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市川猿之助さん心中騒動!三才における没落暗示と位相急低下について

自殺・無理心中2023-05-21

 歌舞伎俳優市川猿之助(47)が両親とともに自宅で倒れ、両親が亡くなったことについて、猿之助が「死んで生まれ変わろうと家族で話し、両親が睡眠薬を飲んだ」と話していることが20日、分かった。

引用【市川猿之助「死んで生まれ変わろうと」両親と話し合いと説明 老老介護状態だったことも明らかに(日刊スポーツ)】

解説

先日、市川猿之助さんが死亡した両親とともに自宅で倒れていた事件が世間を大きく賑わせました。そこで今回は市川猿之助さんの姓名と芸名について、その気質や運勢を読んでみたいと思います。

成功運の強い芸名【市川猿之助】

まずは現在の芸名から。猿之助さんは、2012年6月に『新橋演舞場・初代市川猿翁・三代市川段四郎50回忌追善興行において四代目市川猿之助を襲名。渋谷ヒカリエ公式オープニングイベントとして「亀治郎大博覧会」を開催(4月28日 - 5月9日)。(ウィキペディア)』しました。

【市川猿之助】の姓名構造は以下です。

市川猿之助
天格・8数・陰金
人格・17数・陽金
地格・25数・陽土
外格・16数・陰土
総格・33・陽火
三才【金・金・土】

その姓名構造は四大運に吉数を有し三才も比和相生の配置です。このため大変成功運の強い姓名構造なのですが、さらに五格構造も猿之助さんの喜神ばかりという構成のため、【市川猿之助】に襲名後は速やかに、しかも大きく成功していく暗示が見て取れます。

※ちなみに猿之助さんの先天運については近日四柱推命旺のほうで解説致しますが、まずは喜神が土・金・水、忌神が木・火と覚えておいてください。上記姓名五格の構成は、総格数以外は喜神が並んでいます。

そしてその姓名暗示を辿るように、猿之助さんはこの芸名を襲名後すぐに新作へ没頭することになり、『実際、猿之助はスーパー歌舞伎をさらに昇華させ、大人気コミックを基にして2015年に『ワンピース』を初演し好評を博した。2024年にはこちらも人気コミックの『鬼滅の刃』の歌舞伎上演を控えている。(週刊ポスト)』など漸次成功を収めていることが分かります。

それも当然で、姓名はその者の気質と運気を一変させるためです。特に歌舞伎役者における芸名は周囲からの認識が大きく変化するため、深く意識へと浸透することになり、その変化も早いものです。

その気質は人格に17数・陽金を有し、積極性と強い意志を備えた剛健なタイプです。特に人格・金の場合、地格に土を有する時は胆力・気力が充溢することになるため、新しい事への挑戦にも怯まなくなります。また、天格と人格に金が重なるため、非常に自我が強く、周囲の反対を押しのけててでも自分の意志や信念を貫くタフさをもっています。

また総格には勇猛果敢にして熱誠の強い頭領運・33数・陽火をもっています。このためその気質・勢いは大変強く、周囲を圧するような剛強さがあります。

このように芸名【市川猿之助】は成功運の強い姓名ではあるのですが、マイナス点もあります。それは三才の【金・金・土】という配置にあらわれており、その暗示は『発展力大なるも自我心強く豪気なため争い・不和の恐れあり遭難の意を含む。また不測の事態による没落の暗示あり』というものです。

なぜかと言うと、これは剛健・剛強な金が重なることによって、元々の自我の強さがさらに強くなり、やや暴力的・支配的となる傾向があるためです。このような強さが制御できなくなる時、周囲の者に暴力あるいはハラスメントを行い、対立や不和を引き起こし、これによって批判や没落を経験することになるという暗示があるのです。

また金が強い人は性欲も大変強い人が多く、男性の場合はこれが抑えられなくなることが多いようです(金が強い人はややサディスティックな傾向があり、この点にも注意を要す)。さらに33数の暗示にも、『ただし短気で性急な者、独裁的に権勢を振るう者などあり、果断に過ぎ強行にはしれば思わぬ大難を呼びます』とあり、注意。

そして実際に、この騒動の前に猿之助さんに対してハラスメントの報道があったことは周知の通りです。報じられている内容は主に、女性への性的加害・弟子へのパワハラなど。似た姓名構造をもつ有名人に芸人の島田紳助さんがいますが、紳助さんも暴力やハラスメントが報じられた過去があります。

さらに、天格は父親を象徴することから、金(天格)・金(人格)の構成は父親との衝突を暗示することがあります。これは比和関係のため、元々理解はあるのですが、どちらも自我が強いため、お互いに譲ることができず次第に険悪な関係になり、最後は派手な喧嘩となることがよくあります。

ちなみに猿之助さんの父親である【市川段四郎(芸名)】の三才は【金・木・金】であり子(地格)に剋されているため、険悪となりやすい暗示があらわれています。しかし、本名における相性関係は良いようです(木の比和関係にして互いに理解あり)。

先天運とのバランスに注意!本名の【喜熨斗孝彦】

ここからは先天運との関係が重要となるため手短に解説致します。芸名の構造が良いのになぜこんなことに?と思われるかもしれませんが、実は猿之助さんの運勢は最近、大運・年運の関係で急低下していました(市川段四郎さんの位相も低下)。

位相が急低下すると、姓名構造の悪い部分がよく出てくるのです。

本名の姓名構造を見てみましょう。

喜熨斗孝彦
天格・31数・陽木
人格・11数・陽木
地格・16数・陰土
外格・36数・陰土
総格・47・陽金
三才【木・木・土】

こちらの姓名構造も、姓名学的には吉名の部類に入るものですが(おそらく姓名判断を用いたのでしょう)、天格と人格に猿之助さんの忌神である木が重なっていることに注目です。

そしてこの木は、猿之助さんの喜神である土を剋しているのです。二格における木の力量は、およそ数値にして10ほどありますが、現在の猿之助さんの五行エネルギーは木と火に大きくバランスが偏っているため、凶暗示となります。

位相低下の実態など、詳しくは四柱推命旺の方でお話致しますが、印(木)の大過はよく自殺を引き起こすことで知られています。また印の大過は『悩み』となりますので、猿之助さんが何らかの悩みを抱えていたことも分かります(印は母親ですから、母親も関係している可能性があります)。

なお報道では、『母延子さんが世話をする、いわゆる「老々介護」の状態が長期間に及んでいた。猿之助も高齢の両親を支えながら澤瀉屋のトップとして多忙を極め、正常な判断ができなかった可能性も指摘されている。』とありますので、このことが市川さんをひどく悩ませていた可能性もあります。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

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