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ビジネスネームにおける真に財運を高める命名法

今回はコラムとして、財運を高めるビジネスネーム・命名法について解説したいと思います。とはいえあまり具体的に解説すると専門的になりすぎて難しくなるため、できる限り分かりやすく要点を絞って解説したいと思います。

財運が強い人の特徴について

まずは財運の強い状態とは、一体どういう状態なのかということについて触れておきたいと思います。姓名によって財運の強弱が変わるということも、これから説明する性質傾向に大きく関わるものです。

財運の強い人の特徴は、『お金に対する関心が非常に強い』ということです。もちろん自分ではそんなことは言わないとは思いますが、財運の強い人は本心ではお金が大好きなタイプです。

またそのような特徴は、先天運にもあらわれています。これは後ほど解説しますが、先天運を見るだけで大体お金に関心が強いタイプか、それともお金にあまり感心がないタイプかということが分かってしまうのです。

ですから財運が強い人は、大体先天運にもその傾向(お金を稼ぎたいという欲望が強い、またはお金をとても大切にする)がよくあらわれているのですが、私の考察では姓名の構造も財運に大きく関わっており、非常に重要だと考えています。

そのため、生命エネルギーに直接的に作用する姓名によって、財への関心度や財を稼ぐ能力といった性質も影響を受け、これによって適切なビジネスネームや通名をもつことによって、その人の財運の強弱が変化するというわけです。

そこでまずは、姓名判断における、古くから言われている財運数について見ていきましょう。

財運の強い数について~数によっては財運が低下する?

古来より、姓名判断には財運が強いと言われる『財運数』というものがあります。この財運数においても、当然流派によって判断・解釈が異なる場合がありますが、概ね以下の数が財運の強い数となります。

  • 24 - この24は多くの流派で財運数として紹介されています。実際に、24をもつ人は財運・金運が強く、なかには大変な財を成した投資家の方もいます。蓄財運と言われています。芸能人では北野武さんや田村淳さんが総格24です。
  • 29 - 相当の実力の持ち主で活動力も旺盛、また財を稼ぐ能力に秀で自然財運旺盛となる吉数です。元首相の安倍晋三さんが総格29です。
  • 32 - 僥倖多望の運数とされる大吉数です。芸能人では明石家さんまさんやYOSHIKI(林佳樹)さんが総格32です。32は24と同様、人徳運もあり、周囲から人と財が集まるという暗示があります。
  • 39 - 富貴・繁栄・財旺の暗示ある大強運数です。有名人では京セラの稲盛和夫さんや野村沙知代さんが総格39です。この数は29と同様陽水であり、鋭敏な知力と活動力で財を稼ぐ能力に秀でる数です。
  • 52 - 大吉数にして富栄の暗示ありとされます。意志が強く勢力あり、万難を排して成功して富を得るという強運数です。

以上が財運・金運数の有名なものですが、それではこれらの数を芸名やビジネスネームに入れると、あの有名人や富豪のように自然と財運が高まりお金持ちになれるのかというと、なかなかそう簡単にはいかないようです。

たとえば周囲の人達の実情と姓名を観察してみると、24や32といった財運数をもっているのにごく普通の生活をしていたり、あるいは収入が低く最低限の生活でやり過ごしているような方が必ずいるのです。

また私の考察結果によれば、三才の良否も大きく財運に関わるわけではないようです(ただし三才の関係が良い場合は、そうでない場合と比較して仕事運や財運は良好となります)。たとえばフォーブスの世界長者番付にも載ったユニクロの柳井社長は、三才相剋していますが、実際大富豪となっているのです。また柳井社長は、五格にもいわゆる財運数というものをもっていません。

また、財運には五行エネルギーが関わっているため、財運数によってはむしろ財運を低下させてしまうことがあるでしょう。たとえば火が先天的に忌神である場合、24・陰火の数は財運を高めるためにむしろマイナスとなります。

ですから、単純に姓名に財運数を配すれば良いというわけではないのです。

数の吉凶よりも重要な財干とはなにか?

財運数や三才もそれほど重要ではないとすれば、一体財運を高めるためには何が重要なのでしょうか?その答えを教えてくれるのが四柱推命で読む先天運です。

実は四柱推命には、財運を司ると言われる『財干』というものがあり、この財干のありようが財運の状態を強く左右するのです。これが冒頭でも触れた『財運が強い人の特徴』であり、先天的に財干を多くもつ人はお金に感心が強い傾向があるのです。

そしてこの財干のバランスが適切となる場合は、財旺(ざいおう)と言い、大きな財を稼ぐ傾向があります。前述の柳井社長や北野武さんも、この財干のバランスが原局・大運・姓名の関係で大変良好となったため、富豪になることができました(財運の正確な判断は厳密な鑑定が必要となります)。

それでは財干とはどうやって導き出すのかということですが、これは非常に簡単で、日干が剋する五行(干)が財干となるのです。

それではここから、自分の財干や、財の喜忌を知る方法をご紹介致します。

自分の財運を高める五行エネルギーを知る

ただし注意しなければならないのは、財干がそのまま財運を向上させるために有用であるとは限らないということです。財干が有用であるか否かを知るためには、少々厳密な判断が必要となります。

四柱推命には格局や日干強弱という概念があり、これによって財干が喜神となるかそれとも忌神となるかという判断が財運を活かすための鍵となるのです。

そしてもし財干が喜神であれば、財運を向上させるためには財干が有用となるのですが、しかし財干が忌神である場合は、財干ではなく財干を剋す五行(比肩・劫財)が有用となるのです。

そのため、ここであなたにとって財運を高めるために必要な干を明確に示すことはできませんが、以下に日干と財干の概要を示しておきますので、ご自身で四柱推命を行ってそれを導き出すと良いでしょう。また、四柱推命の専門家に聞くこともできますが、プロでも往々にして間違うことがありますので、ご注意ください。

まずは、日干と財干の対照表を載せます。

日干財干

日干が分かれば直ちに財干が分かるのですから、これはとても分かりやすいと思います。それから以下は、日干強弱と財干の関係です。

日干が強い場合(普通格局)財干が喜神
日干が弱い場合(普通格局)財干が忌神
特別格局の場合財干が喜神となる場合が圧倒的に多い

さらに、以上の情報が分かれば、原則的には自分の財運を高めるための五行エネルギーを知ることができます。以下をご覧ください。

状態財運を高める干
財が喜神の人財干または食傷
財が忌神の人比劫または印

となるのです。ここでは四柱推命の詳しい解説は省きますが、原則的には以上のように定めることができます。ただしあくまでも原則的なものですので、当然個々の四柱構造によって色々な違いが出ることは言うまでもありません。

たとえば日干強であっても、既に財干がかなり強い人というのがいます(先天的に財運が強いタイプ)。このような人は、それ以上財干のエネルギーは必要ありません。また、日干弱で財干が非常に強い場合は、財運も強いですが日干が弱いため健康を害することが多く、そのような場合は比劫が必要となります。

以上はビートたけしさんの命式です。日干は丁火ですので、金が財干となります。すると、天干においては辛金、地支においては酉・丑・戌すべてが金を蔵干に有するため、たけしさんはとても多くの財干を有していることが分かります。ただビートたけしさんは身弱ですので、火が財運を活発化させる鍵となり、そのため火が旺盛となる大運期に大成功しました。

このように、格局・日干強弱によって、財運を活発化させる五行が異なるため、この点は注意が必要となります。

また、財干のエネルギーは充分であるが、財を生じる食傷のエネルギーが足りない人もいます。こういう人は財を稼ぐためのアイディア力や能力に欠けるため、財運が長続きしないことになるのです。

虎の舞でも以下のページで四柱推命が行えますので、ご自身の日干と財干を確認しておくと良いでしょう。

四柱推命鑑定

財運を高める姓名の構築方法

以上で自分の財運を高める五行が分かったら、これを姓名に適切に配することで財運の向上が期待できます。また自分に適した命名を行うと生命力が活発化するため、健康運も強くなり、自然と財を稼ごうという意志や能力というものが強化されるのです。

こんな簡単な説明では全然分からないという方もいるかもしれませんが、単純に財干を姓名に入れようとするよりは全然マシになるでしょう。四柱推命で自分の五行バランス(五行のエネルギー量)を知るだけでも、先天的に強い五行と弱い五行が分かりますので、これを見るだけでもまずまずの理解が得られるものです。

たとえば日干が火で、財の金が凄く強い場合は、財が大過しているため、財が忌神である可能性が高いのです。また、逆に日干の火が強すぎて金が弱い場合は、財が喜神である可能性が高いのですから、そういう場合は姓名に金(財)を必要とします。

そして財運の凄く強い人の場合は、先天運と姓名をあわせた時に財運のエネルギーバランスが程よいのが特徴です。なお財運は固定的なものではなく、歳運の五行エネルギーによって随時変化するものですので、先天的に財運が強い人でも、運の干支によって財運が弱くなってしまうことは当然あります。

それでは最後に、財運を高める姓名の構築方法の概要を示しておきます。

  1. 四柱推命で自分の先天運を調べ、日干強弱と財干が喜神または忌神であるかを調べる
  2. 財運を活かす五行を人格に据え、三才を相生配置とする(三才を相生配置とすることで人格が強化され、財運もより活発化します)
  3. 可能であれば吉数を配する

このように構成することで、財運の強いビジネスネームを作成することができます。※もし自分では難しくて命名できないという方は、当サイトでの命名サービスをご利用ください。備考欄に金運重視と書いていただければ対応致します。