姓名判断の虎の舞は、五格剖象方を基本とし、姓名の根幹である「天・人・地」三才を重視する姓名判断サイトです。

姓名判断でわかる恋愛運~恋愛運が良い名前と悪い名前

今回のコラムでは「姓名判断で分かる恋愛運」と題しまして、姓名判断と恋愛についての記事を書いてみようと思います。というのも、当サイトの改名依頼におきまして、特に女性の方から恋愛・結婚運についてのご質問を受けることが多いため、ここで私の考えを少しまとめておきたいと思ったからです。

早速ですが、姓名判断で恋愛運をうかがう主な方法は以下の3つです。

  1. 四大運の数による性情から恋愛運を知る
  2. 三才が示す性情から恋愛運を知る
  3. 人格と外格関係からパートナーとの関係性を知る

姓名から恋愛運をうかがう場合は、以上の項目を順に見ていきます。このため、今回の記事ではまずこれらの項目について順に解説をしていきます。なお当サイトのユーザーの方であれば既に知っていることと思いますが、姓名判断には「寡婦運」という、恋愛運を著しく低下させる運数があります。当記事ではその「寡婦運」についても解説していきたいと思います。

1. 四大運の数による性情から恋愛運を知る~恋愛運を大きく下げる寡婦運とは何か?

姓名から恋愛運をうかがう場合は、まずはじめに姓名の四大運を見ます。四大運とは以下の4つの運格のことです。

  1. 主運(人格) - その人の性情に最も大きく影響する部位であり、青年後は一生を通じて中心的に作用する大変重要な運です。
  2. 前運(地格※ただし一文字名の場合は名のみの数) - その人の性情に対して主運に次いで影響する部位であり、主に前半生に強く作用します。
  3. 副運(外格) - 主運を補佐する運格のため副運と言います。大体30歳頃から強く作用し、その人の環境運を司ります。
  4. 総運(総格) - 総合的な運勢を司り、大体40歳頃から強く作用し、後半生の運気を支配します。

なお「天格は運勢に影響を与えないのですか?」という質問をたまに受けますが、天格は地格とあわさってはじめて他の格を構成する部位であり、運勢に対する影響は間接的なものであって直接的なものではありません。天格という言葉から「天運」という言葉を作り、あたかも先天的な運勢を象徴する部位であるかの如く言う占い師等もいますが、全く間違った見解であり、このためもし天格が凶数であっても恐れる必要は全くありません。もし天格に凶意があるのであれば、「前田(大凶数・14)」の姓の人はみんな天運に恵まれないという、とても不合理なことになってしまいます。

また巷の姓名判断においては、天格・人格・地格をまたぐように新たな格を取得し、これに「社会運」や「家庭運」などと名付けて成功運や恋愛・結婚運が分かると言っている占い師やサイトなどもありますが、姓名判断の基本は五格であり、それらを無視した運格には何の理論的根拠もありませんのでご注意ください。あくまでも姓名判断の基本は天格・人格・地格の天人地三才と、外格と総格をあわせた五格から判断を行います。

それでは次に、四大運の部位による恋愛傾向を見ていきましょう。

恋愛運における主運(人格)の影響

主運は概して20歳頃から強く影響し出し、その後の人生に最も大きな影響を与える部位であり、そのために主運と呼びます。また主運は人格であり、その人の本質的な性格を象徴する部位であるため、恋愛運において最も大きな影響のある運格と言ってもいいでしょう。

ですから主運に凶数や寡婦運があると、恋愛運が悪く良縁に恵まれなかったり、出会いがあっても長続きしない、あるいは悪い異性に引っかかったということも起きやすいとされています。

また主運に剛数である7や8系数をもつ場合は、性情が強く男性的となるため、モテ度が少し下がります。この辺りは後の「恋愛運の強い数・弱い数」の項目でお話したいと思います。

恋愛運における前運(地格)の影響

前運は主に生まれてから30歳前後までに強く作用する運格とされています。また前運は名前部であり、その人の潜在的な性格傾向を示す部位でもあります。前運に凶数あるいは寡婦数を有する場合は、前半生において恋愛運に恵まれない傾向があらわれます。

また前運(地格)においては、主運(人格)との関係性も恋愛運に作用します。概して人格・地格が相生する場合においては、性質面において温和・素直・和気といったポジティブな要素が加わりますが、相剋する場合は陰気・弱気・攻撃的といったネガティブな傾向となるため、恋愛運も自然と下がるのです。

恋愛運における副運(外格)の影響

人格(主運)が自分自身をあらわす部位であるのに対し、外格(副運)は他人との関係性を象徴する部位と言えます。このため副運の数は恋愛運に大きく影響します。また副運の数は、自分が相手からどう見られているか?といった外的性質・印象を象徴しますので、副運に吉数をもつ場合は当然恋愛においてもプラスとなります。

この「外格から見る外的性質」については、【姓名判断による相性の見方】でも語っていますので、よろしければご覧ください。

さらに、人格と外格の関係性も恋愛運に大きな影響を及ぼします。この人格と外格の関係性は後ほど詳しく解説しますが、相生か相剋かによって他人との関わり方が変わるため、恋愛運を大きく左右します。

恋愛運における総運(総格)の影響

総運は概して後半生(40歳頃~)から強く作用しはじめる運格であるため、総格に凶数や寡婦数などをもつ場合は、後年における恋愛・結婚運の悪さを物語っています。しかし総格を単にその人の「性質」の一部として見る時には、時期は関係ありません。つまり総格の数もその人の性質に影響を与えるため、当然吉数である方が恋愛運も良いと言えるでしょう。

また、総運に寡婦運があるだけで、その他の運格は吉数だから若い頃は大丈夫というわけではなく、前半生においても総運の凶数や寡婦数の影響力は微力とはいえやはりあります。このため恋愛運になぜか恵まれず、総運に寡婦数をもっているという場合には、改名が効果を発揮するでしょう。実際に改名依頼に来られた方のなかにも、改名後に良縁に恵まれ結婚できたという報告がありました。

さて次は、「恋愛運の強い数・弱い数」について見ていきましょう。

恋愛運の強い数・弱い数

それではそれぞれの数がもつ恋愛運について解説していきたいと思います。しかしすべての数を一つ一つ説明しているととても大変なため、数をいくつかのグループに分けて解説していきたいと思います。

恋愛運を著しく下げる寡婦運数

あまり知られていませんが、姓名判断には恋愛運を大きく下げる寡婦運数というものがあります。ちなみにこれは女性にのみ言われる数であり、結婚後にあらわれると離別や孤独になる傾向が強いことから「寡婦運」と呼ばれています。

また寡婦運数は未婚女性の姓名にある時は結婚が遅くなる傾向にあり、私のところへ改名のご依頼に来られる「恋愛運に恵まれない」という女性の多くにも、不思議と寡婦運数がよくあらわれています。

さて、寡婦運と呼ばれている数は概して昔は頭領運と呼ばれた数であり、以下の数です。

  • 21 - 頭領運にして非常に剛であり、支配力が強い。女性の姓名にある場合は、外見は大人しそうに見える趣あるも内面は剛であり、男性的となる。気質がとても強く、自立心・独立心も旺盛なしっかり者であり、男性の下に立つことを嫌うため恋愛運は弱い傾向にある。(例:高橋真麻)
  • 23 - こちらも頭領運にして非常に剛であり、権威力・支配力が強く男性的となる。とても独立心が強く、なおかつ剛気であり、往々にして対立を招きやすい性質ゆえ恋愛運は弱い。また23数の人は口も非常に達者である。(例:磯野貴理子)
  • 28 - 男性・女性ともに大凶数。自我意識が強く、気質は剛気かつ傲慢な傾向があり、対立・不和運とも言われる。このため恋愛運はとても弱く、長続きし難い傾向あり。(例:岡本夏生)
  • 29 - 上記らの数よりは寡婦的暗示が弱いため準寡婦運と呼ばれる。知力抜群・仕事好き・独立心旺盛という気質であり、女性は男性以上に逞しいため、恋愛と縁遠く結婚は遅くなる傾向がある。(例:大塚愛)
  • 33 - 最も強烈な寡婦運と言われ、恋愛運・結婚運ともに非常に弱い。気質は23と似ているが、さらに剛気・権威力強となる。結婚後この数があらわれる場合は、末に孤独となる暗示大。(例:高岡早紀)
  • 39 - 33と並ぶ強烈な寡婦運・後家運と言われ、恋愛運・結婚運ともに非常に弱い。気質は知力に秀で、独立心旺盛、また権威力・支配力強く男性顔負けとなる。(例:田嶋陽子)

以上が寡婦運数と呼ばれるものですが、特に21・23・33・39の数が強烈な寡婦運と呼ばれ、恋愛・結婚運を大きく下げる数です。このため未婚女性の姓名に以上の寡婦運数がある場合は、恋愛成就し難く婚期遅れる傾向、また既婚女性の姓名にある場合は波乱・対立・不和・離別などの凶意があらわれます。

ただし、当然四大運の他の数のあり方、また三才の如何により凶意が強まったり弱まったりしますので、総合的な判断が必要となります。

恋愛運に恵まれにくい強情数

また寡婦数以外にも、恋愛運に恵まれにくい数というものがあります。その理由は寡婦運数同様、数に宿る性質に由来しています。

  • 7系数 - 7系数は陽金の数であり、元々自我がとても強く強情な面があるため、パートナーと対立・不和を引き起こしやすい性情です。またやや度量の狭い面があります。このため恋愛関係になっても、相手との長続きし難い傾向があるでしょう。特に人格に7系数がある場合にその傾向が強くあらわれますし、三才に金が重なる場合はさらに凶です。
  • 8系数 - 8系数は陰金の数であり、7系数ほどではないものの、とても性情が強い数です。気質は直情型で、思ったことをズバリというところがあるため、こちらも陽金同様、対立・不和的暗示があります。

以上単純に系数として見てきましたが、もちろんそれぞれの数によって性情は若干異なりますし、三才配置によっても大きく性情および恋愛運が変わることに注意してください。たとえば7系数にしても、27は7と比べてさらに自我が強く、鋭い性情となります。

また、概して三才が【金・金・金】など金が重なる場合は自我強・恋愛運弱へと傾きますし、【土・金・土】などであれば温和・円満さのある土も強いためまず心配する必要はありません。

さらに【木・金・木】など金と木が相剋する場合は、性情が神経質かつ暗めとなるため、モテ度が大きく下がります。反面、三才【水・金・土】の人は自我少々強いですが明るく活発なためモテる傾向です。

恋愛運に恵まれやすい強運数

対して恋愛運に恵まれやすい数もあります。一般的にこれは姓名学において大吉数と呼ばれるものですが、特に恋愛運に強いのが人徳のある「人気運」数です。以下、簡単に紹介していきましょう。

  • 15 - 最大吉運である15は、最も恋愛運に強い数と言えるでしょう。性情は温和・控え目・度量が大きく愛嬌もあるため、自然と多くの人からモテるタイプです。また概して年上の人からの人気が高いです。
  • 35 - 土の数は概して対人運が豊かですが、35は女性にとって大変吉となる数です。35の数は土の数のなかでも円満気質であり、親切かつ度量が大きく、協調性に優れるからです。このため35数をもつ女性は男性からとても魅了的に見えるでしょう。
  • 13 - 13は陽火であり、とても明るく活発な人気運です。また性質が素直なため恋愛運は概して強いです。23や33といった数も陽火ですが、13には寡婦的暗示がなく大吉であります。
  • 32 - 32は人徳・円満・人気数として知られ、その愛嬌と和気のある性質から恋愛運にとても強い数です。
  • 6・16 - 陰土の数である6と16は、特に外格にあると人を惹きつける要素として作用するため、恋愛運にもプラスに働きます。これらの数をもつ人は性質が温和かつ人好きなところがあるため、自然と人気を得るタイプです。
  • 24 - 財・人・物に恵まれるといわれる24数は、温和かつ繊細な神経を有し、人を惹きつける魅力に富みます。また知力に長けるため、恋愛における駆け引きも上手い傾向があります。

以上が恋愛運に恵まれやすい数ですが、いずれにおいても三才や人格・外格関係などにより、その数の吉祥の出方が大きく変わる点に注意してください。たとえば13数・陽火を人格に有していても、三才が【金・火・水】などの場合は火がとても弱いため暗めの性情となり、モテ度が大きく下がります。

またモテ運である32数を総格に有していても、三才に金を二つもつなどの場合は、32の温和さが金の数の自我の強さに打ち消されるため、32数の恩恵が著しく減ります。つまり四大運の数に加えて、姓名の構造が問題になるということです。

2. 三才が示す性情から恋愛運を知る~吉数が多くても三才悪ければ恋愛運凶?

三才についてはこれまでにも簡単に触れてきましたが、もう少し踏み込んで解説していきましょう。「恋愛運に最も影響を与える要素とはなにか?」という質問に対しては、「性情」と一語で返答できます。すなわち「性情」が恋愛運を左右するわけですから、性情を見れば恋愛運が分かるというわけです。つまりは「恋愛運」という目に見えない「運」があるわけではなく、性格・性情が恋愛運の良し悪しを直接的に左右しているというわけです。

こう考えると、恋愛運を知るためには性情を知れば良いということで、その性情を知るために最も手がかりとなるのが人格と三才の構成です。以下では三才の構造から見る恋愛運の傾向を解説していきます。

三才から見る恋愛傾向5つのタイプ

三才配置は五行によってあらわします。また五行には「同一五行・生じる・剋す・剋される・生じられる」という5つの関係があり、これらの関係によってその人の性情の傾向が分かるのです。このため恋愛の傾向についても、この5つの関係を読むことでその人のタイプが分かるというわけです。

三才に「人格と同一五行」が多いタイプの恋愛傾向

三才が【木・木・木】や【金・金・金】など、同一五行が重なるタイプは、自我や自己主張が強いタイプと言えます。これは自身を象徴する人格と同一の五行が集まっていることから、生命エネルギーが強く、それによって自我意識も強まるためです。

概してこのタイプはプライドが高く、自分が主役という意識がとても強いため、恋愛においても相手に合わせるという意識はあまりありません。どちらかと言うと相手が自分に合わせてくれるのを望むタイプで、多少わがままな傾向があるでしょう。

また同一五行の気が集まることから、その気質は概して剛にして頑固なため、一度喧嘩になると譲らない面があります。このためもし相手も同一のタイプである場合は、喧嘩になると派手になる傾向もあります。特に陽木・陽金の人は自我が強い傾向があります。

ただし【木・木・火】や【水・金・金】など、同一五行があっても、天格・地格のどちらかに生じる五行がある場合は、気がそちらに流れるため、随分と自我の強さや頑固さが和らぎます。

三才に「人格が生じる五行」が多いタイプの恋愛傾向

三才が【火・木・火】や【金・土・金】など、人格が生じる五行が多いタイプは、概して相手に尽くす傾向があります。これは、自身を象徴する人格が他格を生じる、つまり自分の気(エネルギー)を相手に分け与えるという意味があるからです。

このタイプはとても活動的かつアイディアが豊富であり、好みの異性を求めるための労力も惜しみません。このためこのタイプはモテる人が多く、いざ恋愛関係になっても相手に尽くすため、関係が長続きしやすいと言えるでしょう。

気質は繊細タイプで、気配りがうまく、相手の変化にもよく気が付きます。またこのタイプの人には社交的な人も多いでしょう。

短所としては移り気・飽き性であるため、浮気性の人が多いかもしれません。

三才に「人格が剋す五行」が多いタイプの恋愛傾向

三才が【木・金・木】など人格が剋す五行が多い場合は、気質が鋭く攻撃的となります。これは人格が剋す五行により、「剋の気勢」が加わるためであり、特に天格・地格ともに剋す五行である場合は神経質となる傾向があります。

気質は繊細ですが、「生じる五行タイプ」のように温和ではなく、イライラ気味の完璧主義となりやすいため、一緒にいる人は少々疲れるかもしれません。

恋愛においても、度量がやや狭く、相手の嫌な面が目に付きやすいタイプであり、関係が長続きしにくいと言えます。また、内面には少々攻撃的なところがあるため、対立・不和的暗示も濃厚です。特に人格が金の人は性格がきつくなりやすいでしょう。

ただし、【木・金・土】など、天格・地格のどちらかに比和・相生となる五行がある場合は、大きな問題にはなりません。

三才に「人格を剋す五行」が多いタイプの恋愛傾向

三才が【水・火・水】など人格を剋す五行が多い場合は、意志薄弱にして陰気の傾向となります。生活全般においてどことなく覇気がなく、対人関係においては人見知りや、相手の顔色をうかがうような弱気さがあらわれます。

気質は内向的で概して静穏となるものの、内面には少なからずネガティブさや卑屈さがあるため、恋愛面においても異性の心を得難いところがあります。また積極性が弱いため、特に男性は頼りない人と思われることが多く、関係も長続きし難いでしょう。

またこのタイプは気持ちが自己中心的となりやすく、したがって相手に尽くす・相手との関係を良くするという意識が弱いため、それが相手の不満や批判を招きやすいとも言えます。

三才に「人格を生じる五行」が多いタイプの恋愛傾向

三才が【金・水・金】など人格を生じる五行が多い場合は、周囲から福運に恵まれやすい傾向があります。これは人格が他格から生じられるためで、何かと援助を受けたり、引き立てを受けたりする運に恵まれていますが、これもこのタイプの気質に由来しています。

このタイプは概して人懐っこい性質であり、人見知りをあまりしないため、人運にもよく恵まれます。このため恋愛においてもモテるタイプですが、天真爛漫なところがあり、相手を利するという意識はやや弱いでしょう。

概してその気質は協調的・円満・無邪気・素直であり、人を惹きつける魅力に富むため、以上の5つのタイプの中では最もモテやすいタイプです。しかし少々自分中心になりやすいところは注意が必要です。

以上、三才にから見る5つのタイプを簡単に紹介してきました。特に付け加えませんでしたが、上記は五行の構造であり、五行そのものの特性や数の特性を考慮に入れていません。しかし実際には、人格の五行によってその気質や恋愛運が変化することを考慮に入れてください。

たとえば【土・金・土】と【木・火・木】はともに「人格を生じる五行」タイプですが、人格が異なり気質に大きな違いが出る分、それが恋愛傾向においても大きな違いをもたらす可能性があるということです。

三才から見る性情についてより詳しくは、【三才一覧】ページをご覧ください。

3. 人格と外格関係からパートナーとの関係性を知る~恋愛相手との関係が順調にいくか否か

次は人格と外格関係から見る恋愛運について解説していきます。外格は配偶者やパートナーを象徴する部位であるため、人格(自分自身)と外格(パートナー)の関係をうかがうことにより、恋愛相手との関係性が見えてくるのです。

またこの人格と外格関係は三才と同様、その五行関係によってその人の性情の傾向をうかがうことができます。このため基本的な見方は三才の時と同様なのです。ただし、この人格と外格の関係は、よりパートナーと自分の関係性を具体的にあらわす部位であるため、恋愛運というよりはパートナーとの運勢を占う部位として用います。

以下三才と同様、五行関係の5つのタイプについて簡単に説明を致します。

  • 人格が外格と同じ五行 - この関係は「相助け合う」であり、パートナーと共に助け合いながら歩んでいくというポジティブな意味があります。概して二人の歩調や考え方・価値観が一致するため、順風な恋愛運と言えるでしょう。
  • 人格が外格を生じる - 人格が外格を生じるため、パートナーに対して思いやり・尽くす傾向があります。このため当然良い関係性を維持する可能性が高く、相手からも頼りにされる傾向があります。
  • 人格が外格を剋す - 人格が外格を剋すため、パートナーに対して辛く当たりやすい性質傾向があります。出会った当初は優しくても、徐々に相手の嫌な面が目に付き、不満をぶつけるなどしやすいでしょう。また相剋には「距離が開く」という意味もあることから、人格・外格関係が相剋する人はパートナーとの間ですれ違いや別居生活が起きやすいと見ます。
  • 人格が外格に剋される - 人格が外格に剋されるため、パートナーから不満や批判を受ける暗示があります。性質としてもこのタイプは自分中心になりやすいため、相手の意向と足並みが揃わずに関係がギクシャクしやすいでしょう。また考え方にややネガティブなところがあり、相手を疲れさせやすい傾向もあります。
  • 人格が外格に生じられる - 人格が外格から生じられるため、パートナーからとても愛されたり、大切にされる暗示があります。気質は「生」であるため温和・円満・素直となり、パートナーから多くの愛情を受けやすいでしょう。またパートナーがとても助けになる暗示があります。

以上、5つの傾向を簡単に説明してきました。ただし上記は自身のみならず、パートナーの「人格・外格関係」もうかがう必要があることに注意してください。例えばAは【木(人格)・火(外格)】であり、Bは【火(人格)・水(外格)】である場合は、Aは相手を生じる気の流れがあっても、Bはその気を受け付けない性情となるため、AはBへの不満が募る暗示があります。

以上に加え、五行や数の特性を加えるとさらに理解を深めることができます。以下、端的に説明していきます。

  • 人格・11、外格・11の場合 - 共に温和の気勢がある順風運。ともに自立し、よく助けあっていく暗示がある。
  • 人格・13、外格・19の場合 - 陽火・陽水のため冲となり、はじめ良くても後に波乱を生じる可能性大。険悪な対立や、離別の可能性がある。
  • 人格・11、外格・17の場合 - 陽木・陽金のため冲となり、相手に不満が出る可能性大。金気は冷たく鋭いため不和・対立的暗示。
  • 人格・15、外格・11の場合 - 人格温和数だが木の剋により性情暗めとなる。パートナーとの関係においては剋されやすく、男性は尻に敷かれやすい。
  • 人格・13、外格・13の場合 - ともに和気があり明るい関係性となる傾向あり。
  • 人格・19、外格・13の場合 - 陽水・陽火のため冲となり、相手を強く剋す暗示あり。自身・相手ともに不満出やすく、また離別の可能性がある。

以上簡単に見てきましたが、数・五行の特性と五行関係をあわせて見ることにより、より深い洞察が可能となります。

姓名判断で見る恋愛と相性の関係

また、恋愛面において特に気になるのが恋愛相手との相性ではないでしょうか?相手との関係がうまくいくかという点において、相性はとても大事な要素です。

姓名判断における相性の見方の基本は以下です。

  1. 互いの人格数および五行から相性を見る
  2. 互いの地格数および五行から相性を見る
  3. 互いの外格数および五行から相性を見る

ということですが、相性の見方については、当サイト内の別記事【相性の見方】で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。

姓名と先天運との関係から見る恋愛運~名前は良いのになぜ恋愛運が悪いのか?

稀に姓名は素晴らしくても、なぜか恋愛に恵まれないという方がいます。このような方の先天運をうかがうと、恋愛運を象徴する財干がとても弱く、なおかつ姓名と先天運とのバランスにおいても財干を弱めているといった兆候が見られます。

ここでは四柱推命の解説は控えますが、先天的にも恋愛運に恵まれない暗示や傾向(日干と財干とのバランスが悪い)といったものがあり、姓名の構造によってはそのバランスがさらに悪くなるといったことがあるのです。

簡単な例では、先天運において比劫過多によって日干が非常に強く、なおかつ財干が弱い場合は、日干と財干の関係がアンバランスとなり恋愛運に恵まれにくい傾向となります。この時、姓名にも比劫となる五行が沢山あると、とても良くない暗示が現実にあらわれてくるのです。

このためより深く恋愛運を知りたい場合には、先天運を絡めて洞察する必要があります。

しかし四柱推命の解読は奥が深く難しいため、知り難いという人が多いでしょう。当サイトの命名サービスにおいては、先天運も絡めた鑑定、ならびに運勢最上の姓名のご提示を行なっていますので、もし恋愛運を向上させたいと思う方はお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。