姓名判断の虎の舞

姓名判断x四柱推命で読み解く安倍晋三さんの運命

第三回は現在の内閣総理大臣である安倍晋三さんの命運を見ていきたいと思います。出生時間のソースは以下で、こちらを元に安倍さんの命式を読んでいきます。【出生時間の分かる有名人まとめWiki】

1954年09月21日02:35分東京都生まれの命式

時柱日柱月柱年柱

日主の強弱

まず初めに明らかにしておかなければならないのが日主の強弱ですが、恐らく四柱推命を学ばれた方のほとんどはこの命式を身強と判断するのではないでしょうか?それは月支に酉の帝旺があり、月刃格(月令を得、しかも本気が劫財であること)となっているからです。しかしよく全体の流れを読みますと、隣には辰があって支合しています。支合も干合同様良い働きと思っている方が多いようですが、支合それ自体に吉凶はありません。簡単に言うと吉神が合すると凶、凶神が合すると吉となりますが、これを元に判断するとこの辰・酉の合は凶です。

すなわち、辰・酉は両方とも日主を生じる地支ですから、これらが共に合するということは日主を生じるものが地支に無いと見ます。実際は完全に無作用化するわけではありませんが、ほとんど力になりません。いわゆる合去です。ちなみに辰・酉は合化しないのか?という問いに関しましては、酉の天干は癸ですので合化はありません。

それから辰と酉を除いた形で命式をうかがってみると、日主を生じるのは時干の戊だけです。しかし時支には戊を剋す寅がおり、この寅は年干の甲によって通根している強い木です。また月干には癸があり、これは傷官ですが、この水が年干の木を生じ、さらに木が年支の午を生じるというようにその流れは木・火となっており、これらが金を弱めます。また、辰・酉を除いた地支は寅・午の火局半合であり、つまり火が最も強であり優勢な命式であるのです。よって日主やや弱。この点を見逃しますと、日主強と判断してしまい、その後の大運を読む上でも全然真逆の判断をしてしまうことになります。

用神の取得と喜神・忌神

用神を定めるためには、まずは命中の病を探さなければなりません。命式の中では木が強い力を得ていますが、午・寅の半合によって火の力が最も強くなっており、これが病です。このため、火を剋す水が病薬用神ではありますが、扶抑の観点からは食傷は用神として取れません。この場合は火が官(日主を剋す五行)ですから、身を守る印を用神として取ります。庚の印は土です。さらに言えば金をよく生じるのは水をよく含んだ湿土ですから、己を用神とします。ちなみに官を忌神とする人は、周囲から批判されやすく、心身のバランスも崩しやすいところがあります。

以下、喜神・忌神です。

喜神・忌神を書きましたが、安倍さんのように合によって身弱となっている場合は、合が解けると日主が一転強に転じるため、合を解く地支が吉です。辰・酉の合を解く地支は多く、子・丑・卯・辰・巳・酉・戌などで、これらすべてが基本的に合を解きますが、吉凶の差はかなりあります。中でも吉作用が強いのは丑・辰・酉など土・金の地支です。

調候用神に関しましては、火と水のバランスが程よく取れていますが、辰・酉が合去してやや燥に傾いていますので、水が欲しいと言えます。ですから水が乾いた時に体調のバランスを崩しやすいでしょう。安倍さんの健康運に関しましては、以下の姓名判断の項で改めて解説致します。

大運を読む

以上で用神・喜神・忌神が定まりましたので、どのような運も読むことができます。すなわち、安倍さんの運勢はいつ良く、いつ悪いかということが明瞭に判断できるということです。まずは大運を簡単に見ていきましょう。

6歳~16歳【甲戌】
地支は戌が合を解き吉。身は一転強となるため、心身共に活力を得ます。(寅・午・戌の火局三合が揃っていますが、辰のおかげで成立しません。)しかし天干の甲は喜神の戌を剋すため凶。あわせて判断すると平運~やや喜神運ですから、概して境遇は安泰です。健康にも大きな問題は出にくいですが、流年運で木・火が強まる時は体調を崩しやすい時です。
16歳~26歳【乙亥】
亥は閑神ですが、蔵干に木を蔵し、忌神の木を強めるため閑神ながらもやや凶。天干の乙は木・火の加勢をするため凶威あり、概して忌神運です。忌神の財・官が力を得ている運勢ですから、精神的にはだらけやすく、目的は叶いにくく我慢の多くなる運勢ですが、下積みの時期と心得れば吉。健康も崩れやすいでしょう。
26歳~36歳【丙子】
地支の子は午と沖の関係ですが、辰と半合の関係であるため、辰・酉の合を解いてやや吉。天干の丙は忌神ですが、身が一転強となるため凶威とはなりにくく、平運~やや喜神の作用があります。喜び多いでしょう。この大運の時に安倍さんは『神戸製鋼に3年間勤務した後、1982年(昭和57年)から当時外務大臣に就任していた父・晋太郎の下で秘書官等を務める。1987年(昭和62年)6月9日、当時森永製菓社長だった松崎昭雄の長女で電通社員の昭恵と新高輪プリンスホテルで結婚式を挙げた。媒酌人は福田赳夫夫妻が務めた。』とウィキペディアにあります。
36歳~46歳【丁丑】
丑は辰・酉の合を解き、なおかつ日主・庚を生じる大吉運。天干の丁は癸と沖去しこれもやや吉となる。喜神運で、ほとんど意のままに動く運です。この大運の時に安倍さんは『第40回衆議院議員総選挙に山口1区から出馬し初当選。当選後はかつて父・晋太郎が会長を務めた清和政策研究会に所属する』。もちろん流年運によって上下ありますが、概して心身共に充実した10年を送っているはずです。
46歳~56歳【戊寅】
大きなポイントかつ試練となる大運です。地支の寅は合を解かず、なおかつ火を生じるため強い忌運。また天干の戊は扶抑の観点からは吉作用あるが、水の力を著しく弱めるため体調を崩しやすい時期となる。やや忌神運です。全体としては火の官が強まるため、心身安定しにくく、かなり力を発揮しにくい運勢です。また、政治家としては周囲から批判されやすい運で、ゴタゴタも起きやすいでしょう。我慢の時。この大運の時に、『2006年(平成18年)9月26日に戦後最年少の52歳で自由民主党総裁(第21代)、内閣総理大臣(第90代)に就任するも、2007年(平成19年)に第21回参議院議員通常選挙での敗北と、体調の悪化を理由に同職を退任』。また、朝日新聞をはじめとする周囲からも相当批判されました。
56歳~66歳【己卯】(現在運)
こちらも前運同様【土・木】の運勢ですが、これを五行としてだけ見、或いは印綬か偏印かなどとして見ると全く運勢が読めませんので注意が必要です。注目すべきポイントは卯で、寅とは作用が全く異なります。なぜなら卯は辰・酉の合を解くからです。このため寅よりはかなり好ましく、やや吉だが、結局火を生じるため大吉とはなりません。天干の己は忌神の甲と合して吉。あわせて見るとやや喜神運ですから、前運よりは大分持ち直しました。健康運も大きな心配はありませんが、やはり水の力が弱いため火が強まると体調を崩しやすくなります。
66歳~76歳【庚辰】
人生の中で最も恵まれた大運です。辰は支合を解き日主へ力を注ぐため大吉。天干の庚は忌神の甲と沖去しますがこれも吉。心身共に安定した運勢です。

ざっと大運を読んできましたが、概して喜神運が多く恵まれています。

流年運を読む

大運を読みましたが、やはりその年々の運勢を読むには流年運と合わせて判断しなければなりません。以下では安倍政権が誕生してからの流年運を簡単に読んでいきます。

第1次安倍内閣時、大敗した参議院議員選挙。2007年7月29日

日柱月柱年柱

この時の大運は【戊寅】でした。あわせて見ても忌神だらけです。閑神の未はありますが、燥土で金をあまり生じられないことに加え、火が強くさらに乾いています。非常に苦しい時期。

第2次安倍内閣が発足したのが2012年12月26日です。以下です。

日柱月柱年柱

大運は前述の通り【己卯】へと切り替わり、大運やや喜神です。流年以下はご覧の通り、あるのは土・金・水であり、忌神0です。概して安倍さんは金・水の強くなる秋から冬にかけて力を得、春・夏に疲弊します。特に夏(5月~7月にかけて)は批判されやすく、体調を崩しやすく、周囲のゴタゴタも起きやすいため気が滅入りやすいでしょう。

2013年7月21日の第23回参議院議員通常選挙で過半数を超えねじれを解消

日柱月柱年柱

忌神の火あるも、強い土と天干の癸によって弱い。概して土が力を得ている吉祥の強い時期。

2020年東京オリンピック招致が決定した2013年9月7日

日柱月柱年柱

今度は季節が秋となり、金が力を得ている時期。丙あるが、時支に子あり非常に弱い。同時に食傷があるため、自分の願いが叶う時。

任期満了に伴う2016年7月10日の第24回参議院議員通常選挙において、前回を上回る議席を獲得した。

日柱月柱年柱

年支の申は忌神の寅を抑え込むため大吉。月運の【乙未】はやや忌。全体的にはそれほど吉運ではないため、結果は良くも内心はヒヤヒヤしています。

安倍内閣の支持率が60%から62%に上昇した時(日本経済新聞社とテレビ東京調べ)。2017年3月27日頃

日柱月柱年柱

金・水が力を得て火を圧している日。自分の思い通りに事が運びやすく、批判も免れやすい時期。

2017年7月に行われた東京都議会選挙で大敗

日柱月柱年柱

火が優勢。庚は丙によって剋され無力。そして寅が火に大きく加勢し、強い悪運の時。

安倍内閣の支持率が29.9%へ急落した時期。2017年7月14日頃です。

日柱月柱年柱

全体的に忌神の火が強くなっています。この日だけで見ればですが、日干の壬も丁と合しており無力。ここにも忌の寅。

流年運は本来は大運と絡めて読んでいきますが、大運と絡めるとかなり複雑になるため、ここでは喜神・忌神の作用を明確に知っていただくため流年運や月運のみ表示しました。ちなみにこのように、事象から喜神・忌神を判断することもできますので、皆さんも喜神・忌神などが分からなくても、例えば悪いことが起こった時間の四柱を見ることで、喜神・忌神を推測することもできるということです。その時水が強ければ水が忌神の可能性高く、火が強ければ火が忌神の可能性高いとなります。しかし、干支には合や沖という作用がありますから、一つの事象だけをもって喜神を推測することは難しいと言えます。このため、できるだけ多くの事象から慎重に判断する必要があります。

安倍晋三さんの来年の運勢は?

来年(2018年)は【戊戌】という、大変土の力が強い年です。土は安倍さんにとっては喜神ですから、とても良い運勢では?と思われるかもしれませんが、土の性質に目を向けると、戊・戌というのは両方とも乾いた土である燥土であるため、やや埋金の憂いありです。埋金というのは、日主が金の人に言われるもので、日主の金が土に埋まって力が発揮できなくなるというものです。燥土は水を強く剋しますから、安倍さんの才能発揮に重要な水の力を削ぎます。これに加え、戌は火を蔵しており、安倍さんのもつ寅・午と火局三合を形成する地支であります。実際、火局三合は辰によって成立しませんが、それでも火の勢いが増すことは確かですから、来年はやや苦しい時期となるでしょう。

さて、ここまで読まれた方は、もう既に安倍さんの喜神・忌神がはっきりと分かっていることと思います。そうであれば、姓名における吉凶も自然と明瞭に分かってきます。次は姓名判断です。

安倍晋三さんの姓名判断

まずは喜神・忌神と姓名五格との関係から見ていきます。天格の土は喜神、人格の水は閑神、地格の火は忌神、外格の水は閑神、総格の水は閑神です。ポイントは強い忌神の火ですが、三才は【土・水・火】と忌神を剋しているため火の力は無力に近いと言って良いでしょう。姓名においては水が圧倒的に強く、これは喜神よりの閑神ですから、先天運との兼ね合いは悪くありません。

しかし、水の五行は日主庚が生じる五行であり、つまり扶抑の観点からは日主を弱める五行ですから、吉とはなりません。やはり扶抑用神である土や、日主を生じる金で人格を構成することが安倍さんには必要であり、そうでなければ健康運を減じることになります。

次に、姓名それ自体の構造が悪く、悪運を招きやすいと言えます。特に三才は人格が天格・地格と上下相剋となっているため、浮沈の激しい運勢が予想されます。成功関係は【土・水】であり、人格が天格に圧されているため、目的達成には相当の苦心困難を要し、周囲からは批判を受けやすい人です。基礎運は【水・火】の急変運となっているため、突発的な事件・事故が起こりやすく、大きな病気に掛かりやすい健康運の弱さがあります。安倍さんは『潰瘍性大腸炎』を患っているとされますが、大腸を象徴するのは日主である金の五行です。つまり、金の力が著しく弱まる時にこの病を発しやすくなるということですが、姓名には弱い土が一つあるだけです。

人格は20数で、この陰数を人格に有する者は概して活動力に乏しいところがありますが、安倍さんのように水が旺盛な人はその限りではありません。特に先天運から見て水は活動力を象徴する食傷に当たっているため、水は大海の水に変じるが如く旺盛な活動力を発揮します。むしろ常に動いていないといられない性情で、自分の考えたことを次から次へと行動に移していくタイプです。(安倍さんは思考を象徴する印の力が相対的に弱いため、この点においても考えより行動が先に出やすいといえます。)しかし、副運の9や総運の29という数が示すように、あまり周囲を気にしないでどんどんと実行に移すところがあり、これが行き過ぎると独断的・ワンマンとなり注意が必要です。水が強い人は頭が良く活動的な人ですが、やや視野が狭くなる傾向は注意を要します。