姓名判断の虎の舞は、五格剖象方を基本とし、姓名の根幹である「天・人・地」三才を重視する姓名判断サイトです。

当サイトの自動鑑定を利用して命名・改名される方への注意喚起~命名において子供の病弱を避ける方法も解説

いつも当サイトをご利用いあだき誠にありがとうございます。今回は、当サイト・虎の舞の自動鑑定プログラムを利用して命名・改名される方への注意喚起としてこの記事を書いています。

当サイトを利用して命名・改名されたというご報告は以前から受けており、大変嬉しいと思う反面、自動判断によるマイナス点もありますので、今回はこの点について解説させていただきます。

自動鑑定プログラムでは先天運(四柱推命)を加味しないため、場合によっては病弱となる可能性がある

タイトル通りですが、当サイト内で何度も解説しているように、姓名は先天運を考慮してこそ真の吉名と言えるものが出来上がります。それは、その人の先天的エネルギーと姓名のもつエネルギーのバランスが取れていないと、生命力(健康運)を損なう恐れがあるためです。

少し前ですが、息子がとても病弱で心配しているという方が相談に来られ名前を見てみたところ、吉数揃いではあるものの先天運との関係が悪く、改名をすすめました。その方は、吉数に重点をおいて命名をされたようなのですが(虎の舞ではない)、偶然にも姓名に忌神が多く入り、病弱傾向となってしまったようです。

この方のように、先天運を見ないと、稀に忌神に強く偏った姓名構造となってしまうことがあり、これが自動鑑定だけで命名・改名を行った時に懸念されるものなのです。もちろん、五行バランスの良い先天運の方であれば多少偏りがあっても問題(強い波乱・病難)は出ないのですが、先天的に五行エネルギーがひどく偏っている場合は、姓名に忌神が多く入ることをとても忌みます。

そのような場合、特に忌神運の時期に入ると不慮の病を発現したり、大きな災難に遭うことになりますので、命名・改名の際には吉数・三才の他に、必ずその人の先天運を参照したほうが良いでしょう。

特に以下のような事象があらわれている場合は先天運と姓名の五行バランスが悪い可能性が高いですので、是非参考にしてみてください。

  • ひどいイジメ・虐待・中傷等を受けた
  • 強い病弱傾向・難病に罹る
  • 事故・怪我が非常に多い
  • 生命の危機に瀕したことが何度かある

先天運を考慮する簡単な方法

先天運を見ることについてですが、四柱推命を知らなくても重要な点だけ考慮すれば大凶名は免れることができます。なぜなら、先天運と姓名のバランスが悪く凶事を発する原因は、大体以下の二つに集約されるためです。

  1. 先天運において大過している五行が、姓名に沢山ある
  2. 生命力の維持に欠かせない調候用神がない

『先天運において大過している五行が、姓名に沢山ある』を避ける

まず1の『先天運において大過している五行が、姓名に沢山ある』についてですが、これは以下の四柱推命ページに自分の生年月日時間を入力していただき、鑑定結果ページにあらわれる五行の力量の項目をご確認ください。

四柱推命の獅子ページ

そこで大過している五行が文字通り『大過している五行』ということになります。ただし、自動プログラム判定は合冲を見ていませんので、必ずしも原局における五行の力量が正しいものであるとは限りません。とはいえ、大体正しい結果が出てきますので、まずはこれを元に判断をすると良いでしょう。

たとえば火の五行のメーターが突出して強い場合は、火が大過しているということですので、姓名に火の数(3,4系数)を多く入れることが避けましょう。なぜなら、先天的に火が突出して強い場合は、火が忌神(命運の調和を崩す五行で、体調不良や悪運の源になる)である可能性が高いからです。

大過の見分け方についてですが、17以上はやや大過、25以上になるとかなりの大過と見ます。従旺格など極端な場合は、35以上となることもあります。

そして火が忌神の場合は、火強の姓名を忌みます。火の数が姓名に多いということは、その姓名は火のエネルギーが強いということですので、名付けると間もなく病弱傾向があらわれることになります(喜神運であれば問題が出ないこともありますが、忌神運に入ると必ず病弱となります)。

『生命力の維持に欠かせない調候用神がない』を避ける

さらにもう一つ、『生命力の維持に欠かせない調候用神がない』にも注意しましょう。調候用神とは、四柱推命において、その生命(健康)の維持に欠かせないと言われる一神です。このため、調候が原局にない人は、下格(ランクの低い命式で、先天的に病弱・波乱を免れない命運)と言われることがあるほどです。

調候用神には原則というものがあり、それを以下に示します。

  • 巳・午・未月生まれの場合、調候用神として壬水(じんすい)が特に必要
  • 亥・子・丑月生まれの場合、調候用神として丙火(へいか)が特に必要
  • 申・酉・戌・寅月生まれの場合も、調候用神として多少の丙火(へいか)が必要

簡単に言うとこのようになるのですが、要は生まれた月の地支が上記に当てはまる場合は、調候用神(壬か丙)が必要ということになります。ここでは簡単に壬水は陽水(ようすい)、丙火は陽火(ようか)と覚えておいてください。

そして、もし上記の生まれ月に生まれ、該当する調候用神がない場合は、調候が不良ということですので、姓名に生命力の維持に欠かせない調候用神を入れてあげる必要があるということなのです。

たとえば、夏の午月に生まれたが、水がただの一つもない場合は、かなりの下格です。そのような命式の場合、概して健康運・境遇運・財運いずれも弱い傾向となりますが、特に健康運においては薄弱で、運気によっては大病を発する可能性もあるでしょう。

そのような場合、姓名には陽水(9系数)が必要ですので、必ず入れるようにしましょう。水は凶数が多いからと言って避けていると、もっと悪い別の凶暗示が出てしまうことになるのです。私のところに相談に来る方にも、吉数ばかりだが著しく病弱という方は沢山おりますので、陽水が必要な場合は凶数でも怖がらずに入れるべきなのです。

以上の2点を考慮していただくと、『先天運において大過している五行が、姓名に沢山ある』と『生命力の維持に欠かせない調候用神がない』は避けることができる、つまり大病や大波乱となることは避けることができますので、是非とも先天運を考慮していただきたいと思います。

またこの2点を考慮していただくことによって、自然と先天運とバランスが良くなる、つまり位相の高い姓名となる可能性が高いのです。

もちろん、当サイトの命名サービスでも先天運をしっかりと見ておりますので、ご依頼いただいてもOKです。

下格でも、姓名によっては大成功者となることもある

最後に、たとえ下格であっても、姓名によっては大成功者となることもあるということを説明しておきたいと思います。これは四柱推命旺のほうでも解説していますので知っている方もいると思いますが、先天運に恵まれていなければ幸福になれないとか、成功できないというのは大嘘です。

事実、非常に成功している人の先天運が、意外にも下格であるということは稀にあることです(やはり成功者ゆえ、先天運が良い方は多いですが)。下格とは、大変位相の低い命運ということですが、主に以下のような特徴があります。

  • 命式の五行バランスがひどく悪い。日干が強または弱に大きく偏っており、喜神が少ない
  • 同一五行に偏る
  • 命中に喜神がない。調候用神もない

反対に、人生に非常に苦労しているような人の先天運に、かなりの吉相が出ている場合もあります。その特徴は以下です。

  • 命式の五行バランスが中庸を得ている
  • 調候用神が適切
  • 五行を具備しており、なおかつ気勢が流通している
  • 命中に用神・喜神をもっている

ところがそのような恵まれた先天運であっても、姓名のバランスが悪いと全然吉相を発揮しません。たとえば、姓名五格に忌神が四格以上入り、なおかつ三才相剋する場合は、せっかくの先天的吉相も台無しとなり、かなり波乱ありの境遇となります。位相は大運にも依りますが、30点程度落ちることになるでしょう。

私は数多くの方の命式と姓名を見てきていますので、これは断言できるのですが、要はどちらか片一方が良くてもダメ、先天運と姓名両方を合わせた時に調和が取れていなければ吉祥は発揮しないということなのです。

このため、たとえ先天運・原局の位相が低くても、それに合わせたバランスの良い姓名を得ることによって、当然総合的な位相が上がり、つまりは発福・吉祥・強い生命力を得ることは当然なのです。

もちろん位相が極端に低い場合、理論的には位相を上げることにも限度がありますが、それでも位相を30点程度は上げることができますので、姓名によって境遇に雲泥の差ができることになるのです。

そのような原理によって、大成功者の中にも位相が低い人はいるのですから、先天運が悪いからと言って全然落ち込む必要などないのです。