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厚木市の無理心中事件、姓名から家族の悪運を読む

 今月13日、神奈川県厚木市で39歳の母親が長女と次男の首を絞めて殺害するという傷ましい事件が起きました。調べに対し母親は、「子どもたちの首を絞めて自分も死のうと思った」と供述しており、子育てに悩み疲れていた様子がうかがえます。厚木児童相談所によると、事件前にこの母親から電話があり、「子育てに悩んで子どもに手を上げてしまいそうになる」との悩みを相談されていたそうです。この母親の名前を調べてみると、やはりそこには困苦・薄幸を招来する強い悪運が見て取れました。また、母親のみならずその子供・夫にも強い凶相があらわれており、それはこの事件が決して偶発的に起きたわけではなく、悪運をもつ姓名に根差していることをあらわしています。早速鑑ていきましょう。    逮捕された母親は落合ちあき容疑者(39)です。ご覧の通り主運を中心とした三運に凶数があるのが見て取れます。主運の9数は「逆境と孤独を暗示する知謀数」であり、家庭不和・波乱の凶兆です。熊﨑健翁氏はこの数を『災殃最も甚だしくして一生の最大悪運なりとす』と説明しており、この数が主運にあるのを最も凶としています。具体的な事柄としては病弱・困苦・逆難・家庭での不和・寂寞・孤独などがあり、既婚女性の主運にこの数があればまず家庭的な幸福は望めません。稀に傑出した人物の主運に9系数が出ていることがありますが、これは先天的に恵まれた特質をもち、艱難辛苦を乗り越えながら人の何倍も努力してきた傑物です。  そして落合容疑者の前運には10という数がありますが、これは9数より一歩進めた凶数であり、その性情は無気力的で薄弱、加えて病難・非業・遭難などの意があり、やはり家庭的にも強い凶暗示があらわれます。特に落合容疑者の場合、9・10という大凶数が主運と前運に並んでいることから、非常に気苦労の多い運勢であり、なおかつ気力・体力も弱いため神経症などを患う傾向が強く出ます。また9数は非常に活動的な数ですから、これによって落合容疑者が忙しなく家の内外で働いている様子が見て取れ、過労の疑いもあります。彼女の三才配置【木・水・水】は対人運は悪くはありませんが、流亡・病難・孤独の意があり、ここにも「孤独」や「病」というキーワードがあらわれるため、それは彼女が健康的に優れず孤独であったことを示しています。  また、彼女の「孤独・薄弱」は外格に22数にもあらわれています。次に見ていきましょう。

外格に凶数あれば配偶者から助けを得られにくい

 外格の22数、これは落合容疑者の環境運をあらわしています。環境運とはその者の周囲を取り巻く運のことであり、家庭で言えば配偶者や子供、同居人などと当人との関係性を示します。ですから外格に凶数がある場合は配偶者などから助けが得られにくく、悪く言えば家族によって苦労させられる暗示があります。したがって彼女は育児に際して夫や同居人の助けを得られず、それが過労や育児ノイローゼなどを招き、健康を害していたと推測できます。また外格は配偶者自身との関係性や配偶者自身の状態をあらわします。落合容疑者の外格は22数の木ですので、彼女自身をあらわす主運の水がこれを生じているため、彼女は夫の仕事を何らかの形で手伝っていた可能性があります。そしてこれは薄弱・病弱運ですから、夫の健康状態も良くない可能性があります。  正確な情報ではありませんが、ネット上では落合容疑者の夫は落合秀人さんではないかとされています。話によれば夫の秀人さんは経営者で、幾つかの会社を経営し、非常に多忙であったという噂があります。それが本当かどうかは定かではありませんが、秀人さんの前運にも極めて活動的な9数が出ています。概して姓名中に9系数をもつ者は非常に活動的な上、直線的ではなく多角的に行動する傾向があります。その天格・人格関係は【木・火】で相生の関係ですから、これは秀人さん及び秀人さんの会社が一面では順調に成功していたことをうかがわせます。しかし基礎運である人格・地格関係は【火・水】であり、これは「予想外の変事により地位、財産、生命を失うことあり」という姓名学上最悪の急変配置です。もちろん「予想外の変事」とは今回の事件を指しています。さらに総運の30数はその者の考え方や努力次第によって吉凶別れるという分岐数ですが、悪くすればどん底という悪運を孕みます。  また落合容疑者と同様、その人格・外格関係から、秀人さんから見た落合容疑者との関係性をうかがうことができます。秀人さんの人格は13の火、外格は17の金です。13は陽の火であり、17の金を強く剋していることから、秀人さんは落合容疑者を助けることはおろか、むしろ疲労させていることがうかがえます。落合容疑者に対しては比較的厳しく接していたと思われます。加えて落合容疑者の主運9数に対し、秀人さんの主運13数は沖の関係ですので、性格的な相性が悪く、互いの仲が冷え切っていた可能性もあります。

落合容疑者の子供たちにあらわれた悪運

 次に殺された子供たちの名前も見てみましょう。落合ゆめあちゃん(7)落合春馬くん(5)です。驚くべきことに、子供たち二人の姓名中にも9・19などの9系数があることが分かります。これだけでも9系数の威力が甚大であることが分かります。また逆に考えれば、助かった11歳の長男には9系数が無かったのかも知れません。ゆめあちゃんには主運に9数・総運に29数、春馬くんには前運に19数があります。何度も言いますが9系数は家庭波乱の凶兆を有します。加えて9・19などの数は「刑罰殺傷」という意を有し、比較的に犯罪・事件に関わったり巻き込まれたりすることが多い数です。さらにこれらは別名「事故運」ともいわれ、突如の災難に遭う危険性を高めます。9系数を主運にもつ有名人といえば、バイク事故で生死をさまよったお笑い芸人の北野武さんや、同じくバイク事故で頭部骨折などの重傷を負った料理評論家の小林健太郎さんなどがいます。  反面、9系数は天才と呼ばれるような、類い希な才能を有する人物をよく排出します。これにより、姓名学に精通していない者は安易に9系数を使った名付けを行うことがあるかもしれませんが、これらは上記で見たように強い凶相を孕み、平穏や幸福などは到底望めませんので名付けに用いるべきではありません。また、概して姓名の暗示力は20歳以降に力を強めますので、幼い子供の運勢を占う場合は、姓名のみに固執しそれを云々することは浅薄だということも言っておきます。

姓名が家庭の幸福・不幸を左右する

 「姓名が家庭の幸福・不幸を左右する」などと言えば、人によっては大袈裟ではないかと思われるかも知れませんが、決して大袈裟ではありません。姓名の暗示力・誘導力が非常に強い力をもって個人個人に左右することは当サイトのユーザーであれば悉く理解していることと思いますが、その個人個人が集まって家族・家庭というものを形成するわけですから、自ずとその家庭の運勢・運命も姓名に左右されるところが大きいのは当然のことです。ですので、周囲の家族などの名前を占ってみればその家庭運は一目瞭然となります。すると、表面的には不幸そうに見えた家族達の姓名がとても良かったり、反対に表面的には幸福そうだなと思っていた家族達の姓名が実は物凄く悪いということが往々にしてあるわけです。  今回事件の舞台となった落合一家も、周囲に済む人達はもしかしたら、何不自由のない幸せそうな一家と見ていたかも知れません。何しろ外見的には「夫は経営者・子供は3人・大きな邸宅」というものだからです。しかし彼らの名前を見てみれば、その内情は悉く明らかとなります。  ところで家庭の幸福を願う場合、自分の姓名を良いものにすることは当然ですが、同時に他の家族の姓名も良いものにする必要があります。特に配偶者の運勢が悪ければ、いかに自分の姓名が最高に良くとも運勢減退を招きますので、もし配偶者の名前が著しく悪いという方は改名を促すべきです。私自身も結婚していますが、結婚当時の妻の名前が悪かったために改名を促し、今では三人の子宝と幸福に恵まれています。

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