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琴奨菊初優勝、姓名から分かる力士の成功運

 今月24日、大相撲初場所は千秋楽を迎え、見事大関・琴奨菊が14勝1敗で初優勝しました。日本出身力士としては実に10年ぶりの優勝(日本人優勝力士としては2012年にモンゴル出身の旭天鵬が優勝)であるらしく、話題となっています。ちなみに相撲取りというと「琴奨菊」が四股名だと思いがちですが、琴奨菊の四股名は正式には「琴奨菊」(姓) + 「和弘」(名)であります。ですからその相撲取りが今後昇進するのか、はたまた陥落するのかということを占う場合も、この四股名から成功運・基礎運あるいは主運・総運などをうかがうことによって知ることができます。今回は琴奨菊をはじめ、現在活躍している関取の名を見、その運勢と今後を鑑てみようと思います。

じわじわと順調に伸びていく琴奨菊

 琴奨菊和弘は主運に22数を有し、これは薄弱・病弱運であると同時に逆境運でもあるため、経路に相当の困難・苦心があると見ることができます。しかし、その三才配置は【木・木・火】であり、これは物凄く勢いのある成功運ではないにせよ、一歩一歩着実に発展し、順調に成功していくという順境運です。また彼の本名である菊次 一弘ですが、こちらは三才配置【水・金・土】という極めて強い成功運を有していますから、自然と成功する運命の人だと言えます。ですからこれまでの着実な努力を怠らなければ、彼が横綱となる日もそう遠い未来ではないでしょう。ちなみにどちらの姓名にも総運には波乱・衰退の象ある凶数が出ていますが、これは晩年期の孤独・病難・悲運などを物語っています。

いずれも三才が気を通じる現横綱たちの名前

 入幕1年目にして横綱最有力候補と目され、わずか三年後に横綱へと昇進した白鵬翔は極めて強い成功運をもっています。彼の三才は【火・木・火】となっており、速やかに頭角をあらわす暗示が出ています。しかも天格は24数の陰火、人格は31数の陽木であり、これらの関係は陰陽ですから【火・木】の成功運の中でも一段と強いでしょう。成功運はこのように、人格が天格を生じる関係であり、なおかつその関係が陰と陽(逆でも良い)で構成されていれば極めて発展的です。このような著しい成功運をもった有名人といえば、たとえばお笑い芸人のビートたけしさんなどがいます。また白鵬の主運は不屈の精神力を備える31数ですが、これを構成するものが「鵬(19の水)」と「翔(12の木)」であり両方が木(主運の31数)を助けているために体力・精神力極めて強いと見ます。ただし総運には大波乱運である36数がありますから、一面において不満・困苦・災厄など不足の念があります。  2006年に入幕して2014年に横綱へと昇進した現東横綱の鶴竜力三郎は四運すべてに凶数あるいは吉凶半数があり経路相当の苦心・困難があります。また主運の12数は病弱運ですので、怪我に悩まされることもあったでしょう。しかしその三才は【木・木・水】であり、これは琴奨菊関と同じく順調に伸びていく順境運ですから、一つ一つ階段を昇るように発展していくと見ます。しかし四運にすべて凶数があるのに横綱へと登りつめた鶴竜関は、おそらく人一倍努力されてきたことでしょう。  2012年に横綱に昇進した日馬富士公平は、当初は安馬公平という四股名でした。見ればすぐに分かると思いますが、この安馬という名前は成功運こそあるものの、主運・前運ともに凶数がありなおかつ三才【土・火・水】の大凶であるため障害・困苦・不遇の暗示があり、大関昇進で日馬富士となるまでは相当な苦労があったことがうかがえます。そして見ての通り「日馬富士」は「安馬」よりも運気をあげ、三才【水・金・水】は速やかなる成功をあらわしており、事実彼は大関昇進から三年後に横綱へと昇進しています。ただし基礎運【金・水】は急変・没落の暗示がありますから、横綱に長く留まることは難しいかもしれません。

注目される若手力士「遠藤」の相撲人生は病難・波乱・没落あり

 スピード出世で注目された若手力士遠藤聖大の運勢は極めて波乱の暗示を示しており、この名前で横綱へと登りつめることは半ば奇跡と言っていいでしょう。それは主運にある破滅運34数と三才配置【金・火・土】という逆境運から容易に見て取れます。34数は極めて強い悪運を蔵しており、これが主運にあるということは破滅の誘導があり、病難・怪我・不慮の災いなど次から次へと悪い事が襲ってきます。現に遠藤は怪我によって今年1月場所を途中休場し、「3月場所では十両への転落も確実視されている」と言います。  遠藤は本名を四股名としていますが、現横綱のように最低でも強い発展力をもつ三才を有する四股名を付けなければ、今後の活躍は難しいでしょう。これまで周囲を凌いでスピード出世してきたということは、おそらく先天的に恵まれた特質をもっていると思うのですが、後天運を司る姓名の暗示力がこれほどまでに悪ければ当然その力も発揮することはできず、没落はもとより最悪は相撲を辞めざるを得なくなるかもしれません。私としては早くこのことに気づき、一刻も早く四股名を改めることを願っています。

史上最弱大関と言われる豪栄道の運勢は?

 大関に昇進したはいいものの、未だに優勝争いに絡めず「大関昇進は早すぎた?」「史上最弱大関?」などの噂がでている豪栄道豪太郎の運勢はどうでしょうか。主運に勇気・気力に乏しい30数があり、周囲に金の助けがないため、意志力・精神力が弱いと見ます。また副運の46数は大波乱運でありこれも薄弱的性質を有し、加えて総運の76数は病弱・悲運・逆境などを司る凶数であるため、次第に意気衰えて失意の暗示があります。余程固い信念と意志力をもたなければ今後の没落は免れません。加えて三才配置【火・水・木】は成功困難の象を示すため、彼が横綱という成功を射止めるのはかなり難しいと言えるでしょう。

一時的な成功の暗示ある朝青龍関の姓名

 最後に紹介するのは、2000年代に最も相撲界周辺を賑わせたモンゴル出身の朝青龍関です。その姓名は三才【土・火・火】であり、「発展運強く烈火の如く躍進するも、一時的成功に終わる事あり」であります。それは人格・地格関係の【火・火】が耐久力不足かつ薄弱な性質を有するために一つの地位には長く留まれないと見るからです。火を燃やす木がないために、炎はすぐに燃え尽きてしまうわけです。現に朝青龍関は色々な不祥事を起こし、結局は2010年に不完全燃焼の如く燃え尽きて(引退)しまいました。  また彼の総運にある59数は薄弱・惰弱運という大凶数で、何をやるにしても意志・忍耐の足りない運勢であり、物事を成就・達成することができないという暗示をもちますから、朝青龍関が相撲に対して確固たる意志や信念をもっていなかったことがうかがえます。総運は物事の「帰結」をあらわしますから、彼があのような不祥事絡みの引退で相撲人生に幕を閉じたことも頷けます。なお、副運の35数も温良な数であり勢力やや不足と見ます。  この他の力士もその名前を見れば力量・精神力・成功運その他大概のことが分かるかと思います。

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