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ラーメン屋殺人事件 120kgの巨漢で踏みつぶす

 先月の27日、東京のとあるラーメン屋に居合わせた男2人が座席をめぐって口論となり、1人が死亡する事件が起こりました。ある週刊誌の報道では、120kgの巨漢である今西伸一郎容疑者(37)が右隣の席に足をかけていたところ、後からその隣に座った北島久生さん(49)が今西容疑者が足をかけていた席に荷物を置いて引っ張ったことから口論となり、怒り狂った今西容疑者が北島さんの襟首を掴んで後ろへ引き倒し、何度も顔や腹を踏みつけて殺したとのことです。そして今西容疑者は「相手は死ぬ。どうせ刑務所に行くから、最後の晩餐だ」などといって警察が来るまでの間ラーメンを食べていたそうです。極めて短絡的かつ無慈悲な事件に怒りを覚えた方も多いでしょう。  さて、どうして今回この事件を取りあげたかというと、2人の名前がこの事件をよく物語っていると思ったからです。まず今西容疑者の名前に注目して下さい。主運に13の数があります。この数を主運にもつ人は往々にして短気なのですが、それに加え天格に水があるため、あたかも炎が水に煽られるように衝動的になりやすい非常に気の短い人物だということが分かります。また外運にも19の水がありますが、これも短気な数で、しかも主運の火を煽ります。さらに今度は天格の水と主運の火の関係を対人関係に喩えてみます。主運の火は今西容疑者自身、天運の水は彼より年上の人間となり、この事件では北島さんです。水は火よりも強いですから、これを見るに、おそらく初めに挑発をしかけてきたのは北島さんのほうではないかと私は推察します。  そして今度は北島さんの名前を見てください。同じく主運に13があり、こちらも短気な人です。しかし今西容疑者のように天にも地にも水がありませんので、今西容疑者ほど短気ではありません。総格の23画は強い気概をもつ頭領運ですから、勝ち気な人物であるということも分かります。しかし注目すべきはやはり三才の配置、特に主運の火と地格の金の関係です。火は金を剋します。これを人間関係に喩えますと、主運の火は北島さん、地運の金は彼より年下の人間ですから、今西容疑者ということになります。どうですか、面白いですね。やはりここからも分かるように、おそらく座席に足をかけていた今西容疑者にイラついた北島さんが、挑発的に荷物を置いて引っ張った、すると極めて短気な今西容疑者がなめられたと思って衝動的に蹴り殺した、ということではないかと思います。北島さんも今西容疑者がそこまで怒るとは思っていなかったでしょう。不運かつ不幸な事件です。  このように、三才の配置を通して見れば人間の色々な部分が見えてきます。逆に言えば、三才の配置を見ない姓名判断というものは、非常に浅薄なものだということが言えるでしょう。この記事を読んでいる皆さんはそのことがよく分かると思います。この事件にしても、三才の配置を見なければ、「北島さんは名前がそれほど悪くないようにどうして殺されたんだろう?」というような意見が出ると思います。北島さんの三才の説明欄には「内外において対立・不和の暗示なり。」とはっきりと書いてあります。  もうひとつ、姓名から見る対人関係を少し説明しておきたいと思います。よく浅はかな姓名判断では、「外格は対人運」といとも簡単に言っていますが、これは間違いです。本当は対人関係・対人運は外格を含む姓名全体から見るというのが正しいのですが、実は人間関係が最もよく分かるのが三才の配置なのです。おおまかに言えば、天格と人格が水と火など相剋の関係であれば年上の人間との関係が悪いもしくは悪くなりやすく、人格と地格が相剋の関係であると年下の人間との関係が悪くなりやすく、時に対立・不和をもたらすことが往々にしてあるということです。もちろんそれらの強弱はそれぞれの五行の種類によってまちまちですが、詳しいことはここでは省きます。  このようなことを少し知っておくだけでも、人の名前を見た時に、「この人は一見幸せそうだが実は家族関係がよくない」とか、「あの人は見た目には恐そうだが実は小心者だ」とかいうことがすぐに分かってくるのです。  最後に、今西容疑者と非常によく似た名前の著名人を思いだしたのでここに記載しておきます。元自民党衆議院議員で「政界の暴れん坊」の異名をもつハマコーこと浜田幸一氏です。今西容疑者と水の位置は違いますが、とてもよく似ていることがお分かりでしょう。またその異名からも分かるとおり、非常に短気な人物でもありました。

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