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『相模原19人刺殺事件』植松容疑者にあらわれた強烈な凶暗示!

 先月26日、「津久井やまゆり園」に刃物をもった男が侵入し、障害者19人が殺された残虐な事件は記憶に新しく、今も多くの人がこの事件を憎み悲しんでいることと思います。私は当初この事件の犯行者『植松聖』の姓名をうかがい知るなり、その強烈な姓名暗示と事件との関連性に驚かされましたが、正直名前だけで彼の運勢が全て詳細に分かるわけではありません。というわけで今回は彼の姓名と先天運の両面から、その凄まじい凶暗示を解き明かしていきます。それでは早速鑑ていきましょう。

植松容疑者の姓名にあらわれた逆境暗示

 まずは植松容疑者の姓名をご覧ください。一見して火が物凄く強いですから、とても明るい性格であるということが分かります。また、その姓名から彼がいわゆる「リア充」だと言われていることも納得が出来ます。その姓名には四大運にすべて吉数がありますが、このように四大運すべてに吉数がある者は基本的に明るく人付き合いも良く、社交的な人物が多いのです。しかも社交運をあらわす植松容疑者の外格には13数という明るく活発な人気運があり、人格の21数・木がこの火を生じていますから、元々友人をとても大切にする人物であることも分かります。  しかし天格には水があり、その水が下位にある火に降り注いでいますから、これは強い凶暗示です。火が彼の主要な五行である火を打ち消すということは、彼の健全な発達は阻害され、人生において予期せぬ変化を迫られるということです。これは多く病難運としてもあらわれる配置です。特に三才で見れば、天格の水は地格の火を打ち消しているわけですから、主に前半生にその凶暗示を被ることも分かります。また「火」は五行論では心臓・脳・血流など生命活動の中心を担う部位を象徴しますから、これが水に打ち消されるということは、災難事故など時に生命を脅かすような重大な危難に遭遇するということでもあります。  また、彼の総運には33という強大な運勢をもった数があります。普通姓名判断ではこの数を大吉数として捉えていることが多いですが、これは実は「果断に過ぎ強行にはしれば思わぬ大難を呼ぶ。強烈な運勢だけに凡人には身につかぬ数である。」です。ですから普通名付けには避けるべき数なのです。これはあの【秋葉原無差別殺傷事件】の加藤智大にもあらわれていました。頗る短気で豪毅、強烈なエネルギーを携え、かつ強い権威欲と支配力とを有するため、普通の人には返って凶となる場合が多いのです。このような強烈な数ですから、当然女名には大凶数となります。    それから水と火の対立は時に「暴発」を意味します。特に植松容疑者のように姓名中三運に陽火があるようなとても強い火、いかにも炎上しているような強い火に水が一点あるような場合は激励作用が働き、火が暴れ狂うのです。これは炎々と燃え盛る炎に僅かの水を注いだ時のようなもので、炎を余計に怒らせることになります。つまり、このような暗示が植松容疑者の姓名にはあり、彼の強い炎は天格の水によって順調な発達を阻害され、また怒り狂わされたと言うことができるでしょう。この姓名では水よりも火の方が圧倒的に強いですから、多くは反発心・対抗心・怒りなどから逆上しやすい性格で、何事もやり過ぎ・暴走の傾向があります。すなわちその姓名を見るだけでも、彼の犯行へと至った経緯、あるいはその裏にある感情が、うっすらと見えてくるのです。  しかし、これだけで植松容疑者の運勢が全て悉に分かるかと言えば、それは無理です。恐らく世の姓名判断家などは、姓名五格のみならず、家庭運やら社会運あるいは内運などあらゆる運を引っ張りだしてきてその凶兆を説明しようと試み、自身の正しさを立証しようとするかもしれませんが、それは単に事象に凶数を当てはめるだけの、一面的な説明となりかねません。なぜなら、人の運勢は先天運・後天運という両輪の如き二大運が支配しているため、後天運である姓名暗示を見るだけでは足りないからです。すなわち人の運勢を悉に推し量る場合には、先天運と後天運の両面からその者の運勢を見る必要があります。

先天的に「過弱」の暗示をもつ植松容疑者

 植松容疑者の生年月日が、Facebookのアカウントから特定されています。それよると、彼の誕生日は1月20日であり、報道の26歳という年齢から逆算すると、1990年1月20日になるというのです。以下は彼の先天運です。
時柱日柱月柱年柱
天干乙(木)丁(火)己(土)
地支酉(金)丑(土)巳(火)
 赤くなっているのが日主と言って、植松容疑者自身をあらわしています。生まれた時間が分からないため「?」としていますが、これだけで見るとこれは「過弱」の命式です。というのも、自身を助ける水や木が周囲に全く無いからです。しかも地支にある「酉」「丑」「巳」は三合という合を形成し、「金」と成るのです。皆さんもご存じの通り、「金」は「木」を剋します。そして月干にある「丁」や「己」も木を助けません。そのため、これは日主がとても弱っているという意味で「過弱」とか「極弱」等と言います。ここで注意すべきは、「過弱」だから悪いとは一概に言えないということです。まずは彼にとって最も重要な用神を定めることが必要です。「用神」とは、その者の命式において最も重要と思われる天干地支あるいは五行で、吉神となるものです。    しかし、時柱が分からないこの中途半端な命式から用神を出すことは不可能です。もし出来たとしても、それは推測に過ぎないため、誤りを生じる可能性があります。たとえばもし彼の生まれた時間が夜中の3時過ぎであれば、時柱は【戊寅】であり、地支に根があるため『仮従財格』となるでしょう。しかし彼が夕方の17時過ぎに生まれたとすれば、時柱は【乙酉】となるため、地支には根が全くありませんから、『従財格』になると思います。少し専門的な話になりますが、『従財格』と『仮従財格』では用神の取り方が全く異なるため、彼が生まれた時間は非常に重要です。(ネット上には彼の生まれた時刻を夕方17時~19時の酉刻だと断定している人がいますが、怪しいです。)このような場合には、彼に難事が起こった時の運勢などをうかがい、用神を特定します。  ここで重要になってくるが大運です。大運とは、その者の十年毎に訪れる大きな運勢であり、流年運としては最も強い影響をその者に及ぼします。ですから、もし大運に自分にとっての悪い天干地支が来ている場合には、凶暗示があるということです。以下は、植松容疑者の年齢別の大運です。
4歳まで5歳から14歳15歳から24歳25歳から34歳
天干丁(火)丙(火)乙(木)甲(木)
地支丑(土)子(水)亥(水)戌(土)
 まず注目すべきは、彼が事件を起こしたときの大運です。それは26歳ですから、【甲戌】であることが分かります。そして、それ以前の大運である【丙子】と【乙亥】と、彼が事件を起こした大運【甲戌】に大きな変化がないかどうかを見ます。既に気付いた方もいると思いますが、5歳から「水」があったのが、25歳からは途切れています。つまり、この「水」の五行が彼にとって最も重要な五行である可能性があるということです。すなわち「用神」です。もし水が用神であるとすれば、自身(乙)を助けるものが喜神となるわけですから、「木」も彼にとっての喜神であることになります。反対に木を剋す「金」や水を剋す「土」は彼にとって悪い五行であると判断できるわけです。  ということは、植松容疑者の先天運においては、「土」や「金」が流年運に巡ってきた時に悪いことが起こるということです。それを踏まえた上で、それが本当に正しいのかどうかを調べるために、彼が犯行を起こした時刻の四柱を見てみましょう。彼が犯行を起こしたのは2016年7月26日午前2時頃です。
時柱日柱月柱年柱
天干乙(木)己(土)乙(木)丙(火)
地支丑(土)酉(金)未(土)申(金)
 驚くべき事に、この四柱には彼の最も重要な五行である「水」が一つもありません。木は幾つかありますが、地支にはすべて土・金が揃っているため無力です。しかも年支にある「申」は彼のこの時の大運である「戌」と「酉」と方合と言うとても強い「金」の合を形成しており、金が非常に強まっています。この事実からも、植松容疑者にとっての最も悪い五行が「金」であり、この「金」が極めて強まることによって、彼は犯行へと導かれたと考えることができます。というのも、日主が弱くしかも自身を剋す五行が忌神となる場合、もし大運や流年運でその悪い星が回ってきた時には、刑罰殺傷や病難あるいは不慮の災難や事故など、とにかく凶事から免れがたいと見るからです。そして、大運【甲戌】に加えて地支に申が来る今年は、彼にとって最悪の年回りだったということです。  最後に、もう一度植松容疑者の姓名を確認しておきましょう。彼の姓名上ではご存じの通り「火」がとても強いのですが、では「火」は彼にとって良い五行なのか、それとも悪い五行なのかという見極めも非常に重要です。確かに、「火」は彼の忌神である「金」を剋し弱めるという点では有用な働きをしますが、今回の例のように自身を助け強める五行を喜神とする場合には、彼にとって「火」は喜神とはなりません。つまり、炎のような強い火を形成している彼の姓名においても、先天的な凶暗示を強めるという悪い側面があるということです。彼のように「水」や「木」を喜神とする場合には、「水」はほとんどが凶数であり入れることが難しいため、極力「木」の五行を多く姓名に配することが重要です。

もし植松容疑者の名前が別の名前だったら、今回のような事件は起こしていない

 もし植松容疑者が『植松③⑫』のような姓名であったとしたら、まず今回のような犯行は犯していなかったと言えるでしょう。この姓名中には燃えあがりやすい火が一つしかなく、しかもそれは陰火であり、主運にはとても平静な心をもつ11数があります。また、前運・総運の土はとても穏和で情が深く、穏やかな気性を備えており、思慮深い人です。ですからもし植松容疑者がこのような姓名であった場合は、たとえ大運や流年運に至極悪い運勢が回ってきたとしても、今回のような「残虐な大量殺人」を行う発想はそもそも生じないはずなのです。  以上、少し長くなりましたが、是非ともこのような事例を踏まえた上、名付けの際には三才をよく整え、33などの強烈・苛烈な数を避けていただければ幸いです。

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