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ご愛犬(愛猫)の名付けについて

たまに猫や犬の名前も重要ですか?というご質問をいただきます。もちろん重要です。たまに猫や犬(あるいは家族)が急逝してしまうと、動転して自分の運勢が悪いからだ!と嘆く人がいますが、犬や猫も固有の運勢をもっている以上飼い主の直接的な運勢の影響は受けませんので、これは見当違いです。

すなわち、急逝するような犬はやはり先天運における凶暗示、および先天運と名前のバランスにおける凶暗示があるということです。このため、ペットとはいえ命名は慎重・厳重に行いましょう。これから、その方法について解説していきます。

ペットの生年月日から先天運をうかがうことの重要性

人間であれ犬であれ猫であれ虫であれ、先天運は生物全てに備わっているものです。このため、愛犬の生年月日から先天運をうかがうことは非常に重要なのです。たとえば夏生まれの調候不良の愛犬に『ワン(4・火)』という火の名前を授けると、おそらく病弱となるでしょう。これは大運の動向にもよるのですが、もし大運位相が低い場合は早世となります。そして死因は火か金の部位となります。

つまり名付けの原則は人間でも犬でも同じなわけです。ただし、犬の場合普通は名前だけですので、地格(名前部)だけを考慮することになります。そのため、先天運をカバーするほどの五行エネルギーを名前からは得られない、ということは覚えておいてください。これはつまり、犬の場合(単名の場合)は先天運のほうが名前よりも運勢的影響力が強いということを意味しています。

しかし、やはりそれでも名前が喜神数である場合と、忌神数である場合は健康運に大きな開きが出てきますので、適当な名付けは絶対に避けるべきなのです。また、次の項目で述べるように愛犬の名前も姓名形式とすることでより強い運勢を得る事ができます。

とはいえ、ペットの生年月日が分からないという方も多いでしょう。その場合は、せめて季節だけでも分かると名付けに役立つ場合があります。具体的には名付けの項目で詳しくお話致します。

ペットの名前も姓名形式で考えるべき?理想的なご愛犬の命名について

以前、ご愛犬の名前を考えて欲しいというご依頼があり、その時に姓名形式でお願いされたことがあります。もちろん姓は飼い主様の姓を用い、五格・三才・先天運とのバランスを良好なものにするという鑑定・選名を行いました。

これは大変良いことだと思います。実際にご愛犬を呼ぶ場合はもちろん姓は省くにしても、姓名形式を正式名称とすることでその名前は五格・三才を備えたものとなりますので、喜の名前であれば単名よりさらに良好な運勢を得られることになるからです。もちろん構成によっては生命力も強くなります。

なぜなら、姓名形式では、単名(名前だけ)と比較し、姓名自体がもつ五行エネルギーの量が豊富となるためです。そのため、可能であれば姓も考慮した上でご愛犬・ご愛猫の名付けを行うことが理想的だと言えるのです。

それでは、以下に実際の生年月日を元に、名付けの手順を紹介していきます。

ご愛犬の先天運から名前を考える、その実際の手順と内容

まずは愛犬の生年月日から先天運を出します。これはいつものように四柱推命を用います。なお生まれた時間は分からないことが多いと思いますので、ここでは生年月日から三柱を出し、先天的喜神・忌神を推測するという形を取りたいと思います(三柱では何も分からないという人も多いですが、これは誤解であり、大変多くのことが分かります)。

以下は、2011年9月18日生まれのワンちゃん(男の子)です。

天干
地支

分かりやすいよう至極簡単に解説致します。日干は丙火です。月支・酉・金旺の生まれで火が弱いため、身弱です。格局はその構造から普通格局です。

時柱は不明ですので完全に確定とはいきませんが、身弱である可能性が高いため喜神は木・火、忌神は土・金・水と推定します。そして大運の流れを見てみましょう。男の子で年干・辛なので大運は逆行です。

  1. 大運前【丁酉】:金旺忌神運です。酉が冲去を解くため、金が大過して日干のエネルギーが著しく低下します。
  2. 3歳~13歳【丙申】:金旺忌神運です。ワンちゃんの一生の大半を占める大運です。申は子と半合、水を強めるため日干がさらに身弱となります。
  3. 13歳~23歳【乙未】:未は土の地支ですが蔵干に丁火をもつため小康運です。

つまり、このワンちゃんの大運位相は低で推移。したがって、このワンちゃんの名前を忌神とした場合は、病弱波乱の傾向が強くあらわれ、実際に金や木の部位には不調があらわれることになります。以下に、すべての五行における名前の運勢を記します。

  • 木の名前(1,2系数):吉(喜神の名前なので心身壮健となります。特に1系数の名前だと健康運が強くなります。吉数だとなお良し)
  • 火の名前(3,4系数):大吉(喜神の名前なので心身壮健となります。特に3系数の名前だと健康運が強くなります。吉数だとなお良し)
  • 土の名前(5,6系数):半凶(忌神の名前なので心身薄弱となります。特に6系数の名前だと健康運が弱くなります。凶数だとなお悪し)
  • 金の名前(7,8系数):凶(忌神の名前なので心身薄弱となります。肺や呼吸器系が弱く心配です。凶数だとなお悪し)
  • 水の名前(9.0系数):凶(忌神の名前なので心身薄弱となります。心臓や泌尿器系が弱く心配です。凶数だとなお悪し)

ちなみに忌神や凶数の名前は健康だけではなく境遇運・環境運にも恵まれない傾向となるため注意が必要です。たとえば、飼い主が不慮の事態によってワンちゃんと離れなければいけないことになり、孤りぼっちとなる等。その他色々な事態が考えられます。吉運の場合はそれとは逆で、様々な面で良い境遇に恵まれます。

姓名形式で考える場合

そして姓名形式で考えてあげる場合は、まず天格ありきとして名前を構成する必要があります。『青山(11・木)』の場合、上記のワンちゃんであれば【木・木・火】あるいは【木・火・火】とすることで運勢は最も良好となります。

実際には【青山 - [8][5](木・木・火)】【青山 - [10][3](木・火・火)】が有力となりますが、いずれも漢字で名付けなければならないでしょう。もしカタカナ・平仮名としたい場合は、天格によってはかなり構成が限定される可能性があることは注意が必要です。

例えばカタカナ・平仮名の場合、青山姓だと【青山 - [1][2](木・火・火)】となりますが、人格は凶数となってしまいます。このため、姓名形式としたい場合は、概して漢字が好ましいということを覚えておいてください。

そして当然姓名がその者の生命力を大きく左右する以上、寿命にも大きく影響します。これは犬も全く同じですので、大切な愛犬には良名を授けてあげましょう。そして名付けたらできれば紙に書き、ワンちゃんにも見せてあげましょう(見える所に張っておきましょう)。

もちろん虎の舞の命名サービスでもご愛犬・ご愛猫その他ペットの名付けを行うことができますので、ご依頼ページよりご用命ください。

以上、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。