【注意喚起②】吉数揃いの名前に改名したが実は凶運となる例~遠野なぎこさんの3つの姓名(本名・芸名1・芸名2)を元に解説
今回は前回Q&Aのほうで解説した四大運も三才も良いが病弱・不遇である姓名についての追加解説記事となります。前出の記事についてはこちら【質問『【注意喚起】虎の舞の無料姓名判断で命名をしたのですが、子供が病弱・イジメに遭う等大変な状況ですについて』】をご覧ください。
さて、先日女優の遠野なぎこさんの自宅マンションで『女性の遺体が発見された』という報道があり、衝撃が走っています。また別の報道では、『遠野さんの知人で作家、吉川ばんび氏は5日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、遠野さんから、「もし私の身に何かあれば愁くんを引き取ってほしい」と頼まれていたことを明かした。』との情報もありました。
不遇な幼少期~遠野なぎこさんの出生名
先天運おいて、印は日干を生じる五行のことを言い、境遇運や精神面に大きな影響を与えます。また印は母親を象徴するため、印がアンバランス等の場合は母親との関係に波乱が出ることがよくあります。まずは遠野さんの出生名を確認してみましょう。
天格・12・木|人格・13・火|地格・18・金|外格・17・金|総格・30・水
三才【木・火・金】
遠野さんの出生名は【青木秋美(あおきあきみ)】さんというそうです。遠野さんは幼少期において父母から虐待を受けていたとされ、『母は子育てを放棄して恋に溺れ、4人の子供たちはネグレクト状態に置かれた(ウィキペディア)』とも言われています。
遠野さんは先天運において日干・癸水ですので、印は金となります。姓名構造を見ると金は母親を象徴する地格部にあり、なおかつ人格の火と相剋していることが分かります。これは母親と相剋(不仲・縁が薄い)する暗示の一つです。
また先天運では遠野さんの三柱をうかがうと、印(金)がありません。これは時柱における金の有無にもよるのですが、概して命中に印がない場合は母親との縁が薄い、または母親が自分の助けにならないことを示しています。
さらに遠野大運の巡りを読むと、5~15歳の時期には子水が巡り、金・水が忌神であった可能性が高いです。この場合、出生名における先天運との五行バランスは悪く、母親(金)を忌む・縁が薄い・害となる等のもう一つの暗示となります。
また別の視点では、人格の火が地格や外格を剋しています。この暗示は対人関係における対立・波乱の暗示をもち、性情の面でも剛毅殺伐となる傾向があるため、周囲から見放されたり、孤独や不遇を嘆じることがあります。現に遠野さんの幼少期~思春期は波乱が絶えなかったようです。
吉名【遠野凪子】を得る
その後1994年からは芸名【遠野凪子】を名乗り、成功の軌道をたどることになります。15歳頃には、『一度は女優という職業に疑問を感じ疲労がたまり休業したが、夢の中にも自分が演技をしている姿が出てくるようになり「自分は女優しかない」と奮起、復帰したと語った(ウィキペディア)』とありますが、これも姓名構造の吉相があらわれたものです。
天格・28・金|人格・17・金|地格・9・水|外格・20・水|総格・37・水
三才【金・金・水】
芸名は上記構造となり、金・水が強い構成ですが、大運が丑(水・土旺)、その後木旺へと推移するタイミングでは大変良く、三才構成が改善し、先天運とのバランスも喜となる可能性が高いものです(ただし、時柱構造により、もし金・水が時柱にある場合は印・比劫がやや強すぎる)。
もちろんこの間も本名の影響は継続してあるものの、吉相ある姓名を得たことで人気運や引き立て運が高まり、数々のテレビドラマや映画で活躍することになります。改名で過去のトラウマが消えるわけではありませんが、一方で生命力が高まり、前向きな気持ちや強い気力が涌いてくるようになるのです。
【遠野なぎこ】に改名で先天運とのバランス凶
その後2010年には、芸名を【遠野なぎこ】に改名したことを発表しました。この姓名構造は以下ですが、四大運・三才ともに吉構成であるため、姓名判断を気にしたのかもしれません。
天格・28・金|人格・16・土|地格・13・火|外格・25・土|総格・41・木
三才【金・土・火】
ところが、これが先天運とのバランス関係では凶と出ます。原局日干弱とみられ、さらに大運が木旺運(食傷)であり、その後火旺運(財)が巡る遠野さんの場合は、喜神である金・水が旺盛である【遠野凪子】の方が実は喜となるのです。
事実として時柱が不明のため詳細には踏み込めませんが、先天運(三柱)・姓名・事象との関係を読むと、木・火・土が忌神である可能性が高く、そうであれば姓名位相が20点以上も下落することになります。
身弱の度合いが強まる場合は、総体的に印がアンバランスとなるため、精神面にも大きなマイナスの影響を与えます。具体的には、意欲低下・やる気の減退・倦怠感・体調不良・生活の乱れ等が起きやすく、不安感や悩み事も増えるようになります。ただし上記構造は吉数多く三才が相生するため、社会的成功運や引き立て運は概ね良好となる側面もあります。
40代以降に『母親の死を機に、絶縁していた家族のうち、3歳下の弟とだけは縁が繋がったが、そのことで親からの虐待を思い出してフラッシュバックを起こしてしまい、摂食障害とアルコール依存症が再燃した(ウィキペディア)』とありますが、姓名構造がそのような精神状態を誘発することがあるということは覚えておいてください。
もちろんこれまで元気だった人が、急にうつ病になる等の場合も、必ず先天運や姓名にその暗示があらわれています。うつ病は誰にでもなる可能性があるとも言われますが、運勢を読むと誰でもなるわけではないということもよく分かります。精神が健康な人は印が適切で、姓名構造も良い人です。それは境遇に恵まれてるからでは?と思われるかもしれませんが、トラウマを乗り越えられる人とそうでない人がいるように、生命力がそれを左右するという側面があるのです。
このように、先天運と姓名との五行バランスを考慮することは極めて重要なことであり、一生を左右するものでもありますので、命名はもちろん、改名についても慎重に検討する必要があると考えています。