑神(最忌神の土を剋すが、日主も弱まる)
  • 火 - 忌神(最忌神の土を生じる)
  • 土 - 最忌神
  • 金 - 用神
  • 水 - 喜神

小池百合子さんの大運・流年運

これで小池さんの用神と喜神・忌神が分かりましたので、どのような運も読むことができます。しかし、時柱が分からない場合は、大運を読む上で重要な合や沖が正確に読めないため、しっかりとした判断ができません。このため、現在の大運だけを見てみます。

第七運(62歳~)【庚子】
現在小池さんは65歳だそうですから、この運の中にいます。天干は庚の用神、そして地支は喜神の子ですから、天干・地支の喜忌だけで判断をすれば、最高の大運です。前運が【辛丑】運でしたが、それよりも数段強く、恐らく人生で最も成功しやすい、やる気とエネルギーに満ちた大運です。もし小池さんの命式に金が全くない場合は、この庚は絶対不可欠な干であり、強すぎる土のエネルギーを吸って水を生じてくれます。また、もし庚が合去・沖去などしないのであれば、程度にもよりますが土は閑神となります(土が直接水を剋すのを金が防ぐため)。このように非常に良い運勢ですが、流年運によって変化がありますので、少し見ていきましょう。特に身強・身弱に関わらず、命式中のバランスが大きく崩れている人は、流年運で上下が激しくなります。

今年は皆さんもご存じの通り【丁酉】年です。火は忌神ですが、酉は強い金ですから吉作用の強い流年運です。残念ながら合・沖関係が分かりませんが、凶とはなりません。小池さんは金・水が喜神の人ですから、季節的には秋・冬に最も力を発揮しやすく、春・夏に苦心しやすいのです。選挙間近ですから、選挙当日の柱も見ておきましょう。

第48回衆議院議員総選挙予定日

時柱日柱月柱年柱

選挙当日の気のエネルギーはこのようになっています。ポイントは午・戌の並びとなっており、火の半合が形成されています。しかし年は丁酉、季節は庚戌であり、金の力が比較的強いため、小池さんにとって大きなダメージを受けるような日ではありません。火・土がそれなりにありますので、苦心や批判などがありますが、これらのエネルギーは金に吸われ、金は水を生じます。このため、この日はまずまず小池さんの思惑通りに事が運びやすい日と言えます。特に朝から昼にかけて疲労が激しいですが、夕方3時以降から運勢は上昇に転じます。この後、19時を過ぎると戌の刻ですが、この日の柱は【庚戌】となっており、用神が来ています。

ちなみに安倍首相の喜神は金・土であり、水が閑神でした。このため、日の運勢だけで見るのであれば、安倍さんの方が優勢となります。(※本来は大運->流年運->月運->日運の順番で見ていき、なおかつ合・沖を加味した上で正確な運勢を読む)

用神や喜神・忌神から、簡単に運勢だけを判断しましたが、この五行の喜神・忌神の情報から、様々なことが分かってきます。身体的特報、性格、体の弱い部分、家族との関係などなど。ちなみに土は支配者の五行とも言われ、あまり土が強い人は上に立つと支配的になりやすい側面があります。小池さんに対しても最近独裁的だなどと批判が上がっていますが、あの強硬な姿勢で知られるトランプ大統領も命式内(1946年6月14日生まれ)に土を沢山もっており、なおかつ強いのです。

つまり、小池さんは水の人だが、身が弱いため土が忌神。トランプ大統領は己の人だが、恐らくは身強のため、やはり土が忌神。来年の干支は土のエネルギーが大変強くなる【戊戌】です。このため、二人とも来年2018年中に、避けられない何か大きな不運やダメージがあると分かります。小池さんの場合は、官の土が大過するため、判断の誤りから大きな批判を浴びて失脚する或いは中途挫折など。トランプ大統領の場合は、日主が強まり過ぎるため強引・暴走などによる破壊行為が懸念されます。特にトランプ大統領の場合は、それが世界を揺るがすようなものでなければ良いのですが、見守りましょう。

今回も最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。